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ずんぐり兄弟 中学受験体験記

2007年、筑駒・開成中に合格した長男の開成ワクワク体験記と
2009年に本郷中に合格した次男の本郷ドキドキ奮闘記

過去問 理科

2007-09-07 | 過去問 ~長男編~
過去問対策で、最も私の印象に残っているのが理科です。
というのも理科過去問ノート作りが大変だったので

理科は「第一志望と第二志望を10年分」、
その他は受験する学校をたしか1年分だったと記憶しています。

先生によって指示が違うのかもしれませんが、
各校の問題をコピーし、それを大問一問ずつに切り分けて、
ノートの左ページに貼る。という指示をいただきました。

右ページに解き(考え方があれば書き残しておく)、丸つけをして提出。
提出すると返却は翌週になるので、ノートは2冊作ること。
「問題を貼るのはお子さんにやらせてもかまわないんですが、
特に男の子さんだと、用紙が斜めにノートからはみ出てグシャグシャになったり、
糊をベットリつけすぎてノートのページがくっついて開かなくなったり、
などするので、親御さんがやって下さると助かります」とのこと。
長男にやらせたらスゴいことになるのは目に見えてますから、
私がやったのですが、これが大変。
お盆休みを利用してやったのですが、
考察させる狙いの問題は設問自体が長いんですよね。
1ページに収まらないこともしばしば。
不要なページまでコピーしちゃったり、
分割した問題がバラバラになっちゃったり、
20年分って結構な作業量なんです。
完成した過去問ノートはところ糊でガビガビになっていて
まるで「男の子さん」が貼ったみたいでした。
初めて提出する日に長男には
「先生に何か言われたら、『僕が貼りました』って言ってね」
と持たせました。
何も言われなくて良かったです

平日はこの作業をする余裕がなかったので、
お盆休みにまとめてやったわけですが、これがまた失敗。
筑駒に出願を決めたのが12月近かったですし、
その他の受験校も夏に考えていたのとは違う学校を受けることになりましたので、
せっかく作ったノートも使わないページがあったり、
秋に追加でまた切り貼り作業をしたり、でした。

次男の時はどうかなぁ?
また糊とハサミと格闘かもしれません

過去問 算数

2007-09-06 | 過去問 ~長男編~
算数の過去問は、9月から始めれば充分、と先生から言われました。
指示されたのは第一志望10年、第二志望5年、第三志望3年分。
長男は開成と筑駒は10年分やりました。
算数の先生もまた個性的で、
「過去問やりました!って言って、数字の書いた答案持ってこられても
見る意味ないから出さないでいいですよ。
だいたい、過去に出た問題と同じ問題が出るわけないんだから、アハハ」
という先生。
「間違えた問題は解説を読み、解き直してください。
解説を読んでもわからない問題は、
質問教室に持ってきて質問して下さい。」とのこと。

算数の場合、解答用紙は拡大コピーをして、
本番と同じサイズの用紙にして解きました。
学校によっては答に至る過程を答案に書かせますので、
そのスペースを体感しておいた方が良いと思ったからです。
算数については得意科目でもあり、
手応えのある問題に取り組むのは楽しそうでした。
どの学校も古い問題を最初に、順に新しい年のものをやるようにしました。
先生からはどちらでも良い、と言われましたが、
最近の問題で合格点が取れないと自信をなくしてしまうのでは?
と考えたからです。

解いたら採点。
そして、間違えた問題は問題用紙をコピーして、
「算数過去問直しノート」を作り、貼り、そのノートに解き直しをしました。

先生のおっしゃる通り「同じ問題は出ない」んですが、
このノートもたまにパラパラめくって見ていたところを見ると、
役に立っていたのかもしれません。



過去問 社会

2007-09-05 | 過去問 ~長男編~
社会の過去問も、夏休み少し前からとりかかります。
国語と同様、学校名の一覧表が配られますが、書式は異なります。
Aタイプ、Bタイプ、そしてそれぞれが基礎・発展・応用
に分けられています。
Aタイプは選択問題中心で、記述は少ない傾向の学校。
Bタイプは記述がほとんどの傾向の学校。
A+Bというのも分類にあったかもしれません。
自分が受ける学校がAタイプならAに書いてある学校全て、
BタイプならBに書いてある学校全て、
そして両方が出題される学校の場合は、
全ての学校の過去問題をやりましょう、という指示でした。

