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ずんぐり兄弟 中学受験体験記

2007年、筑駒・開成中に合格した長男の開成ワクワク体験記と
2009年に本郷中に合格した次男の本郷ドキドキ奮闘記

お昼事情

2009-09-25 | 本郷の生活
開成にも本郷にも全幅の信頼をもっているずんぐり母ですが、
もしもずんぐり兄が本郷に、ずんぐり弟が開成に通っていたとしたら
2人ともうまくいかなかったような気がします。
兄弟それぞれの個性に合った学校にご縁があって
本当に良かったと感じています。

が、ずんぐり兄弟の学習に対する姿勢に対しては、
全幅どころか全く信頼できません!
それぞれの学校が用意してくれているメニューや
課せられたものを普通にこなせば、それなりの学力は身につくはず。
でも、ずんぐり兄弟は全然こなさない!
当然のことながら2人とも成績はとても悪く
「高校に入れてもらえるかしら?」と心配になってしまいます。

でも中学生になっても、しっかり勉強してるか毎日チェックされるのは
子供もイヤでしょうけれどずんぐり母もしたくありません。
結果、「自学自習の習慣づけ」という言い訳のもと
ずんぐり兄弟の学習面については、ほぼ放置しているずんぐり母です。
そのため、それぞれの学校での学習について詳細を把握しておらず、
あまり詳しくご紹介することができません。

そこで今日は、ずんぐり兄弟のお昼事情についてのご紹介です。
学校案内にも書いてあるように、本郷も開成も生徒食堂があります。
が、スペースはそう広くなく、
平日昼は高校生のみが利用できることになっています。
両校とも、中学生は土曜日や、
平日放課後、部活の前に小腹が減った時に利用しているそうです。

では、食堂を利用しない高校生や中学生はお昼どうしているか?
まずは本郷。
高校生もお弁当持参がけっこういるみたいで、中学生は大半がお弁当です。
お弁当を持ってこない本郷生は、
中には朝登校時に買って持参する生徒もいるようですが、
学校に売りにくるパン屋さんのパンを買っているそうです。
これがなかなか美味しくて、ずんぐり弟も週に1日、多い週は3日も
「明日はお弁当いらない。パン買うからお金ちょうだい」と言います。
一度ずんぐり弟がお気に入りのアンドーナツを1つ余計に買ってきてくれて、
ずんぐり母もご相伴に預かりました。
何の飾り気もない透明なビニール袋入りですが、お味は美味しかったです。
安いし、種類もかなり多くて、なかなか人気があるらしいです。
大人気の種類は早くに売り切れてしまうようですが、
入学したての中学生が行動遅くて出遅れても、
全品売り切れでお昼にありつけないようなことはありません。
本郷の場合、校内から外に買いに出てはいけないのですが、
美味しいパン屋さんが来てくれるので、
母の体調が悪かったり寝坊しちゃった時も安心です。
最近、ずんぐり弟の好物「フレンチトースト」が
新メニューとして登場したそうで、ずんぐり弟はゴキゲンです。

開成のお昼事情は選択肢がいろいろあります。
食堂の利用できない平日の中学生のために、
朝お弁当の注文をすることができます。
昼休みに食堂に受け取りに行き、自教室で食べるそうです。
面倒臭がり屋のずんぐり兄は「食堂まで取りに行くのが面倒」と言って、
一度も利用したことがありませんが、
毎日のように利用している生徒もいるようです。
食堂とは別に、パン屋さんも来てくれます。
開成に来てくれるパン屋さんも、美味しく、品数も多く、生徒達にも人気です。
(文化祭の時にも出店しています。)
でも、出遅れるとけっこう並んでしまうようで、
ずんぐり兄はそんなに利用していないみたいです。
一番多いのはやはり、自宅から持参するお弁当のようですが、
その他に、朝コンビニなどで買って持ってくる生徒もいます。
それと、これは本当はいけないのかなぁ?
昼休みになると、並びのコンビニに買いに出る生徒も少なくないそうです。
開成の場合、寄り道や外食の禁止といった校則はありませんので、
放課後部活の前に買いに出たり、
土曜の午後、帰りにマックやファミレスに寄ってもかまわないのですが、
もしかすると平日の昼休みは買いに出てはいけないのかも?
でも、黙認されている、という状況かもしれません。

