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ずんぐり兄弟 中学受験体験記

2007年、筑駒・開成中に合格した長男の開成ワクワク体験記と
2009年に本郷中に合格した次男の本郷ドキドキ奮闘記

本番前日

2009-02-01 | 受験本番~次男編~
他の塾でも同様かもしれませんが、
サピックスでは、1月31日に、先生から本人に激励の電話をくださいます。

ずんぐり兄の時には、21時くらいにお電話をいただいたので、
今年も夜寝る前くらいの時刻かな?と思っていたら、
16時くらいにお電話がありました。
電話がかかってくることを、
ずんぐり弟は知っているものとばかり思っていたら、
全然知らなかったそうで、とーってもビックリしていました。
でも、大好きなサピの先生に激励されて、
とっても嬉しそうでした。

当日の朝、試験会場の前に先生方がズラッと並んで握手してくださるのも、
本人にとってはすごく励みになるようです。
大手塾に通っていらっしゃらないお子さんや、
かえって緊張してしまうお子さんの保護者の方は、
「余計なプレッシャーがかかるのでやめてほしい」というお考えもあり、
それはそれでごもっとも、と思うのですが、
うちのずんぐり兄弟達にとっては、ありがたいセレモニーです。

さて、本番までの1週間のずんぐり弟の様子。
ときたま「チョー緊張する!」と叫びながらも、
なかなかの集中力でテキストに向かっていました。
難しいテキストや過去問は、1月校入試まで、
その後は、基礎的な問題や、これまでの見直しをする、と決めており、
ほぼその通りに実践できたと思います。
具体的には、算数は基礎力トレーニング、
国語は「でる順漢字」の間違えたもののやり直し、
社会は、過去問でつまづいたところを、
分野別に付箋で分けたミニノートにまとめてあったので、
それをパラパラと見直し、年号のおさらいをする、という内容です。

実はこれまで、「社会が不得意」と書いてきたのですが、
意外にも最後に一番時間をかけたのは理科でした。
社会については、公民分野が始まった頃から地道に努力を続け、
歴史・地理分野についても、得意科目とは決して言えないけれど、
人並みの点数を取れるようになってきていました。
長い記述の解答を書いたりするのはお手上げですが、
ずんぐり弟の志望校は、幸いそういった出題傾向ではなさそうですので、
夏頃のように「算数で稼いだ分以上に社会が足を引っ張る」状況ではなくなってきていました。
そして、秋くらいに気づいてみると、「理科の点が取れない!」
ずんぐり弟、「理科は好きだし得意」と公言していましたが、
実は、好きで得意なのは力学のみ。
生物や地学は相当怪しく、天体や化学も今ひとつ理解度が足りない状態でした。
その結果、力学分野が多く出題されるとけっこう点が取れますが、
他分野が多いと、国語や社会よりも悲惨な結果になってしまうのです。
本人もさすがにまずい、と思ったのか
冬休みくらいになって、以前のテキストを引っ張り出して、
復習をしている状況でした。

サピックスの最後の方の理科の授業で、
正月特訓でやった、基礎知識のプリント4回分がもう一度配られました。
本番直前の理科は、このプリントを中心に
基礎的な知識の確認作業をしていたようです。

甘えん坊のずんぐり弟の学習計画は、
これまで、かなりの割合で私が主導で立てていました。
正月特訓の頃からやっと、自分で考えて学習を進めるようになり、
他の受験生の皆さんから比べると、ずいぶん時間がかかってしまいましたが、
ずんぐり弟なりに成長したなぁ、と感じます。
1月に入ってから、私が口にする言葉は、
「基礎力・漢字・年号。あとは好きにやりなさい」

そして前日、ずんぐり弟が何をしていたかというと
・・・PSPを握り締めていました
いえ、決してゲームに熱中していたわけではないのです。
ゲーム好きのずんぐり弟ですが、
6年生の5月くらいからでしょうか、ゲーム断ちをしていました。
ここ数年、お誕生日プレゼントもサンタのプレゼントもゲームソフト、
お年玉の中から自由に使っていい5000円(残りは母が貯金)も、
すべてゲームソフトだった ずんぐり弟。
昨年は、父母から、祖父母から、サンタからのプレゼントもお年玉も
すべて「据え置き」をしていました。
そして、「受験が無事終わったら、どこの中学になっても、
入学祝をあげるね」と約束をしていたのが、PSP本体。

本番数日前になって初めて?ずんぐり弟の目の色が変わりました。
「俺、絶対に第一志望に合格する!
発表は2日だから、2日に帰ってきたら、PSPが家にないと困る!」
んだそうで・・・。
ずんぐり弟のほしい型・色がなかなかお店に並んでいないので、
ネットで購入することになりました。
注文してから何日くらいで届くかわからないので、
早めに注文してしまっておこう、と思っていたら、
それがナント1/31、ずんぐり弟在宅時に届いたわけです。
ずんぐり弟は、最初は大事そうに箱を抱えていましたが、
気づくと箱を明け、本体を出して、握り締めていました。
そしておもむろにまた箱に戻し、
それをリビングのテレビの上に乗せました。
今朝リビングを出る時、テレビの上のPSPに向かって一言。
「待ってろよーPSP!明日にはお前は俺の物だ!」
・・・どこで覚えるんだろう?そんな言い回し・・・

PSPが明日、ずんぐり弟の手中に入るのか、
明後日になるのか その翌日になるのか・・・
それは神のみぞ知る。です。
ずんぐり弟の体調は万全。
本人も私も、「この体調で、この気持ちで本番を迎えられてよかった」
と心から思える状況で、ずんぐり弟は戦場である校舎に入っていきました。

決戦は日曜日

2009-01-31 | 受験本番~次男編~
1月校2校の入試を終えて、
第一志望校がいよいよ明日に迫りました。

東京でも北の方に住んでいるずんぐり家。
ずんぐり弟は埼玉の学校を2校受けました。
このブログをお読みいただいている方の中には、
今年の受験生のご家族の方もいらっしゃると思いますので、
入試の結果については、ずんぐり弟の結果が出揃い、
少し気持ちの落ち着いた頃にまとめて(書ける範囲で)
書かせていただこうと思っています。

今日は入試当日の用意について書こうと思います。
持ち物のチェックとか、もし受験票を忘れたら、とか
塾からも細かく注意されますよね。
一年で一番寒い季節ですから、
皆さん着るものにもとても気を遣うのでは?

ずんぐり兄が四谷模試を受けた時の保護者説明会で
「試験会場は予想外に暑いこともあり、
脱ぎ着をして自分で調節できる服装がいいですよ」と言われました。
「特に男子は前開きで簡単に脱げるものが便利」とのこと。
男の子は面倒くさがりなので、「暑いなぁ」と思っても
トレーナーなどの かぶりの服だと、
そのまま真っ赤な顔で問題解いたりしてるんですよ、と。
なるほど~。
我が家はずんぐり兄弟だけあり、とても暑がりです。
そして二人とも面倒くさがり屋。
うちの息子達の話を聞いているようでした。

ずんぐり弟の日常は真冬でも半袖半ズボン。
真冬は薄手のジャンパーを(私が頼むので)着て登校しますが、
帰りにはランドセルの中にまるめて帰宅します。
1月校受験の時だけは(私が頼むので)
1着しか持っていない長ズボンをはいて出かけました。
上は、半袖Tシャツ(肌着はナシ)、薄~いフリースのブルゾン、
少し厚手のジャンパー、の3枚です。
電車の中や、駅から学校まで歩く間は、
「暑い、脱ぎたい」とブーブー文句を言っていました。
私としては、教室に入ったら厚手のジャンパーを脱いで、
試験中に暑いようなら薄いフリースも脱いで・・・
なんて考えていたのですが、
試験を終えて出てきたずんぐり弟に聞いたところ、
「教室に入ったらすぐ半袖になった。
教室は暖かかったからちょうどよかった。」そうです。
たまたま同じ学校を受験したスリムなお友達は、
長袖2枚を重ね着していましたが、「教室寒かった」と言ってました・・・。
温度の感じ方は個人差が大きいですよね。
自分で調節できるように用意はしておいて、
いつも通りがいい、ってことかな。

今日の東京は朝から大荒れの天気でしたが、
明日はお天気大丈夫そうですね!
でも気温はけっこう低そうです。
暖かくして出かけましょう。
都内の男子校で、半袖で試験を受けているずんぐりした子がいたら、
それが ずんぐり弟かもしれません。

頑張ってきたずんぐり弟、そして頑張ってきたみんなが、
実力を発揮できますように!