今が一番

今日も心元気に

顔面神経麻痺、前回の続き

2019-02-04 15:39:53 | 日記

絵と文は関連がありません。
パース(完成予想図)作成の仕事をしていた時のものです。

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前回からの続き

そしてある日、水を飲むと口から水がこぼれ、通っていた耳鼻科に行くと、それは大変と言う事で、大学病院への紹介状をすぐ書いてくれて、あれよ、あれよというまに次の週には手術となった。

普通は「真珠腫性中耳炎」は、それ程難儀な手術ではないらしいのだが、長年の慢性中耳炎の炎症が奥へ奥へと進んでいたらしい。
顔面神経に絡まっていた炎症を医者が見つけてくれて、それを除くのに予想外の時間がかかったのと大変難儀な手術だったという事を後で聞いて驚いたのなんの。なんせ手術前に動いていた顔が右半分動かなくなっていたのだから…

母が他界していたので、7歳上の姉が付き添ってくれた。医者の説明等聞いて本人より姉の方がショックを受けていたようだ。

姉にはお世話になった。三人の姉には今もお世話になりっぱなしで感謝しかない。

エピソードとして、7歳上の姉は、病院の先入観で「お母さんですか?」と言われて気分を害していたらしい。30代半ばだったのにね(・・;)いくらなんでもだよね?
今でも話題になって笑っている。

「神経は絶対切っていない」と、執刀医は言っていた。
相当傷がついたのかそれ以来、右半分の顔面は麻痺が残っている。
今は7割位、動くし、涙も出るし、瞬きも出来るし、たいして不便でもない。

女優でなくて良かった~(笑)

聴力も片方は2割位になった。でも2割残っている。
便利な時もある。寝る時、聞こえる方を下にして寝ると騒音が聞こえなくて静かなこと。友達曰く「老人力だね」って、ホントにそうだわ。
不便なのは、騒がしい所で聞こえない方の耳で隣の人と話をする時、位かな?

当時お世話になった担当の耳鼻科の先生には、それ以来お目にかかっていなくてお礼にも伺わず失礼している。
大きな耳鼻咽喉科病院の院長か理事長になられて、その病院の前を通る度にご挨拶にと思いつつ寄りそびれて現在に至っている。

前回のNHKの朝の連ドラ「半分青い」は、聞こえない方の耳を強調している感じだったが、半分聞こえると実際にはそれ程困らない気がする。
実際に聞こえない方々とは違うかも知れないので、あくまでもこれは自分だけの見解である。

入院中、治療の過程で両方全く聞こえなくなった事がある。無音の世界。恐ろしかった。

生きている今が一番。ありがとう。
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