パンやおにぎりやお弁当を買ってくる生徒もいれば、
カップ麺を買ってくる生徒もいます。
カップ麺のお湯はどうするか?と言うと、
お昼休みになると、教員室の前の長机にお湯の入ったポットが何本か置かれ、
それを自由に利用できるらしいです。
一度、ずんぐり兄に、「それって、先生用じゃないの?」と聞いてみたのですが、
「でもポットたくさんあるし、みんな自由に使って何も言われないよ」とのこと。
うーん、よくわかりませんが、
ダメならダメと言われるでしょうし、言われないまま3年目を迎えたので、
たぶん大丈夫なんでしょう…。

ちなみにずんぐり兄はお弁当が主体です。
理由は2つあって、まずは何と言ってもずんぐり兄は大食いだから。
毎日コンビニでずんぐり兄のおなかを満たす量を買っていたら、
お金がいくらあっても足りません。
もう1つの理由は、「早弁するから」。
持っていったお弁当は、だいたい2限と3限の間、あるいは3限と4限の間、
(たまに分割することもあるようです)に食べちゃうんだそうです。
「で、昼休みは何をしてるの?」と聞くと、
運動会とか文化祭とか、特に行事前はかなり忙しいのだそうで。
短い昼休みの間に、いろいろな委員会からしょっちゅう放送が入り、
自分が所属している委員会や係から召集があれば、
お昼もそこそこに集まりに行かねばならないので、
ゆっくりお弁当を食べている暇はないんだそうです。
朝買っている余裕はないし、授業間の休み時間には外に出られません。
なので、家からのお弁当が必要なわけです。
「でも、毎日召集があるわけじゃないんでしょ?
そしたらお昼休み、みんながお弁当食べてる時どうしてるの?」と聞いたら、
「外で遊ぶ」んだそうで…。
ずんぐり兄のような生徒がたくさんいるらしく、
昼休みになると中庭に飛び出して、走り回って遊んでいるようなのです。
ワイシャツに制服ズボンのまま、テニスコートでミニサッカー、鬼ごっこ…
5限が始まるギリギリまで汗びっしょりになって遊ぶことが多いそうな。
お前は小学生かーーーっ!って感じです。
おかげでズボンがパックリと裂けてしまったことが何度もあります。
たぶん今の夏ズボンは4本目だと思います。
そして、早くお昼を食べたわけですから、当然早くおなかがすきます。
部活がある日は、部活前や後に、コンビニでおにぎりやパンや肉まんをペロリ。
あぁ、いつまでたってもずんぐり体型は変わりそうにありません。

本郷の学習 -2-

2009-09-25 | 本郷の生活
本郷中学では年3回くらい、授業を参観することができます。
例年はどうなのかわかりませんが、
今年は1学期に2回(土曜)、2学期に1回(平日)予定されており、
自分の子供のクラスだけでなく、他のクラス・学年も参観できます。
ちょっと変わったシステムでして、
それぞれの参観日に参観できる授業が決まっています。
例えば1回目は「理科・国語・体育」のように。
それ以外の授業については、その日は原則非公開のようで、
つまり自分の子供のクラスで、その日にその科目がなければ、
自分の子供のクラスの授業は参観できない、ということになります。
まあ、3教科あるので、どれか1教科くらいは授業がありますから、
少なくとも1時間くらいは
自分の子供のクラスを参観できるようになっているようです。
たとえ1時間でも、中学の授業の様子が見られるのは、
ずんぐり母にとっては楽しみですし、
他の学年の授業の様子にもとても興味がありますので、
1学期は2回とものぞきに行きました。
3回目は平日のようなので、どうするか考えているところです。
ご参考までに、開成では、授業参観は一切ありません。

生徒と担任の面談は、クラスによって、や必要に応じて
適宜行われているようですが、
それとは別に、夏休み前には保護者面談もあります。
1学年250人弱の席次が、面談前に本人に通知されます。
200位以内の生徒については、保護者と先生の二者面談、
200位以下の生徒については、生徒と保護者と先生の三者面談なんです。
これが、とってもシビアでして、
面談のスケジュールが決定すると、クラスでプリントが配布されるのですが、
二者面談の生徒の名前は普通のゴシック体、
三者面談の生徒の名前は斜め書体で書かれているんです。
つまり、クラスみんなに「200位以下だよー」ってわかってしまうのです。
それを知ったずんぐり母は、「ちょっとなー」なんて思ったりもしたのですが
生徒はわりとあっけらかんとしてるんですよね。
なぜかというとテストや通知表が返却されると、
みんなけっこう平気に、「俺○○点!」とか「やべー、○○位だ」とか
公開しあっているようなんです。
しかも、これは全クラスそうなのかわかりませんが、
たまに席替えをする時、○位以下の生徒は教壇の近く(前方)と決められていて、
残りの人は残りの席をどうするか自分達で決めるらしいんです。
そんなこともあり、お互いの成績はある程度わかっている様子。
ずんぐり弟はハッキリ言って出来ない方ですが、
それでも毎日楽しく友達と過ごせているようで、
「成績が悪いとお尻を叩かれて大変!」という感触は(今のところ?)皆無です。
というか、もう少し「大変!」と思ってほしいんですが…。

