私の自己実現日記

日常生活にかかわる些細な望みごとや

こうあってほしいという願いごと

についてのささやかな考察です。

サザエさんの4コマ漫画ですよね

2005年11月02日 23時17分36秒 | 
「サザエさん」の文庫となるとそれほどの値段がついているとは……
そちらの方面はよく知らないので驚きました。
「サザエさん」「いじわるばあさん」ともにTV放映されていますよね。
「サザエさん」に至っては、いまもってギネス級の長寿番組ですし、呼応して4コマ漫画
つまり原作が高値で推移しているというのも頷けますね。
 
原作とそのTV放映ということなら、きのう(11月1日)日本テレビで
ゴールデンタイム(夜9時)から野坂昭如作“火垂るの墓”を放送していました。
 この“火垂るの墓”と伊藤左千夫作“野菊の墓”は
双璧をなす、泣かせ小説だとつねづね思っている私は
主人公のおばさん役を演じる
松嶋奈々子(私はこの人の熱烈な親衛隊のひとりを自認しています)見たさに
TVの前に陣取ったものの、どうも読んだ原作のストーリーとTVのほうのそれが違うことにある違和感を覚えたしだいです。
小説のほうは主人公の中学生の視点で展開するのに
なんと、おばさん(言っておきますが、若くやはり美しい!)の松嶋奈々子がストーリーテラーとして回想する
つまり視点が変わっているわけです。

 「観てから読むか」「読んでから観るか」というキャッチコピーがある映画の
宣伝で流行ったのも、もうかなり以前のことですね。 
 放映上の時間的な制約もあるし、あるいは切口を変えてON AIRしたのだ、といわれれば
それまでですが、原作を読んだ者でミスマッチなのではという感を抱いたのは
私ひとりだけだったとは思えないのです。
 
 ただ、主人公の幼い妹、節子の使う関西弁(とくに神戸弁)が実に耳によい響きで
おそらくこの子役タレントさんは私と同じ近畿圏に住む、関西生まれ、関西育ちなのでしょう。
天真爛漫さ、いたいけなさ、健気さ、が胸を衝きました。こちらのほうは原作に忠実そのものでそれゆえに
全編を通じて戦争の悲惨を訴えたのがこの作品であることにはなんら異存ありませんけれども
原作とTV版の差異に思ったことを記しただけです。

     Byきーヤン(H17/11/02/23:49追記)


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