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 故郷は遠くにありて・・・忘れかけてた【遠い背景の記憶】原点回帰[75]【故郷は遠きにありて】 

2022-08-19 | こころの旅
 富島健夫氏の小説には、一つのパターンがあり、故郷がある。大抵は北九州である。そこから、進学
若しくは就職で出て行く青春期の男女がいる。当然、青春期の男女には、恋も性もある。そんな男女が、
新しい環境の中で自己に忠実に生きようとすると、摩擦が起こる反面新しい人間関係も生まれる。
 故郷での人間関係の絆が都会生活でも延長される場合もあるが、人と人とに問題や亀裂が起こるその
摩擦や亀裂を作者は書き込み、それらを掘り下げてゆく・・・自分に忠実に生きることが青春期の特権の
様なもので、その特権の実態を明らかにするための作者なのか?読者に青春の意味を説く志なのか?
 青春期に生きる人々を描き続ける意味は、作者自身の自己確認という命題の様なもので亀裂や摩擦
に執拗に迫るのは、人生の合わせ鏡の役割を果たし、それが正直な生き方でもある。合わせ鏡の為、
自己確認があるから物語が色あせないのである。
 【故郷は遠きにありて】は、T大三年生の雄一郎と高校二年生の明子との恋の物語である。この作品は
、一月元旦から始まり半年足らずの短期間の出来事だが、二人にとっては忘れられない人生の一大事
である。・・・・・・・・[解説文より引用]
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 [はじめての接吻] を紹介します。・・・・・1976年《角川文庫 刊行版》






 次回は、 故郷は遠くにありて・・・忘れかけてた【遠い背景の記憶】[79]【故郷は遠きにありて】 
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 [入江の誓い] を紹介します。・・・・・1976年《角川文庫 刊行版》


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