きょうの大人の生徒さん、楽譜の横に何かのコピー譜を置いていらっしゃったので不思議に思ってよく見てみると・・・
なんと「全調スケール表」でした。スケールとは音階のことです。
「パッと見て何調だかわからないので。。」ということでしたが、
スバラシイです☆☆☆☆☆(星5つ)
下は、gis-moll(嬰ト短調)のスケール。
まず左端に♯シャープが 5つ。
加えて、短調なので臨時記号がついてきます。
しかも「お花のようなマーク」がついています。(ダブルシャープです)
たぶんこの時点でだいぶくじけてしまうのでは。。。?
弾いてみたい曲が 全て♯も♭もないハ長調・・・ということは無いので、その曲の調によっては譜読みが、かなり憂鬱になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(敬遠される方も。。♯の音に◯を書いてしまう方も。。。)
スケール全調が身についているかどうかで、譜読みに雲泥の差があるかと思います。
そうです、とても大事なことなのです。(力入ってる。)
「じゃあ身につけるために楽譜を見て弾いてみようかな♪」くらいでは、使い物になりません。(言い切った。)
一度かなり無理をしてでも 暗譜で全調弾けるようにしないと(そのためにはテスト必須。)
私の場合、音楽コースのある高校でしたので、「全調テスト」がありました。必死で覚えました。
一人ずつに先生が問題を出す方式でしたが、出された問題が「gis-moll」と「As dur」。
gis(ソ♯)も as(ラ♭)も同じ音(異名同音)なので、かなりイジワル問題でしたが、弾く前によーく考えてクリア☆。
教室では小さい生徒さんのレッスンにも「スケール」を組み込んでいます。
進んでいるひとは、スケールテストまできています。やはり着実に力になっているのを感じます。
私がレッスンで大切にしていることは
「生徒さんが 自分の力で音楽をつくれるようになること。」
スケールを覚えなくても曲を弾くことはできます。
ですが、より楽に譜読みをしたい方、上達を望んでいる方にはぜひ「スケール全調」挑戦してほしいと思います!!