うんたま森のキジムナー

グアバ

甘い物が豊富にあり、わずかなお小遣いでスナック菓子や
甘菓子が買える。甘い物を求めて、サトウキビをかじるなんて
ことをする子供はいない。
サトウキビもそれほど甘い物ではない。

グアバがたくさん実をつけていた。
けっこう人が通るところなのに誰も気づかないのか
取る人もいない。グアバ(フトモモ科)は、バンジローと言う。
熱帯、亜熱帯で栽培されているが、生命力が強い植物なので
場所を選ばず自生しているものも多い。
果実はビタミンCに冨み、葉は乾燥させて健康茶として
昔は飲まれていたそうだ。

空港や土産屋でグアバ茶が売られている。
果実の形や肌がザクロに似ていることから、奄美大島では
「バンザクロ」と呼ぶそうだ。
この島に来た頃は島の友達から自生している場所をよく
教えてもらった。「子供の頃は、取り合いだったさぁ」と
言いながら、その実をかじる。
渋柿をかじっているような感じで少し甘味がある。
いい香りがするのでガブッとかじったが、
最初はベッと吐き出してしまった。

島の友達は「昔はもっと甘く感じたもんだけどなぁ~」と
たくさんの思い出を話す。
ジューサーに入れて甘味を足してあるのがグアバジュース。
オバァもよく作ってくれたが、今では、ほとんど自生のものを
取るひとはいないようだ。


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