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ずんぐり兄弟 中学受験体験記

2007年、筑駒・開成中に合格した長男の開成ワクワク体験記と
2009年に本郷中に合格した次男の本郷ドキドキ奮闘記

学校別サピックスオープン

2007-09-15 | 模試 ~長男編~
四谷大塚模試と並行して、サピックスでも模試があります。

学校別サピックスオープンが9月と11月に1回ずつ、
比較合判というのも9月と11月。
12月には「そっくり模試」というのがあります。

学校別サピックスオープンは名前の通り、
志望校別に問題の違うテストです。
それぞれの学校のこれまでの傾向から問題が作られていますので、
この模試の出来具合もなかなか重要です。
午前と午後で2校分受けられるので、
合格可能性%については、何とも言えませんが。
午前開成、午後麻布という選択もできてしまうので、
志願者分布が現実に近いとは限らないからです。

設定のある学校は、
〈男子〉開成・麻布・筑駒・武蔵・駒場東邦・
    慶應普通部・早稲田・栄光
〈女子〉桜蔭・女子学院・雙葉・フェリス
(共学)早稲田実業・慶應中等部
この他に「難関中」という設定もあり、
設定がない学校を受験する場合は、先生と相談して、
問題傾向の似ている学校のテストや、
「難関中」を選択するようです。

前のブログで「筑駒の設定はない」と書いてしまいましたが、
大嘘でした。先日訂正いたしました。
読んで下さっている方、ごめんなさい。

長男はこのテストで初めて「筑駒」を志望校として申し込みました。
この時期になってもまだ本人は
「3日は海城を受ける」と言っていましたが、
海城の設定がなかったですし、
「自分の力がどこまで通用するか試してみれば?」という私の意見と
サピックスの先生の勧めもあり、本人もその気になりました。

果たして結果は?


模試の季節 -6年生秋-③

2007-09-14 | 模試 ~長男編~
4つの模試会場、順番は忘れてしましましたが、
1つは1月校を選びました。
自分が受験の時には
都内の受験生が1月校を受けるという考えはなかったので、
長男5年生くらいまで1月校のことは全く考えていませんでした。
しかし、いろんな方からお話を聞くと、
2月本命の前にホンモノの入試の雰囲気に慣れておくことは
とても大切であることや、
1月に合格をいただいておくことで、
過度の緊張をせず本命に臨めることを聞き、
長男にも1月校を受けさせようと考え始めました。

ですが、そう考えたのは6年生になってからで、
1月校の学校研究は全くしていませんでした。
調べてみたら、東京神奈川以外にも
魅力的なが学校がたくさんあるんですよね。
模試の時点でもどこを受けるか決まっていませんでしたが、
とりあえず通えそうな距離にあり、
評判の良さそうな学校が会場になっていたので、
そこで模試を受けてみました。

結果的にその学校には出願しませんでしたが、
ミニ説明会では学校の先生方からのとても熱いお話を伺った後、
何グループかに分かれて
校内の施設を案内していただくことができました。

次の1校は受験予定で願書記入までした学校です。
この学校も5年生の時に見学に行かなかったので、
本人が学校に行くのは模試が始めて。

他2校は出願校でしたので5年生の時、
文化祭やクラブ体験に行っていましたが、
1年たったら長男は
その一方の学校の様子をすっかり忘れていたので
行ってみて良かったです。
もう一方の学校は海城です。
文化祭に行った時には校舎の増築工事中でした。
模試の時には完成していたので、これまた見に行ってよかった!

どの学校もミニ説明会後は「ご自由に見て下さい」とのことで、
海城の模試の後には2人一緒に
新しい校舎内をゆっくり探検させていただき、
とても広くてきれいな校舎に、長男は大喜び!
「俺、ここに通えたら嬉しいなぁ」と
俄然やる気を出した?みたいでした。



模試の季節 -6年生秋-②

2007-09-13 | 模試 ~長男編~
7月に受けた合不合予備の時は、単純に
「家から近いところが楽よね」と、
自宅から一番近い四谷大塚の校舎で受けましたが、
四谷模試は校舎以外に
いろいろな中学の校舎を会場として借りて実施します。
これはセンター模試も首都圏模試も同じです。
自分が受験する学校が会場に設定されていれば、
本番同様にその中学の校舎で受験できますので、
良い予行演習になると思います。

また、5年生の頃には候補に挙げていなくて、
文化祭や学校見学に行きそびれた学校を会場に選べば、
子供が試験を受けている間、
その学校の先生からお話を聞くこともできますし、
模試の後 校内を見せていただいたりできます。
ですので、受ける(かもしれない)学校が模試会場リストにあれば、
そこで受けることをお勧めします。

