㈱日商の建築かわら版

屋根に関すること、建築に関すること、雑記などなど。

特別養護老人ホーム唐松荘

2006-05-31 | ヤネフキ名人使用物件
とにかくスケールの大きい瓦屋根でした。
なにせ屋根面積9,000㎡近くの物件ですので
こう写真で見ても壮大な感じです。

岡山県新見市に聳え立つこの施設。
我が社のヤネフキ名人を使用して頂いております。
屋根施工の富士イラカ様には大変お世話になりました。
特にR型(扇型)の屋根(写真右上)は試行錯誤で
瓦1列のJFルーフ(普通4×4枚版)を提案致しました。

この屋根外断熱工法にて施設内の方々が少しでも
快適に過ごして頂けることを願っております。

NPO法人ルーフ21宮野ゼミ

2006-05-20 | 雑記
5月17日東京の建築会館で開かれた
NPO法人ルーフ21宮野ゼミに参加してきました。

これには全国から屋根業者が参加しており、
今回は各社に今まで寄せられた屋根工事に関する
クレームについて発表しその原因及び解決法について
宮野秋彦先生を中心に解説して頂くということでした。

特に風害と結露が多かったです。
風に対しては平成13年施工指針(ガイドライン)が
まとめられて一定の対策は採られるようになりました。
しかしながら結露に対しては様々な解決法が提案されて
おりますが、全ての結露を解決できるというものはありません。
(屋根の範疇だけでは解決できません)

今回いろいろと参考になりました。
今後これを活かしていきたいと考えています。

出西窯

2006-05-09 | 島根県のちょっとイイところ
5月3日の話ですが、斐川町に 出西窯(しゅっさいがま)
という有名な窯元があり、そこの作品を展示即売している
無自性館で『柳宗理暮らしのためのデザイン展』
なるものが催され(5月7日で終了)見に行ってきました。

2階に柳宗理ディレクションのものが展示されていて
ショップなんかでも今まで見てきましたが
無自性館の2階でずらりと並べられると改めて興味が沸いてきました。

とりあえず一目惚れした飯茶碗と角皿を購入してしまいました。

出西窯と柳宗理との繋がりはというと
出西窯を開いた当時陶芸に無縁の若者たちが
柳宗理の父、宗悦の著書「私の念願」で民藝運動に共鳴。
宗悦が昭和26年にここを訪れています。
そして昭和37年、宗悦が亡くなった次の年に宗理が
宗悦の骨壷を焼いてもらいにきたことから始まっています。

ギャラリートークでは出西窯現相談役多々納弘光氏と
理事の井上 一氏が当時のことを振り返り
柳宗理のおおらかな人間性と物づくりに対する
妥協なき姿勢についてのお話しを聞かせてもらいました。
とにかく首を縦に振らなかったそうですが
納得いく形が完成した時は涙を流して礼を言ったそうです。

それと柳宗理の理念の中で
「ユーザビリティ=ビューティー」があり、
用い易さを追求していけばそれが即ち美しくなっていく。
う~ん、良い言葉ですね。

それを使う私たちが手に取ったとき、また使うときに
やはりその温かさが伝わってきます。

ついつい時間掛けるのやめよう・・・となりがちな
今日この頃ですが、拘るところに時間を掛けることは
長い目で見れば大切なことなんだと思いました。

いやはや良い空間で良い話を聞いて。。

とにかく良い時間を過ごせましたー!

出西窯HP
http://www.shussai.jp/home.htm

花ふれあい公園しまね花の郷

2006-05-08 | 島根県のちょっとイイところ
西出雲駅の南の方にある
『花ふれあい公園しまね花の郷』


なかなか広くてのんびりできるところですよ。
入場料金も大人200円とリーズナブル!

ここで注目したいのは
花壇の仕切りに和瓦が使われているということです。
今業界では屋根以外での瓦の利用方法や
(これはグラントワで壁に瓦を使われたりしてます)
廃瓦の有効利用が模索されております。

もちろんガーデニングに瓦を使うということは
目新しいことではありませんが
このような施設でやってもらうことは
業界以外の方にもよいPRになるのではないかと思います。