ラジオ日本樋口忠正アナ、引退

ラジオ日本の競馬実況アナウンサー、樋口忠正アナウンサーが、今週末に行われる日本ダービーの実況を最後に、引退することになったそうです。

樋口忠正アナウンサーが引退 - netkeiba.com

ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継のアナウンサーとして活躍している樋口忠正アナウンサー(70)が、6月1日に行われる日本ダービー(GI)の実況を最後に一線を退くことがわかった。

　樋口忠正(ひぐち ただまさ)アナウンサーは61年にラジオ関東(現ラジオ日本)に入社。以来約40年間、ラジオ日本を定年退職後もフリーアナウンサーとして競馬中継に携わり実況を担当している。

　なお、ラジオ日本では開局50周年特別企画として、樋口アナが選んだ名勝負をラジオ日本秘蔵の実況音声と樋口アナの解説とともに収録した記念CD「樋口忠正 私が選んだ名馬 名勝負ベスト10」を限定500枚作成。1260円(税込)で発売している。

　詳しくはホームページ(http://www.jorf.co.jp/)まで。

ラジオ日本といえば、若者御免、天下無敵のおじさん御用達ラジオとして、ごく一部の筋金入りには大人気のラジオ局で、さすがに「対象聴取者４０歳以上」を標榜してはばからないだけあって、番組ラインナップも平日のジャイアンツ戦中継、土日の中央競馬中継をはじめ、ラジオ日本で音楽番組＝演歌、歌謡曲という図式で、明らかに他のラジオ局とは一線を画した番組構成で知られる。２年前にはジャイアンツ戦の隙間を縫って、マリーンズ戦の中継にも乗り出し、解説に山本功児を据えてきたところからして、おそらくは番組内に相当筋金入りなマリーンズファンがいたものと推測されるが（←嘘）、今年は５月２日のライオンズ戦を中継したきりで、次回の中継はまだ決まっていない。

樋口忠正アナウンサーは、今年御年７０を迎えられるとはとても思えぬほどの若々しい声をお持ちで、中学生風情ながら、午前中から関東の主場の競馬場の全レースを毎度中継してくれることをこれ幸いと、土日は１０時になったらラジオのチューニングを１４２２ｋＨｚに合わせるという、今から思うとオヤジくさい生活はすでにこの時点で始まっていたと思うのだが（笑泣）、２０年前の中学生風情ながらも、とても張りのある、若い声を持っているアナウンサーだと認識していて、当然ラジオのアナウンサーだから、こちとら顔が分かるわけもなし。
で、たまたまいつだったか忘れたが、たまたま千葉テレビでネットしていた、川崎競輪場の開設記念「桜花賞典」の決勝戦の中継のアナウンサーで顔出ししたときに、明らかに年輪を重ねたお顔と、その若々しい声のギャップに驚いたものだ。
ちなみに、樋口忠正アナは、こちら（ラジオ日本パーソナリティ一覧）。

樋口忠正アナの音声は、京急横浜駅に行けば聞ける。

しかし、７０でなお競馬実況の第一線で活躍するのには、相当なご苦労もあったことだろう。声の張りなどの問題もさることながら、競馬実況は眼が命。双眼鏡を手に、反射的に勝負服と騎手の枠番の色帽子だけで馬名をいう反射神経は、いくら訓練したところでそう簡単にできるものではない。
そんな職人技の競馬実況が自慢の一つだったラジオ日本。
樋口アナと並んでベテラン実況アナウンサーだった林洋右アナウンサー、どちらかといえば演歌番組のイメージもあった田島喜男アナのパンチのある実況、朝１０時の時報とともに、競馬場から第１レースのファンファーレが聞こえると、ときたま井口保子アナウンサーが朝の口上とともにそのままレース実況になだれこむ…というシーンがあったのも懐かしいな。

ちなみに、今ではトゥエルビの実況アナウンサーとしてマリーンズファンにもおなじみになった染谷恵二アナも、元はラジオ日本出身で、どちらかといえばラジオ日本ジャイアンツナイターのイメージが強いかな、おいらは。
フリーのアナウンサーなので、ときたま土日のNack5のライオンズ戦の中継アナウンサーを担当されることもあり、これがマリーンズ戦だったら、「昨日の友は今日の敵」と言わんばかりにアナウンサーに向けて牙をむく姿も面白いね、たまには（笑）。

樋口アナももう７０ですか。
時がたつのは早いなあ…。
ダービーデー当日、もし聞けるような環境であれば、樋口アナの実況で胸を躍らせたいものですな。
間違ってもフジテレビじゃ…うわなにをするやめろくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこ