9条の会を応援する有志のブログ

日本の良識を代表する9名の方が呼びかけた「9条の会」が全国で
数千の会に広がっています。私たちもその一員になります。

06年憲法集会 九条の会・福岡-3

2006年05月03日 20時07分17秒 | 日本国憲法
次に福岡県教職組委員長 中村 元気さんが
「教育基本法『改悪』が目指すもの」と題して講演

このブログでも連日取り上げている問題を詳しく解明

第一部の最後に、めんたいワイドでおなじみの
斎藤 文男 九州大学名誉教授が
「憲法『改正』を止めるため」と題して講演

9条改憲が、一昨日、アメリカと日本の外交・防衛閣僚会議【2プラス2】で取り決めたアメリカのグローバル(地球規模)戦略に日本を取り込むために、海外での軍事行動という最後の箍(タガ)を取り払うためのものであることを解明しました。
そのなかで、日米の外交・防衛閣僚会議【2プラス2】の4人で国民に知らせることなくとんでもない軍事戦略が決められ国民に押し付けられようとしていること。
そして、国民の意思を無視して実行するためには、現憲法の「公共の福祉」ではなく「公共の秩序」を持ち出し、権力にとって邪魔になる活動を押さえ込むことを可能にする改定も盛り込まれていることを説明。

憲法そのものは、紙に書いた文書にすぎない。これをどのように活用するかは国民の運動に掛かっている、と聴衆に問いかけて講演を締めくくりました。

06年憲法集会 九条の会・福岡-2

2006年05月03日 19時53分51秒 | 日本国憲法
会場アナウンスでは千7百名の参加ということでした。

第一部の最初に津屋崎少年少女合唱団のオープニング演奏があり、指導者である熊丸みつ子さんが「子どもたちへ平和を語ろう」と題して引き続き講演。
いのちの大切さを日頃の子どもたちへの語りかけの体験を中心に話されました。
その中で、911から一年たった2002年ウィーンへの演奏旅行に行った時、現地インターナショナルスクールの小学生との懇談の場で「天皇制」の問題や戦争の問題などを小学生から質問されても中学生・高校生の合唱団メンバーは何も答えられなかったというエピソードを紹介された。
合唱団の生徒たちからは「ウィーンでは小学生でもあんなことを考えているのに、私たちはそんなことは考えてもいなかったので恥ずかしかった」という感想が出た
とのこと。
熊丸さんも語っていなかったことを思い知らされ、それからは知っていることは全て伝えようと考えたとのこと。
小学生への性教育にも話が及び、命のかけがえの無さを日々伝えている話しに感動の波が会場に広がっていたようでした。

本日「憲法記念日」

2006年05月03日 09時54分09秒 | 日本国憲法
きょうは、「日本国憲法」施行59周年の記念日です。
先人の智慧と闘いの結晶「日本国憲法」改悪を許さない闘いを一層広げてゆきましょう。

福岡では2006憲法集会が本日午後1時より福岡市民会館で開催されます。
ここをクリック

日本国憲法「前文」を再掲します。
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日本国憲法
              公布 昭和21(1946)年11月3日
              施行 昭和22(1947)年 5月3日 
【前文】
 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。