菜の花満開！ 「春を探そう」伊豆の旅（後半）

２００７・１・２７　テーマ：春を探そう！

菜の花、なのはな、なのはな・・・・・・・・・・菜の花、、なのはな、菜の花
　

いちめん、春色、元気色。　春の甘い香りに包まれて・・・・・・・・・・・・・。

　

　

風景　　純銀もざいく

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな　

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな
　
　　

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。

山村暮鳥「聖三稜玻璃」より

　

　

　

　　　　　
　　　　　
　　　　　

　　　

　

　

　

　　　
　　
「あっ、ツバメだ！」
「ほんとだ、ブーメランみたいに飛んでいくね！撮って、撮って！」
「ダメだよ千晴、はっ、速すぎて撮れなーい。」
「もう、南の国から渡ってきたのかな？」
「伊豆は暖かいから、越冬ツバメかもしれないね！」
「カモシカさん、こっち、こっち。ほら、カモさんだよ。これなら撮れるでしょ！」

　　　　　
キラキラ光る春の川に入っていくカモたち。

　　　
「あそこに見える煙の出てるのな～に？」
「ああ、千晴。伊豆には温泉がいっぱいあるだろ、この辺りじゃ至る所に源泉が自噴し白い蒸気を立ち上らせているね。あれは、源泉のやぐらだよ。」

「ねぇ、カモシカさん。あそこに『足湯』って看板があるよ。」
「そうだね、今日は随分歩いたからちょっと寄っていこうか！」

　
「足はポカポカ。目を閉じるとトロ～ンとしてきちゃうよ・・・。
　想い出の場面が浮かぶよ。
　お昼の菜の花畑！　朝の可憐なピンクの桜・・・・・。」

　　　　　　　　　

　

「ねえねえ、もっと歩いてみない？」
「そうだね千晴。日暮れまでまだ行けるね。」
「どこ行く、どこ行く？」
「そうだな～、海岸の方へもワープしちゃおうか！もうひとつ、春を見つけちゃおう。」
　

　マーガレット、マーガレット、マーガレット・・・・・・・・・＝木春菊（もくしゅんぎく）

　　　

　

　

　　　　　
「よく恋占いで使う花だよね。」
「まあね、綺麗だし、形もいいからね。でもね千晴、マーガレットってギリシャ語の“マルガリーテ（真珠）”に由来した名前だって知ってたかい？」
「しらな～い。でも、どことなくロマンチックな響きだね、マーガレットって！」
「でも、“木春菊”とも言うんだよ。呼び名ひとつで随分イメージが変わるよね。」
「へぇ～、そうなの。でも、葉っぱを見るとガッテンしちゃう！」

そうこうしているうちに日没が近づく。風の強い１日であったがことさら寒くなってきた。いつもの海の見える秘密の露天風呂は今日は寒いと見切りをつけ、
海岸線西回りを諦め、中伊豆のここもお気に入り温泉で温まって家路についたのでした。

☆おまけ：熱海市ではアタミザクラが満開の見頃になったそうです。（２／１情報）☆