5月14日金曜日の夜12時過ぎ頃、小倉へ出張している僕に嫁さんから何度も着信があった。
その日風邪を引いててホテルに帰ってすぐに横になり、12時過ぎごろはちょうどうとうとしていた頃だった。
1回目の着信は誰か会社の人で食事をした後バーでも行こう、といったお誘いの電話かなと想像しながらそれでもうつらうつらしていた。
着信が3回続いてこれは何だかおかしい、急用かなとようやく起き上がって着信を見たら嫁さんからだった。
これは何かあったに違いないと思って電話を取ったらかなり焦った声だった。
こうたろうが痙攣を起こして・・・
熱が40度あって・・・
とそれくらいしか分からなかったけど、落ち着いて症状を聞いたらこれはおかしいと思った。
「熱性けいれん」と言った言葉を知らなかった僕達は急いで夜中あいている病院をインターネットで検索したがその時間がもどかしかった。
こんなことならきっちり調べておけばよかったと思いながら必死で検索を掛けた。
風邪を引いてて熱があったことは知っていたけど、痙攣を起こして白目を向いて呼吸が一瞬止まって・・・と聞いたら気が動転してしまいそうだった。
まともにあいている小児科が見つかって嫁さんに行ってもらっている間に症状を調べたら、5歳まで、特に3歳くらいまではよく起こる症状らしい。
対処法
1. あわてない。大丈夫だと自分に言い聞かせる。救急車は呼ばない。
2. すぐに時計を見る。見ておかないと何分続いたのかわからなくなる。横に寝かせて、衣服をゆるめ、ふとんなどは外して身体全体を観察する。
3. 吐きそうになったら、頭または身体を横に向けて、吐いたものが喉につまらないようにする。仰向けのまま吐くと、窒息する可能性がある。
4. 口にものを入れない。舌を噛み切って死ぬことは無い。タオルなどをかませていると、吐物が外に出にくく窒息しやすい。口にたまっているものがあれば掻き出す。
5. 大声で呼んだり、身体をゆすったりしない。刺激でけいれんが長引くことがある。
6. けいれんが終わるまで、必ずそばにいる。終わったら、時計を見て何分続いたかを確認する。体温を測る。
7. 意識がはっきりするまで、薬、飲み物を与えない。誤嚥する(気管に入る)ことがある。
8. 10分以上続いたり、意識のもどる間もなく繰り返すとき、または、けいれん後、麻痺を伴うときや意識障害が持続するときは、救急車を呼んでも良い。
9. 身体の一部のけいれん、左右差のあるけいれん、1歳未満のけいれん、初回発作の場合は、早めに小児科を受診する。)柏厚生総合病院Hpから引用)
と簡潔にまとめてあった。
これらのことを前もって知っていたらきっと冷静に対処できたと思う。
次の日の改めて近所の小児科に行ったら「ポリオの予防接種」が原因じゃないかと言われたそうです。
その小児科にはその日だけで同じ症状の子供が4人いたらしく、同じ条件として発症5日前くらいにポリオの予防接種を受けていたそうです。
調べたところ、やはり副作用として発熱や発汗、下痢などの症状があるようです。
予防接種の副作用で発熱を起こし、それに適切に対処していなかったために39.9度までの高熱になってしまい、結果として熱性けいれんを誘発させてしまったのだと思います。
今回のことでちょっとした風邪や熱でも近所の小児科にはきちんと行かせようと反省しいました。
知り合いの看護婦さんも子供にちょっとでも風邪の症状が出たらすぐに病院に連れて行くそうです。
大人は微熱が出ても「様子見」出来ますが、体力の弱い赤ちゃんや幼児は「様子見」はあまり良くなかったのかもしれません。
辛い思いをした息子も大変だったと思いますが、初めて目の前にした嫁さんも大変だったと思います。
子供の病気はこれからたくさんあると思いますが、知識は重要だと感じたので前もって他の病気の処法なども勉強しておこうと思います。
反省ですね。。。