男子はもともと成績について、あけっぴろげなのかな?
それともずんぐり兄弟がそういう性格なのかわかりませんが、
ずんぐり兄も全然へっちゃらです。
成績表も平気で見せ合ってくるし、「俺下から○番目!」とか公言してます。
ずんぐり兄弟の席は、常に教壇の真ん前、ど真ん中にしてほしい…と
切望しているずんぐり母です。はぁ…

そういえば、前回書きました、ずんぐり弟の百人一首テスト、
予想通りずんぐり弟の出来は最悪でした。
合格点に達しないと、再試、再々試…と続くようでして、
とうとう「俺、文化祭の日の朝も再々・・・試なんだ」とボヤくずんぐり弟。
やらないから出来ないのは当たり前で、ボヤいてないでやれー!と言いながら、
「文化祭当日も、なんてちょっとかわいそうかな?」と
内心ちょっとだけ思ったずんぐり母でした。
が。全然かわいそうじゃなかったです。
その頃になると残った生徒はかなり限られてくるようで、
文化祭当日はテスト用紙を配られるわけでなく、「口頭試問」だったようです。
先生が口頭で設問を出し、口でストップウォッチのように、
「さあ、ずんぐり弟君、下の句は?
チッチッチッチッチッチッ…ブブーッ!はい時間切れ!もう一回!」
なんて感じで、楽しくテストされてきたようです。


本郷の学習 -1-

2009-09-15 | 本郷の生活
英語の予習については、
「予習ノート」の見本のプリントが配布されました。
最初に、テキストの会話文を一行おきに書き写し、
その和訳を、単語を調べながら間の行に書き、
テキストに書いてある新出単語も書き出し、辞書で調べた和訳を書く、
という具合です。
ほほう、これなら、予習しろと言われても、
テキストをパラッと眺めて「やったよ」と言いそうなずんぐり弟でも、
やらざるをえません。

社会(今は地理)については、
定期考査前に「まとめノート」を提出するように言われ、
これがテストの点にプラスして評価対象のようです。
これも、「見本」のコピー(過去先輩方が提出した中で
よくできているもののようです)が配布されます。
考査前はどうしても数学や英語の勉強に偏りがちですが、
社会はこのまとめノートを作ることが試験対策になるようです。

国語は、学年の最初に配られた漢字テキストから範囲が決められ、
普段の授業内で定期的にテストがあるようです。
○点以下の場合、○回ずつ練習して提出!というペナルティがあるので、
直前に慌ててテキストを見ています。
他に「百人一首を覚える」というのもあって、
そういえばずんぐり母も覚えさせられた記憶があります。
ずんぐり兄に言わせると「そんなの丸覚えする意味あるの?」ですが、
先々古文の授業の時には役立つような気もします。
それと、国語では「誤答分析ノート」というのも提出します。
これは、定期考査の答案と模範解答が返却されたら、
自分が間違えたところを、どう回答すべきだったか模範解答を見ながら考え、
答案用紙も貼りつけて、ノートにやり直す、というもののようです。
これも、見本ノートのコピーがありますので、
何とか自分で取り組んでいるようです。

こんな感じで、真面目にやってればしっかり学力がついていきそうな…
真面目にやれば、なんですけどね。
そして一番大切なことは、これらを
「言われなくても」自分でやれるようになることだと思います。

ずんぐり兄で学習したはずのずんぐり母ですが、
やはり「黙って見守る」って難しいです。
まだまだついつい「あれやったの?」「これはどうした?」と
聞いてしまいがちな毎日。
そして言われると「今やろうと思ってた」と言い訳するずんぐり弟。

