アルプス雪便り&雪山に思うこと
2020年10月16日
北アルプス:立山で雪景色
雄山山頂直下より 振り返り見る。 大日岳、奥大日方面
<これは過去記事の中の写真で、今回のニュースのものではありません>
16日夜遅くから降った雪で白くなった雄山
北アルプスの立山で17日、雪が降り、雄山や室堂一帯が雪化粧した。
室堂近くの雷鳥荘によると、16日午後11時ごろから雪が降り始めた。
17日午前8時時点で積雪は約5センチ、気温0・7度。
室堂平での積雪は今季初めてという。
追加ニュース;
志賀高原では今シーズン初めての積雪となりました。 志賀高原では、午前10時ごろ、山の木々にうっすらと雪が積もっていました。 横手山頂ヒュッテによりますと、雪は未明から降り始め、午前5時ごろには3、4センチほどまで積もりました。
標高3,000mの稜線では、早くも冬の到来である。
雪山について、少し思うことを記しておこう。
かつて、こんな言葉を聞いたことがある。
「稲刈りが終わったら、山とさよならしよう。
そこはもう 冒険者たちの世界だから。」
そうは言っても私も含め 美しい雪山に登山するヤマノボラーは数多いる。
しかし、無雪期の山とは同じ山でも全く別物となるので、
万全の準備と覚悟と危険予知と回避が一層求められる。
特に、現場での勇気ある撤退:危険にさらされる前に
引き返すタイミングを外さないことが肝要である。
遭難の多くは 気象変化や雪の状態などいつもと違う予兆があるのに
それを見逃し、この引き返すチャンスを逸して前に進んでしまうことで生じる。
雪山の魅力は否定はしない。
しかし、安全に行動し 生きて還ることは 必須条件である。
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