
断崖絶壁
そこは
誰も近寄れない 神聖な場所
険しいところで 華 咲かせるからこそ
その美しさに 価値が生まれるのかもしれない
* * *
雪割橋

阿武隈川の源流に架かるアーチ式の鉄橋で、長さ81m、谷底からの高さは約50mあります。

この橋が架けられるのには、
なんともドラマチックな戦後の開拓の歴史がありました。
昭和21年4月5日戦後の混乱が続く中、
食料増産を目的として、油井ヶ原の大地へ第一の鍬が打ち込まれ開拓が始まったそうです。
しかし人が油井ヶ原の地へ立ち入る事を拒むかのように切り立つ阿武隈の渓谷。
開拓は、まさに命がけの渡河から始まったのですね。
それで、ここに橋を架けよう!
と、これが雪割橋の始まりだったそうです。

この下には阿武隈川が流れているのですが、

最初の吊り橋ができるまで入植者達は、
毎日重い荷物を背負い、
阿武隈渓谷の断崖に掛けた縄梯子を使って命がけで崖を下り川を渡ったのだそうです。
そしてまた縄梯子を登り、小半日かけて由井ケ原の開拓に向かっていたそうです。
★当時の写真

そしてようやく出来た最初の橋は、
揺ら揺らと揺れる、本当の意味での吊り橋だったそうです。
長さ81mもの距離を、
人ひとりがやっと通れるくらいの幅で、
おそらく縄や板で作ったであろう橋を渡っていたのですね。
現在の橋でさえ、
下を見るとゾッとするくらい足がすくんでしまうのですから、
命がけだったと思います。
★初代吊り橋の写真(昭和21年)

雪割の名前は、
一面銀世界となる冬景色を割るように阿武隈川が流れることに由来するそうです。
そして、この橋を中心とした約4kmの間は雪割渓谷と呼ばれております。

その後、昭和22年7月に二代目の木製橋脚の吊り橋が完成し、
更にその後、三代目で橋脚をコンクリートに変えたそうです。
★二代目雪割橋写真(昭和22年7月完成)
★三代目雪割橋写真(昭和26年9月完成)

四代目の橋で、ようやく現在の橋に近づいたのだそうです。
★四代目雪割橋写真(昭和33年12月完成)

美しい自然の中で生きていく裏側には、
大変な苦労があったのですね。

そんな苦労話とは無縁のように、
周りの木々は美しく色づいておりました。

因みにこの道路は甲子街道とも呼ばれるR289です。
この道沿いに雪割橋の案内が出ています。

そして同じくこの道路には、
もう一つの橋スポット、甲子大橋があります。
静かで、ちょっとした穴場ではないでしょうか。
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
― Today's sky ―
2015.10.25 明け方 @かすみがうら市

「 休日の朝は早朝散歩 」
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ラストの写真、早起きした甲斐がありましたね。
私は今朝は夜明け前の江の島に行きましたが、雲が多くて何も撮れず…
未だ薄暗いうちに家に帰って来ました。
P☆
こうして、赤、黄、緑と色とりどりだと正に錦絵という感じですね。
不規則な色の散らばりが、自然の美しさを見せてくれていると思います。
富士山の夕景、綺麗ですね。
いつも、ありがとうございます。
まして、険しい山深いところであれば尚更のことでしょう。
現在よりどこも樹木が生い茂り、草深いところだった中で、一生懸命耕した先人さまたちには頭が下がります。
紅葉が慰めてもくれたのでしょうね。
昔の様子をみると、今とは比になりませんね。
何事も、最初に何かを始めるというのは大変なことだと思います。
本当に頭が下がります。
景色として見るには最高の場所ですけどね(^-^;
いつもありがとうございます。
私は 夕陽をよく拝んでいます
今日を よく生きたご褒美だと思いながら
いつ訪ねてきても素敵な景色をみることができ
うれしくて ありがたくて 手を合わせています
また 見せてくださいね
さまざまな段階をへて今に至っているとは。
当時の人の苦労を思うと感謝々です。
錦秋風景が素晴らしいです。
行きたくなりました。
昭和21年の つり橋の写真 ぞっとしますね。
命を懸けて渡っていたのでしょうね~。
私だったら 死んでも渡りたくない と だだをこねていたと思います。
開拓した人たちに 頭が下がりますね。
朝にしても夕にしても、
お日様を拝むのは良いことですね。
そうそう、ご褒美よね。
お忙しいのに、
いつも本当にありがとうございます。
現在の橋でも十分スリルがありましたよ。
ここに橋を架けることは、かなり難問だったでしょうね。
本当に素晴らしいことだと思います。
すごいですね~。
いつもありがとうございます。