中学生になってもまだまだ ずんぐり母子の試練は続きます。

授業スタート

2009-09-15 | 本郷の生活
本郷中は6クラス編成。
各クラス40数名で、今年の1年生は250人です。
クラスには担任の他に副担任が配置されています。
高校の教員名簿などを見ると、副担任は2クラス兼務の場合もあるようですが、
中学は1クラスに1人の担任、1人の副担任です。
まだまだ幼いずんぐり弟ですので、
2人の先生でクラス全体をみていただけるのはとても安心です。
男子校ですので、やはり男性の先生がとても多いですが、
女性の先生もけっこういらっしゃいます。
家庭科や保健の他にも、理科などにも女性の先生がいらっしゃいます。
男性の先生は、そうではない方もいらっしゃるのですが、
全体的に見るとお若い先生が多い印象です。
生徒達にとってみれば、「お兄さん」とよりはずっと年長ですが、
「お父さん」よりはかなり若い男性の先生が多く、
甘えっこのずんぐり弟には、とても安心感があるようです。

オリエンテーション合宿から帰ると、いよいよ本格的な授業がスタートしました。
入学時に配布されたシラバスに基づいて、各教科の授業が進められます。

ずんぐり兄に対しても弟に対しても、
中学に入ってからの学習面のサポートはほとんどしていませんので、
学習内容については詳しく把握していないのが正直なところですが、
本郷の学習について、ずんぐり母がとりあえず知っていて、
「ほほう」と感じたことを少しだけ紹介します。

まずは英語。
小テストがしょっちゅうあるみたいです。
入学前の宿題の一つに、NHKのラジオ講座「基礎英語1」を聴く、
というのがありまして、
これは入学後もずっと続けるように言われます。
開成でも言われていましたが、聴かないと何かあるわけでもないので、
ずんぐり兄は夏休みくらいから聴かなくなってしまいました。
(もちろんずっと聴いている子もたくさんいます)
が、本郷の場合は、基礎英語の小テストがあるようです。
おそらく聴かなくても理解できている子は解けるのでしょうが、
英語は中学から始めたずんぐり弟の場合は、
聴いていれば解ける問題ですので、
自分でも「聴いておかなきゃ」と思うようです。
何日か溜めてしまうこともたまにありますが、
MDにタイマーで毎日録音してありますので、
一応何となくは聴いています。
他にも、単語や、動詞の変化や、ちょっとした小テスト、
教科書のレッスンが一つ終わるごとの確認テストのようなものもあるようです。
元来勤勉ではないずんぐり弟ですので、
ビックリしちゃう点数を取ることも少なくないですが、
○点以下だと再テスト、それでも○点以下だと再テスト・・・
と繰りかえされますし、たまに補修もあります。
都合の悪いことは言いませんので、
「できなかった」とか「再テストだった」とか「補修だ」とか
その都度報告はしませんが、
土曜、「あれ?食堂でお昼食べて帰ってくるだけのはずなのに、
今日は帰りが遅かったね」と言うと、
「今日は英語の補修だったんだ」と白状します。
もちろん自分で学習しなければ身につきませんが、
わかったつもりでいても、テストで合格点を取れないということは、
理解が浅いか演習量が少ないということ。
できなかったテストを家でやり直したりは(ずんぐり兄弟は)しませんので
復習のための時間を作っていただけているようで助かります。
新しいレッスンに進む時には、予習をしてくるように言われるらしく、
自主的に予習なんてしないだろう、と思っていると、
「予習をしてくること」というのが宿題とされるようで、
とりあえず前日には慌ててやっているようです。

それと、英語では英検を受けることを勧められます。
小学校から英語を勉強していて、
すでに準2級を持っているツワモノもいますので、必修ではありませんが、
中学で英語を始めた生徒は5級からのスタートです。
来月には4級・・・このあたりまではストレートに行ってほしいところです。

新米本郷生

2009-09-03 | 本郷の生活
この春に本郷中学に入学した ずんぐり弟。
中学入学は二人目とはいえ、一人目とは違う学校なので、親も勝手がわからず
あれよあれよと言う間に一学期が終わり、長いと思っていた夏休み終わりました。

まだ一年間一回りしたわけではないので、わからないことも多々あるのですが
今ずんぐり母が感じていることは
「予想通りきめ細かい学校だなぁ」ということです。
で、これはありがたいことなのですが、きめ細かい指導、ということは、
男の子にとっては少し窮屈感があるのかな?と、実は少し心配していました。