申し込みは四谷大塚各校舎かインターネットから。
長男の時は、筑駒と開成は会場リストにはありませんでしたが、
お目当ての学校があったので、
「ネット受付スタート直後に申し込むぞ!」と意気込んでいました。
ところが申し込み初日はサピックス保護者会。
夏前くらいからは私も真面目に出席していましたし、
大切な話もたくさんありそうだし、欠席するわけにもいきません。
しかたがないので保護者会後、帰宅し申し込みましたが、
1月校の候補を1校、出願予定の2月校を3校、
無事希望通りに申し込むことができました。

後から聞いた話では、
サピ東京校でもその日保護者会が予定されていましたが、
「合不合模試の申し込み初日に重なっているので
日程を変更してほしい」と保護者から声があがり、
保護者会は翌日に変更になったそうです。
さすが東京校、気合いが違います!

模試当日は、子供が試験を受けている間、
保護者向けに説明会が催されます。
特に義務ではないので、送迎だけして一度帰宅したり
外出したりする親御さんも少なくないですが、
私は説明会に出て良かったと思っています。

説明会は、四谷大塚の先生から約1時間くらいのお話の後、
その学校の先生から約1時間のお話を聞くことができ、
学校によっては個別の質問や学校見学をさせてもらえます。

各学校の先生のお話も大変興味深かったですが、
四谷の先生のお話が、私にはとっても役立ちました。
「計画を立てる時は、余裕を持って、予備日を作り、
予定表は鉛筆で記入する」とのアドバイスも
四谷の先生からお聞きし、本当にその通り!でしたし、
併願校や1月校の考え方についても、とっても参考になりました。




模試の季節 -6年生秋-①

2007-09-12 | 模試 ~長男編~
9月に入り、四谷大塚の合不合判定テストの申込みが始まりましたね。
以前にも書いた通り、
サピ生はこの模試を4回全て受けるように勧められます。
その日程に合わせて日曜の授業も空けてあります。
つまり大半のサピ生はこの模試を受けると思われますから、
その年の中学受験生のうち、
四谷系列のYTネット生とサピ生の大部分が受験する大規模模試
ということになります。

中学受験の3大模試は、
この「四谷大塚合不合判定テスト」と、
日能研の「センター模試」、
そして「首都圏模試」だそうで、
「首都圏模試」は受験層が若干異なると言われてます。

日能研生は当然日能研の模試を受けます。
また日能研では四谷大塚の合不合模試の日程に合わせて
内部テストなどを実施しているらしいです。

つまり、サピ生や四谷大塚生が日能研の模試を受けようと思えば、
SSなど自分の通っている塾の授業を休まなければならず、
日能研生が四谷合不合を受けるには、
同様に日能研内部テストを休まなければならないとわけです。
中には自分の塾をお休みして、
もう一方の模試を受ける転戦組もいますけれど、
そんなに多くはありません。

何を言いたいかというと、
四谷合不合と日能研模試の受験者はほとんど重ならず、
この2つの模試を合計すれば、
その年の難関校受験者をほぼカバーすることになるであろう、
ということです。

またこの模試は7月の予備テストと違い、
実際の受験日を想定して志望校を記入するため、
その結果は、その年の受験生の志望分布を予測するにあたって、
大変有用なデータになると思います。

ただし、これに限らずどの模試もそうですが、
「合格可能性%」はあまり気にせず、
参考程度と捉えるのがよいと思っています。
なぜなら、当然のことですが、模試は全員が同一のテストを受けるわけで、
問題との相性によって結果が良かったり悪かったりするからです。

例えば、武蔵タイプの問題をとても得意としている子がいて、
受けた模試の問題が、記述が少なかったり、
設問数が多くてスピードを要する問題が主だったりしたとします。
すると彼の点数は理解度より低く出てしまいますよね。
合格可能性%が低くても、志望校対策をしっかりやっていれば、
合格を手にすることは充分可能だと思います。

ちなみに、合格可能性%は、単純に順位から算出されます。
例えば昨年12月の開成であれば、志望者数は660人くらい。
80%が出るのは上位74人くらいです。
50%が上位300人くらい。
これってけっこう厳しいですよね。
開成の実際の受験者数は1000人くらい、定員は300人ですから、
1000人のうち660人がこの模試を受けたとしたら、
単純に計算してしまえば上位200人くらいが合格です。
繰上げでさらに80人くらい合格したと思いますから、
50%の人も充分可能性はあると思います。

それと、これは四谷の先生が説明会でおっしゃっていましたが、
4回の模試を全て受けるのは重要みたいです。
1回の模試で出題できる範囲は限られていますから。
4回でどの範囲も満遍なくカバーするよう出題しているそうです。
当然、不得意分野が多い時は悪いし、
得意分野が多ければ良い結果が出るわけで、
4回受けて平均を見るとよい、とのことでした。

