㈱日商の建築かわら版

屋根に関すること、建築に関すること、雑記などなど。

島根県立古代出雲歴史博物館現場見学会

2005-11-28 | 島根県のちょっとイイところ
建築士会大田支部さんよりご案内を頂き、
昨日行って参りました。


見学会は約1時間半で設計に当たっておられる
槇総合計画事務所さんの説明で館内を回りました。

まず模型を前に建物外観と背後の山との景観的連続性や
施設全体の配置計画等を伺いました。
それだけでもすごそうな施設になりそうだと期待が募りました。

そして収蔵室へ移り、収蔵品を保管するための
工夫を知らされました。
キーワードは“調湿”です!
内装材に調湿材を配し、回りを2重構造にして防水の徹底と
換気により温度変化のもたらす劣化の軽減が図ってあるなどなど。。
また、扉は2時間耐火の分厚いものでした。

その後展示室やロビーなども回らせて頂きました。
エントランスホールのガラスのカーテンウォールは
開放的な空間を演出していました。
そこに設置された銅鐸を模したテラゾを使った絵は印象的でした。
外構工事が進んでいけばどんどん良い空間になりそうです。

講義室などもありますので展示を見た後講演会で
見識を深めるような企画も期待できそうです。

開館は平成19年3月の予定。。
待ち遠しいですね。

by KH



紅葉

2005-11-23 | 島根県のちょっとイイところ
だいぶ寒くなってきましたが
島根県内まだまだ紅葉がよいところが
ありますね。

写真は安来の清水寺ですが、
紅葉と日本の古建築はよく合うなぁとつくづく思います。

自然素材で造られ、時とともに表情が
自然な変化を見せていくからでしょうか。。

四季を楽しむ日本の文化は世界に自慢できると思いますよ。

by KH



島根の“パルクグエル”

2005-11-18 | 島根県のちょっとイイところ
…とは言いすぎかもしれませんが。。
浜田の海洋館アクアス(中四国地方最大級の水族館)の
すぐ脇にある公園でなにやら楽しげなデザインの
トンネル遊具のモニュメントを見つけました。

これは津和野町にアトリエを持つ天津恵さんという
アーティストの作品ですが子供たちがはしゃいで
行ったり来たりしていました。

天津恵さんの作品は県内(特に西部)の到るところに
陶壁画などが設置されています。
(大田市立図書館や浜田の世界こども美術館など)
東京の渋谷駅にも設置されているらしいですよ。
今海外からも注目され「色の魔術師」と言われている
方らしいです。

この公園、遊具の反対側はアクアスの屋根、ハッシタワー、
海と眺めることの出来る非常に気持ちの良い公園でした。

ちなみに“パルクグエル”とはスペインにある
アントニ・ガウディがデザインした公園です。

by KH

島根県芸術文化センター『グラントワ』

2005-11-15 | 島根県のちょっとイイところ
今年10月8日にオープンしました
益田市にあるグラントワを見学してきました。


中に劇場や美術館、レストランなどを擁し
質の高い芸術文化の鑑賞機会を提供することを
目的とした大きな建物です。

設計は東京の内藤廣建築設計事務所。
なんと言っても屋根と外壁合わせて28万枚の
石州瓦を使用したという、
今瓦業界注目の建築物なのです。

駐車場からエントランスへ向かうまででもその
瓦の美しさと整然と並べられている様に圧倒されます。

真っ赤な自動ドアから中に入るとカップが無数に
ぶら下げられておりびっくり!
水場のある「きんさい広場」(中庭)をグルっと囲みこむように
回廊となっており、入口と反対側の通路には茶葉が
下げられておりまして、そのカップと茶葉でお茶が飲める
という仕掛けになっていました。

新建築10月号などに特集されていた写真なんかを見ていましたが
実際に劇場のホワイエを見てみると、
有機的に見える力強い造形を施したコンクリートの壁、
思っていたよりも大きかった照明。。
その迫力はケタ違いでした。

是非一度足を運んで観られることをオススメいたします。

ちなみに『グラントワ』とはフランス語で
大きい屋根という意味だそうです。

by KH

断熱材がネズミに…

2005-11-07 | ヤネフキ名人のこと
我が社で取り扱っております屋根の断熱材の
倉庫保管が分がネズミにやられました!


ご丁寧に穴を空けたところに草まで
持ってきてネグラにされておりました。。

逆に言えば断熱材の性能をネズミが
証明したとも言えなくもないですが、
う~ん対策を考えねば…!!

by KH