本郷の校則はずんぐり母から見ると、極めてスタンダード。
制服あり、カバンや靴や体操着は指定品、
髪は目や耳や肩にかからないようにと指示はありますが、
特に検査などはありません。
携帯は持ってきていいけど校内では電源を切る、
帰りに寄り道して飲食はNG。
時代は違いますが、ずんぐり母が母校に通っていた頃のルールと
同じくらいの感覚です。
開成は上記のような規則はないので
(制服はありますが、黒の学ラン、白無地Yシャツという指定のみ)、
本郷の様子を聞いたずんぐり兄は
「え?学校帰りにマックやラーメン屋寄っちゃいけないの?」などと
目を丸くしていました。
ずんぐり弟は、羽を伸ばしきっているずんぐり兄を近くで見ているので
「本郷は規制が多い」とか「厳しい」とか
そういう感触を持ってしまうと困るなぁ、と少し心配していたのですが
思いのほかそうでもないようです。
おそらく先生方が男子中学生の扱いに慣れていらっしゃることや、
先生方との距離が近いことが理由なのかもしれません。

学校の特徴は偏差値やレベルで決まるわけではありませんので、
「開成に入ってくるような子」「本郷に入ってくるような子」と、
グループ分けすることは適切ではないかもしれません。
でも、ずんぐり兄や彼の友人達を見て、ずんぐり弟の学校の様子を聞いていると、
本郷の子はホンワカ度が開成より高いような気がします。
あれ?待てよ?ずんぐり弟がホンワカ度が高いから、
周りにもホンワカタイプが多いのかな?

さて本郷では、入学式の後の最初のイベントが
入学式から2週間後の「オリエンテーション合宿」です。
毎年行く場所は決まっているようで、栃木県の宿に2泊。
学校の公式ホームページにも、その時の様子が掲載されています。
今年は入学式から2週間後くらいでしたが、
年によって時期は少し前後するのかもしれません。
「オリエンテーション合宿の前に保護者会がある年もありましたが
今年は帰ってきてから最初の土曜日が保護者会です」と、
説明会の時に言われた気がします。
この合宿は、班に分かれてウォークラリーをしたり、
クラス対抗スポーツ大会があったり、手びねり(益子焼?)をしたり、
いろいろな体験をしながら、クラス内の親睦を深める、という行事です。
出発の日には緊張した表情だったずんぐり弟も、
帰宅した時には話のいたるところに新しい友人の名前が
次々に出てくるようになりました。
ウォークラリーや部屋割はクラス内のおそらく出席番号順だったようで、
入学して最初に親しくなったお友達とは
今でも親しくさせてもらっているようです。

入学してからこの合宿までの約2週間、
どんな毎日だったかといいますと、これが意外だったのですが
授業が全くないのです。
校内探検やクラス内オリエンテーション、図書室やコンピューター室の使い方、
クラブデモンストレーション(勧誘会)などなど、
学校生活を送るにあたって必要な事項を
クラスごとのスケジュールで新入生達に理解させる期間のようです。
だいたいが午前中、早い日は3限で終わってしまうので
自宅が遠い生徒はお弁当を持ってきていたようですが、
ずんぐり弟はほぼ毎日帰宅して昼食を食べていました。

慣れない環境、まだ親しくなっていない友人達、
重いカバンを下げて革靴での電車やバス通学…
そういったものに徐々に慣れるため、
学校側が配慮をしたタイムテーブルなのでしょう。
開成では入学式翌日が始業式(上級生との対面式?)、
その翌日に校内探検があったようですが、
その後はすぐに6限まで授業が始まり、
同時にボートレース応援練習や運動会に向けての準備がスタートし、
緊張する間もなく、勢いで学校に慣れていった感があります。
ですので、生徒の様子を見ながら、
徐々に徐々に学校生活に慣らす期間を設けてくれる本郷の毎日は
ずんぐり母にとっては、保育園の慣らし保育のように暖かく感じました。
特にずんぐり弟のように、「どうしよう、俺、友達できるかなぁ?」と
不安げなタイプにはピッタリだったかも。
でも、最初のうちは「優しい学校ねぇ」などと思っていたずんぐり母も、
2週目に入ると少し心配になってきました。
ずんぐり母が親しくさせていただいている開成母友には、
2歳下の弟妹さんがいらっしゃる方が多く、
受験シーズンもメールで連絡を取り合い励まし合っていました。

それぞれに入学した学校の様子はどう?などと情報交換すると、
どの学校も入学式の数日後から着々と授業が始まっているようなのです。
「授業が始まったら、宿題もやらなきゃだし、
予習もちゃんとやるよ~」と言っているずんぐり弟ですが
授業がないものですから、すっかりだらけきってしまいました。
「こんなにだらけちゃって大丈夫なのかしら?」
何だか不安になってしまったずんぐり母でした。