今週のトラバのお題から「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ 消えかつ結びて、久しく 止 とゞ まる事なし。」
方丈記(鴨長明著)の有名な書き出しや、[生々流転]-この四文字語は
さだまさしのレコード(まだCDはなかったと記憶していますが)で
オリジナル映画主題歌とその歌詞の一部が思い浮かんだのは「ことしの漢字一字は?」
や「2009年ことしの10大ニュースは?」マスコミや他のメディアで急き立てるように
発表する時期がやってきたんだなぁ。と思い至った所為だからです。
仏教思想の根幹のひとつと考えられる無常観を、冒頭で説かれるインテリ知識人の
鴨長明さん(無論、鬼籍に入っていらっしゃる)やさだまさしさん、あなたがた御2人の
重大二ユースは?と問いかけても、栓無きことでしょうか。
翻って私の重大ニュースです。前出の方丈記のエッセイにあるように
或いは、さだまさしの歌詞のように「生きとし生けるものは進化へ、はたまた消滅
へと際限なく流転してゆく」ということを還暦の今年
ゆくりなくも知らされたことです。
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