㈱日商の建築かわら版

屋根に関すること、建築に関すること、雑記などなど。

島根県庁及び周辺建築物フォーラム

2009-02-14 | 雑記
2月8日、島根県庁竣工50周年を記念して
『島根県庁舎及び周辺建築物フォーラム』が
島根県と島根県建築士会共催にて開催されました。

フォーラムは県庁6F講堂(初めて入りました)を会場に
コーディネーターの県建築士会専務理事・足立正智先生と
説明者として日本建築家協会中国支部副支部長の矢田和弘先生、
建築風土記研究会を主催しれおられる成相 脩先生の
軽快且つ奥深い(マニアック?)なトークで県庁舎について
理解と関心を深めることが出来ました!!

県庁舎は松江城のすぐ脇にありますが、シンプルかつ
存在感を持つ建物で、普段は営業で行きますので
ドキドキしながら入るのですが、今回はあらためて
その佇まいをじっくり観察し、素晴らしい建物だと思いました。

初代庁舎は明治7年に建築されました。
(それまでは松平直応邸を改造して使用されていたそうです)
現庁舎は5代目で安田 臣氏が建設省在職中に設計されたものです。

庁舎の周辺の県民会館、旧県立博物館、県立図書館、武道館、興雲閣、
ホテル白鳥などについても、それぞれ方の思い入れを交えながら
お話をされてました。(私のような素人にもわかるように
時々、足立先生からの解説も入りました。)

途中質疑応答では参加者の質問に元職員の方等参加者が応える
というような面白いものとなり、更に思い入れを感じる
エピソードを熱く語られるまで発展してました。

最後に矢田先生から県庁舎周辺に対して
都市公園と駐車場設置の提言的な部分もありました。
私個人的には航空写真を見ながら、正面からみると
存在感ある庁舎がもし屋上緑化によって、
例えばグーグルアースで見ると消えるみたいな・・
隣の松江城の周辺の緑と連続するような形になると
面白いのではないかと密かに思いながら聴いておりました。


フォーラム終了後は見学ツアーとして県庁舎の屋上や
県立図書館の収蔵庫(これらは普段は入れません)、
県立武道館(高校時代の剣道の試合以来久方ぶりに入りました・・)、
県民会館大ホールを回りました。

“モダニズム建築の宝庫”を存分に味わって帰りました

ありがとうございました。。



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