ふくしんぼうしの研修ブログ(静岡県社会福祉人材センター研修課)

日々開催する福祉職員向けの研修の様子、また災害等で開催中止(延期)する際の検討状況をお知らせします。

全日程終了「認知症介護実践研修(実践者研修)」

2015年09月16日 | 研修実施報告
【「その人らしい暮らしを支える」という頂きを目指して。】
認知症介護実践研修(実践者研修)、80人×5会場×6日間の全日程が今日の富士6日目をもって終了しました。
「認知症の人を人として捉える」。「認知症」の部分だけを見るのではなく、それぞれ長い年月を生活してきた「人」として、またその想いを大切にし、職員目線ではなくその人の立場にたって、その人らしい暮らしを支えていく。
この研修では、まず5日間、認知症介護指導者からそれらの視点等について多角的に講義を受けて頂きます。また同時進行で自施設の認知症の人を一人選び「その人の暮らしの現状・過去・望み」について情報収集・アセスメントをする課題に取り組んでいただきます。
そして5日目にアセスメントをもとに「よりその人らしい暮らしのための工夫」について課題設定を行い、その計画に基づいて4週間の自施設実習を行い、最終日の実習報告会にて成果・気づきを発表していただくという長く険しい研修です。
本会では、年々よりよい研修としていくために、講師の認知症介護指導者の皆様の多大なご協力のもと、年に何度も会議を重ねてプログラムやシートを検討し続けています。

元々、この研修は地域密着型サービスの運営基準に位置付けられていましたが、今年度の介護報酬改定で通所介護の加算要件の一つになったことで、今年度は定員の倍以上のお申し込みを頂きました。
修了された受講者の皆様には、基準・加算要件のみならず、「その人らしい暮らし」を支えていく認知症介護"実践者"としての学び・気づきを得ていただいていれば、研修事務局冥利につきます。

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