うんたま森のキジムナー

寒さに嫌気がさしたのか、
「沖縄は、いつまで冬ですか?」と聞かれることが多い。
年間平均気温が20℃以上ある亜熱帯気候の沖縄では、
季節感が乏しく、いつから冬で、
いつまで冬なのか?
そもそも本土感覚の冬はあるのかさえわからない。

二十四節気の「小寒」旧暦12月1日(新暦1月6日)から
「大寒」が終わるまで、つまり「立春」
旧正月今年は新暦の2月5日までを昔の人は「寒の入り」
といい一年でもっとも寒くなる期間。
ここ沖縄でもこの期間がもっとも寒い期間となる。

本土のように厳しい寒さではなく観光客の姿をみれば、
寒い日でもTシャツをきて夏服で歩いているのを
見かける。

沖縄では、ほとんどの家に本土で使うような暖房器具は
おいていない。那覇の街でみぞれが観測されるくらい
寒い日もあるが年に数回10℃を下回る日がある。
いつこの寒さが終わるのか?
靴下をはくような寒い日にオバァに聞いたことがある。

するとオバァは「もうすぐさぁ、16日が過ぎれば、
寒い日はこなくなるさぁ」と
毎年、寒い朝に言っていた。その言葉を聞くだけで、少し
寒さが和らいだような気がしたものだ。

寒の入りが終わる旧正月がきても、寒い日がぶり返す
ことがある。16日とは旧暦の1月16日のことで沖縄では
グソーの正月と言われる日。
今年は2月20日が16日にあたる。
寒い日もそこまでということ。

どうやら今年の沖縄地方は暖冬になるようだ。
年明け早々から本土では聞きなれない
「温暖警報」が出されていた。
春はもうすぐ、目の前まできている。


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コメント一覧

ダイバー
今日の東京は良く晴れて、風も弱く暖かく感じた一日でした。庭の赤い椿は花びらを散らし始め、代わりに白い椿の蕾が膨らんできています。梅の古木にも淡い色の蕾が着き始め、塀際の水仙も一輪、二輪と遠慮がちに花を着けています。昨年暮れにアプローチに植えた色とりどりの「ビオラ」は朝の寒さに耐えながら、春の訪れを待ち望んでいる様です。
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