模擬テストデビュー -6年生夏休み前-

2007-09-01 | 模試 ~長男編~
GW特訓を挟んで4月に第1回、5月に第2回の
「志望校判定テスト」があります。
このテストはオープンですので、サピ生以外も受験可能ですが、
通常のマンスリーテストよりも僅かに多い受験生数ですから、
最大手の日能研、二番手の四谷大塚などの生徒は
ほとんど含まれていないと考えて良いでしょう。

私としてはこの辺りから、志望校が射程圏内かどうかを考え始めました。
例えば開成なら合格者数は300人
繰り上げ合格を見込んでも350人強です。
日能研、四谷、そして早稲アカ、栄光など各進学塾で、
上位層がサピックスと同じくらいの割合で分布しているとしたら、
サピ男女別順位で何位くらいにつけていれば良いのか?
気になるところです。

2回の「志望校判定テスト」の結果も、
5年生秋の予備テストと大きな違いはなく、
第一志望の開成が45~55%。
この時もまだ筑駒は考えていませんでした。
第二志望以降の学校は80%。

毎年どの校舎もそうなのかはわかりませんが、
2回目の志望校判定テストが終わった頃の保護者会で、
夏休みに入る前のの7月中旬に実施される
四谷大塚の「合不合判定予備テスト」を受けてみてください、
と室長先生からお話がありました。
長男にとって初めての対外試合です。
早速インターネットから申し込みました。

秋から始まる模試と異なり、
この予備テストは志望校に入試日の縛りがありません。
5校記入する志望校の欄に同じ入試日の学校、例えば
「開成、麻布、武蔵、慶應普通部、早稲田1回」
と書いても構わないのです。
まだ入試本番まで半年以上ありますし、秋からの模試に比べ、
比較的強気で志望校を書くお子さんが多いのではないかと思われます。
そのため実際の倍率などとは少々違う結果が出てくるわけですが、
その年の人気校などある程度の傾向の把握はできますし、
夏休み前にこのような対外試合で
「俺の受ける学校は、優秀な奴がたくさん受けるだー」とか
「サピ生以外にも優秀な奴はたくさんいるんだー」とか
そういう意識を夏休み前のこの時期に持てたことは
とても有意義だったと思います。

四谷大塚の模試の良いところは、
自分が志望した学校以外についても検証できること。
採点結果に同封される資料を見ると、
「このテストでこの偏差値ということは、この学校を志望した場合、
志望者中何位くらいだったと思われる」
と予測ができるのです。

夏から過去問対策が始まるわけですし、
特に男子はラストスパートで伸びる子も多いですから、
この時点での成績ではまだまだわかりませんが、
開成以外の学校については、
このペースでいけば何とかなるかもしれないな…と
四谷の模試の結果を見て、何となく感触がありました。
そして、開成は射程圏内、不合格もありうるけど合格の可能性も充分ある、
と希望を持ち始めました。

となると、今まで考えたこともなかった学校 筑駒も視野に入ってきます。
通学圏内の端っこくらいの地域に住んでいるので、door to doorで90分くらい。
通学時間は結構かかりますが、学費は圧倒的に安いですので、
親としてはありがたい。

しかし、長男の学校選びの第一条件は「近いこと」でしたので、
まずこの条件で除外されてしまうことや、
ちょっと手が届かないレベルと考えていたことから、
志望校の候補としても全くの想定外でした。
何より長男が「俺は開成に行きたい」と強く希望していましたので、
開成より難易度が高い学校に敢えてチャレンジする必要はない、
と思っていたのです。

ですが、私自身がそれまで全く考えていませんでしたので、
学校研究もしていませんでしたし、
本人も私も文化祭などに行ったこともありませんでした。
もしかして、学校のことを知ったら、
本人が開成よりも筑駒に行きたいと思う可能性があるかもしれないのに、
その機会を与えなかったのは私の準備不足です。
慌てて夏休み前の土曜、部活の高校生しか登校していませんでしたが、
渋る長男を引き連れて、校舎の外から学校構内を見学させてもらいに行きました。
長男としては「ちょっと遠いけど悪くないかも」という印象だった様子。
「俺は開成に行きたいんだから、ここは受けないよ」という反応はなかったので、
出願までの半年の様子を見て、チャレンジさせてもいいかな?
と考え始めました。

7月に受けた四谷の合不合予備テストでは、筑駒の志望者は約300人。
長男の点数を分布に当てはめると、100位くらいでした。
実際の入試では900~1000人の志願者が見込まれ、
定員は120人、繰上げを見込んでも130人。
この時点の成績では、やはり手は届きそうにありません。

そしていよいよ「天王山」と言われる夏休みに突入です。