映画好きの西島さんが何かで奨めていた気がして、
以前WOWOWで放映していたのを録画した分を、やっと観る事ができました。
ハンガリーの監督の作品。舞台は強風と土埃吹き荒ぶ荒野の一軒家。
馬と年老いた父と若い娘の6日間。
貧しいながらも営まれていた日常は、同じような日々の繰り返しのようで
少しずつ変化していく。
貧しいところから更に必要な何かが削がれて失われていく閉塞感。
最初の15分で飽きる人と、最後まで見終えて重い何かを飲み込む人に
別れそうです。
映画館で観たかったな。
こう、家族連れや友達同士、カップル向けのデートやレジャーの一環に組み込まれる賑やかで明るい映画館も
勿論必要なんですが、
狭くて座席が少し固くても、黙って映画の世界に浸れる映画館も
残してほしいのです。
並木座閉館の前に『砂の器』と『隠し砦の三悪人』が上映していて、
映画館で観られたのは貴重な思い出です。
東中野で観たヘルツォーク特集、蒲田で観た乱歩特集。
寺山特集はユーロスペースだったかな?
フリークスは池袋で観たような。どこの映画館だったろう。
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