KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

佐藤正午「ジャンプ」以来の7年ぶりの長編「5」

2007年06月30日 | Book
 それは、東武東上線の川越駅内の小さな本屋だった。  これからの長く退屈な道中をまぎらわすために、軽い文庫本でも買おうかと思った僕は、何故か作者も知らないその本を、文庫本の山の中から掴んでいた。    それが、佐藤正午の「ジャンプ」だった。  東上線の中で、山手線の中で、そして新幹線の中で、僕は夢中でその本を読んだ。  ある日、主人公のアパートからコンビニに買い物に行った彼女 . . . 本文を読む