社会は刻々と情勢が変わりますから、
あまり古い問題をやる必要はない、ということです。
それよりも昨年出題されたいろんなタイプの問題を
数多く解くことが大切、と言われました。
開成はA+Bに分類され、つまり電話帳全ての問題をやるということです。
それに加えて、第1から5志望までは過去3年分。
これで受験する学校の出題傾向をつかむ、ということでしょう。

社会はほとんどの学校で、国語算数よりも配点が少なく、
制限時間も短いです。
30分という学校がほとんどですので、
解くこと自体にはあまり時間はかかりません。
○つけもそんなに大変ではありません。
ですが、その後が大変でした。

社会でコピーするのは解答用紙のみ。
問題集を見ながら、コピーした用紙に問題を解きます。
そして採点をしたら、その解答用紙をノートの左側に貼り付けます。
自分の解答で間違えていたところについては、
ノートの右側に自分なりの解説や、ポイント整理をします。
社会が得意な子は間違いも少ないでしょうから、
右側に書くこともあまりないのでしょうけれど、
不得意な長男の場合、間違える問題が多いので、
右ページにかなり時間がかかりました。
地図帳などを見ながら、自分で手を動かし書くこの作業は
とても大切だと思います。

社会の過去問は何校分をいつまで、という期限は
特に指示されませんでしたが、少し溜まると提出していました。
先生は特別なコメント記入などはされませんでしたが、
進捗度は常にチェックしてくださいました。

年末近くになり、一度私が
「海城や武蔵など記述オンリーのような学校の問題は、
長男には必要ではないのでは?
それより基礎知識をたたきこむ学習をした方がよいでしょうか?」
と先生に相談しましたが、
「知識については授業で徹底的にやっているので、
過去問は全ての学校をやってみてください。
受ける学校では同じ形式の問題は出ないかもしれませんが、
幅広くいろいろな問題を解いてみることが、必ず彼の力になります」
とアドバイスを下さいました。

他の3教科は、指示された過去問をだいたい年末くらいにはやり終えましたが、
社会については「とにかく片っ端からたくさんの学校の問題を」
と言われていましたので、やってもやっても終わらない状態でした。
受験校3年分ずつと並行して進めた有名中過去問の社会を全て終えたのは
本番直前 1月中旬でした。

過去問 国語

2007-09-04 | 過去問 ~長男編~
国語の過去問対策は、「電話帳」と「志望校」の2期にわけてやります。

まず「電話帳」に掲載されている学校名が表になっているプリントと
封筒が配られます。
プリントの表は、個々の学校のこれまでの出題傾向をサピが分析し、
タイプ別レベル別に5校ずつたしか6クールに分類したものです。
スケジュールまでだいたい組まれていて、
「この週は、この5校のうち3校分を選んで○日までに提出するように」
という指示があります。
5校ずつのうち3校ずつを長男に選ばせ、
1週間に2校分くらいのペースで解きます。
実際に過去問に取り組む時には、
きちんと時間を計り、コピーした解答用紙に解きます。
時間切れはもちろんそこでストップ。
でも国語については、どの学校の問題もだいたい最後まで行きつくようです。

終わったら採点。
自分でやるのがベストかもしれませんが、我が家では私がやっていました。
記述問題も○か△か×かくらいは一応採点してみます。
「過去問直しノート」を用意して、
○じゃなかった問題については解き直し。
分類表はあらかじめ封筒に貼り付けておいて、
解いた学校の欄に日付を記入し提出します。
封筒に入れて、「過去問直しノート」と一緒に提出します。
返却されたら先生の採点やコメントに目を通します。
これで1校分が完了!

この一連の作業には親の出番も必要です。
それはコピー!

国語の過去問には多かれ少なかれ、記述問題があります。
一応○つけはしますが、模範解答と同じになるわけはありません。
設問に対して答えるべきポイントを踏まえて、
本文をきちんと理解し、論理的に記述してあれば、
模範解答と文言が違っても正解です。
正解を満点として、部分点をどのくらい取れる記述を書けたか、を
子供が採点するのは難しい(私にも)ですから、
国語の過去問の記述問題については、サピの先生が採点をしてくださるのです。
授業以外に1人1人を採点なんて、それは大変な作業だと思うのですが、
提出すると翌週くらいにはコメントまで入れて返却してくださいます。

先生の採点作業を円滑にするために欠かせないのがコピーなのです。
他の教科でもコピーは必須ですが、やり方は教科によって異なります。
国語の場合は、コピーするものは3種。
①解答用紙
②問題
③解答

①過去問題集の解答用紙編の必要なページをコピーします。
解答用紙の書式やサイズは学校によってまちまちで、
問題集には製本サイズに合わせて縮小してあります。
本番と「同じサイズにするには○%拡大」などと端に書いてあるのですが、
国語の場合は、提出用封筒におさまりやすくするために拡大はせず、
本のままのサイズ(片面でB5)でコピーし、
問題を解く時はその解答用紙を使用します。

解くのと採点は問題集を見てやればよいのですが、
サピの先生からのお願いで②問題と③解答もコピーをして添付します。
電話帳はサピにもありますが、生徒によって選ぶ学校は違いますから、
その都度その学校のページを電話帳から開いて、解答もページを開いて、
なんて時間をかけるわけにはいかないのですからね。

このやり方で電話帳から自分で抜粋した20校くらいの過去問をやり終えると、
9月中旬になります。
それからいよいよ自分が受けようと思う学校の過去問を始めます。

電話帳の時と同様、表と封筒が配られますが、
今度の表には学校名は入っていません。
先生からの指示はたしか
「第1志望5年分、第2、3志望3年分、第4、5志望2年分はやって下さい」
だったかな。
5校合わせてのべ15年分を過去問を解くことになります。

よく合格体験談に
「第一志望は10年分を2回、第二志望は10年分やりました」
なんて書いてありますが、
長男の校舎ではどの教科でもそのような指示は一切ありませんでした。





過去問スタート

2007-09-03 | 過去問 ~長男編~
過去問に取り組み始めるのは
6年生夏休みあたりからが一般的でしょうか。
サピックスでは夏休み少し前に
「有名中問題集」が販売されます。
もしかしたら普通の書店でも購入可能かもしれませんが、
サピ生はみんな通っている校舎で購入します。
学校別の入試問題集いわゆる「赤本」の出版元 声の教育社のもので、
赤本はその学校の過去10年間あるいは5年間の
入試問題が一冊になっていますが、
「有名中」はその年に行われた入試の問題が
一冊にまとめられたものです。
男子校、女子校、共学校あわせて
50~60校分が一冊にまとめられており、
「問題編」「解答用紙編」「解答・解説編」の3冊で1セット
問題編だけでもかなりのボリュームの分厚い本です。
その厚さからサピでは「電話帳」と言われています。

実際に受験する学校については、直近の1年分だけではなく、
過去数年間の過去問を解きますから、赤本を購入するわけですが、
受験しない学校の過去問も解くことが、とても重要な演習になるようです。

例えば社会の弱い長男にとっては、
応用力よりもまず総合的な知識力をつけることが必須でした。
それには女子学院の問題が最適のようで、
9月から始まった社会の補講(社会の不得意な生徒のみご指名で、
時間外に毎週1時間強の授業をしてくださった)では、
女子学院の過去問をコピーして演習していました。

過去問の進め方の指示は、塾によって、年によって、校舎によって、
そして生徒によっても異なるようですが、長男の場合を紹介します。

国語と社会は夏休み少し前から
「電話帳」に取りかかるように指示が出ました。

理科と算数については、保護者会で室長先生から全員に、
「夏休み中には手をつけないように」とのお話がありました。
「始める時にはきちんと言いますから、それまではやらないように」と。
なぜ理科と算数はそうなのか正確な理由はわからないのですが、
私がとても信頼しているこの室長先生からのお話でしたので、
私はしっかり言いつけを守ることにしました。
(この室長先生、淡々とした口調で、真面目な顔で、
シラっと冗談をおっしゃる方で、私は先生の大ファンでした。)