うんたま森のキジムナー

うりずん

「うりずん」とは、旧暦の2月~3月の頃を指す言葉で
現在の暦では2月下旬から4月にあたる。
沖縄の古語で、とりわけ美しい季節感を
持つ言葉としては、
「わかなつ」「うりずん」だろう。

「うりずん」「わかなつ」とは、
沖縄の短い冬から長い盛夏に
移り変わっていく季節である。

北東の季節風に吹きさらされ、疲れたままの姿で
冬を越してきた野山の草木は
2月下旬の雨水の頃からは、寒気の吹きだしの
合間を縫って吹く南風で、一気に新芽を吹きだす。

とくにフクギやヤラブの若芽は適度な湿りと温かい
南風に育まれ、柔らかく鮮やかな緑となる。
原生林の中もざわざわと名前も知らない
草木から新芽が出ている。

「うりずん」とは、このように木々ばかりでなく、
万物がうるおい発展していく季節である。
「わかなつ」には、うりずんに芽吹いた草木が
グングン緑を濃くし、すべてのものの体内には、
やがてやって来る台風にも耐える力をため込む
時期なのかもしれない。

夏にむかっているということが気持ちを
ウキウキさせてくれるのだ。



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コメント一覧

きじむな
博物館大好きです。
忙しくなってきました。
昨日は、日中の気温が29度ありました。
夏ですね。!(^^)!
ダイバー
今日の東京、お天気は少し荒れ模様でしたが、明日は一転、今年初めての夏日となる予報です☺ 全国的に感染者は増加傾向ですが、今週はいよいよ四月、こちらも春本番です🎵 ところで国立歴史民俗博物館ってご存知ですか? 江戸時代の佐倉城之内にありますので妻と二人で四季折々に散歩に行きましたが、今、「海の琉球王国、八重山、宮古島、奄美諸島」と題して、企画展が開催されています❤ 歴史好きな私としては是非、行ってみたいと思っています✴
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