ここ数週間、海外の友人が連続して日本へ来て会う事が続いた。
一人は、チベット人、
一人は、台湾人、
一人は、中国人だ。
チベット人と台湾人は俺と同業、中国人は違う仕事をしている。
年齢は30代前半から45歳まで、未婚、既婚と様々だ。
仕事の話や、生活、お金、家族など、まぁ、色々と話したのだが、
当たり前だが、みんな、それぞれの生活がある。
そして、それぞれの夢や悩みがあるわけで。
チベットや中国、もちろんそれ以外の国、欧米や南米、
中東や東南アジアなど、全ての国に共通する事だろうが、
それぞれの国を旅すると、短期の旅であれば
表面的にはその国を知る事はできるだろう。
だが、もっと深く知るには、時間が必要だと思う。
かなり以前、そう、もう何年も前の事になるが、
初めてインドへ旅した時、こりゃ、とんでもねー面白い国だ、と感じた。
インドの人々はパワフルで、
良くも悪くも、
日本人とはかけ離れた価値観を持っていて、
全然、違う人種、違う人間のようにも思えた。
初めはね。
だが、それから何年かが経ち、
何度もインドへ訪れる内に仲の良い友達もでき、
彼と何週間か一緒に同じ部屋で生活した事すらある。
その過程で、様々な事を僕らは話し合った。
そして、僕は「理解する」のである。
彼も、色々な悩み、家族や将来、お金や仕事など、
色々な問題を抱えている一人の同じ人間なのである。
まぁ、今さら言う迄もない、当たり前の事だけど、
その事を改めて深く感じるようになった。
で、
僕は今、思うのだ。
海外への短期の旅は、
「一過性の事象」である。
短期の旅で初めての国は楽しいし、
全てが新鮮に感じる事も多いだろう。
だが、より時間をかけてそれぞれの国を知ったり、
一旦、そこに住み、定住し、
生活のベースをそれぞれの国に置くと、
短期の旅とは、また異なる見え方がしてくると思うのだ。
今、僕は短期の旅しかしていない(昔8年間海外に住んだ事や長期の旅は除き)ので、
その国々に住む友達を通して、
それらの人生事情を知っているだけだ。
しかし、
それぞれの人生の悩み、夢など
その表面的な情報だけど、
そこから、一過性の旅とはまた違う事柄が垣間見えたりする。
もし、僕が旅ではなく、
何処かの国へ定住したりでもすれば、
日常から離れた旅の楽しみから
それらの事柄が僕自身にも起こってくるであろう。
いや、すでにそれらは海外に居たとしても
僕の心に起き始めている。
つまり、生きる場所を移したとしても、
それら日常の悩みが付きまとうのである。
で、何が言いたいかってゆーと、
何処に居ても、自分の考え方次第なのだと思うのだ。
【幸せを感じる力】
それが、一番、重要なのかもしれない。
あ、ヤベ。
自己啓発的なサムイ言葉を言っちゃったが、
まぁ、これ、重要やね。
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