2007・10・6 1日目
三股~前常念~常念岳~蝶槍~蝶ヶ岳ヒュッテ
早朝、三股登山口をスタート
登山道に入ると直ぐに分岐だ。
足元に早速キノコを見つける。
森林限界まではほとんど変わることのない樹林の中を急登する。
特筆すべき道ではない。ひたすら修行の登りである。毎回、分かっちゃいるがここを登る。
地図上に記された2207標高点ヤグラ跡を過ぎると幾分斜度が緩み、右斜め前方に前常念の岩場を仰ぐ。左に蝶、右に安曇野と背後の山並み、後方に富士山・南アルプス・八ヶ岳も見えてくる。
写真は、前常念の岩岩の登りに差し掛かったところ。樹林帯から一気にアルペン的な様相となり、展望も開けて楽しくなる。
紅葉に染まりだした前常念の斜面と常念から蝶へと続く稜線を望む。
最奥の山塊は穂高(前穂~吊り尾根~奥穂、涸沢岳、北穂)だ。
大岩の急登をこなし、やや平らになると避難小屋が見えてくる。
この先が前常念岳だ。
脇にケルンが建つだけの前常念岳山頂(2661・8m)だが、展望は良い。
正面には目指す常念岳。
左には、穂高連峰。
前穂~吊り尾根~奥穂
右には、鞍部に常念小屋。そして横通岳・東天井・大天井岳。
さらにその右手には鹿島槍。
岩礫とハイマツの稜線を辿ると一つ目の常念小屋への分岐。
分岐から振り返れば、前常念の丸いピーク。
前方には端正な姿の常念岳。
さらに登ると、正面に常念岳が迫る。それまでは薄い雲が広がっていたが、きれいな青空が現れた。
振り返れば、前常念と安曇野。
足元には草紅葉が色鮮やかに輝く。
天然のブルーベリーだ。食べ放題!あぁ~、おいしかった!
かっこいい槍が見え始める。ふたつ目の常念小屋への分岐。(現在はこちらがメイン)
「あの~、写真撮ってもらっていいですか?」直ぐ後ろを登ってきた山のマドンナさんから声が掛かった。
「それじゃ、私もシャッター押してもらっていいですか。」
お互いにここで写真の撮りっこをする。
横通岳、~大天井岳。燕岳。その後ろに裏銀座の山々。
左手に、常念岳のピークが見えている。
先ほどの山のマドンナ、仮称“さっちゃん”。槍穂の大パノラマをバックに登頂記念の
1枚。<写真掲載は承諾済み>
山歴2年程とのことだが、自然に対する感性が豊かな方で フットワークも軽い。
この先一緒に蝶ヶ岳ヒュッテまで歩くことになった。
最高の展望に 千晴も「ワン、ダフル!」
千晴は、さっちゃんにも大変気に入っていただけました。
常念山頂からは南ア、富士山、八ヶ岳、浅間山、四阿山、横手山、・・・・。
妙高・火打などの頚城山塊、白馬までの後立山連峰、針ノ木・・・。表裏銀座の山々など枚挙に暇がない360℃の展望であるが、やはり目を引くのは、目の前に迫る槍穂高連峰の大パノラマであろう。(蝶でもほぼ同じパノラマだが、穂高の見え方が異なってくる。蝶のほうが穂高を眺めるにはより迫力がある。)
常念岳からの槍・穂高連峰の大パノラマ
中岳~大喰岳~槍ヶ岳~北鎌尾根
槍ヶ岳アップ。
屏風岩・明神・前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、大キレット、南岳。ーA
写真Aの槍への続き。ーB
安曇野から望むピラミダルな山容が美しい常念岳は、常念山脈の盟主であると共に
山頂からの展望も1級品である。
美しい常念岳山頂の展望を目に焼き付けて、次の蝶ヶ岳を目指す。
ここから蝶ヶ岳への稜線は、北アルプス屈指の展望コースだ。
初めてここを歩くさっちゃんは、美しい稜線を見てにっこり微笑む。
<なだらかに見えるけど、結構アップダウンがあるんだよ>
常念山頂を急下降していく。
振り返ると青空の中に常念の山頂が小さく見える。さっきまであのテッペンにいたんだと思うと少し不思議な感じがする。
前方にはポチっと尖がった蝶槍が見える。
樹林帯に入るとキノコ発見!
蝶槍が近づく。
蝶槍をバックにバンザイ! カメラマンは、さっちゃん。
蝶ヶ岳に連なるなだらかで美しい稜線美にうっとりのさっちゃん。
足元には草紅葉のパッチワークが色鮮やかだ。
蝶ヶ岳三角点2664m付近から蝶槍を振り返る。後方、山頂に雲が掛かる常念岳。
左に目を転じれば、夕方の逆光に照らされてど~んと槍の稜線が見える。
さらに左に穂高連峰がシルエットで迫りくる。
低い角度の夕光を浴びて延びる気持ちのよい稜線。
ルンルンで稜線を進むさっちゃん。
美しい二重稜線を見ながら、今宵の宿“蝶ヶ岳ヒュッテ”に向かうのであった。
夜の帳が下りると漆黒の空には満天の星たちが輝いていた。天の川もはっきり見ることができた。小さな埃のような☆までが生命の輝きを放つ。
星のランプに手が届きそうな気がした。
☆「蝶・常念(北ア) 2日目」 につづく。☆
いいですね~
草紅葉も真っ赤じゃないですか!
カモシカさんのレポは、いつも楽しさが溢れてて大好きですよ。
二日目も楽しみです。
“負けず劣らず”は撤回します。私が歩いた9月とは比較になりません!
やっぱ「千晴ちゃん」のお陰かな?
♪千の晴れに~千の晴れになって~♪
クロマメノキ(アサマべりー)はおいしいよね
山の尾根ひだも綺麗に表れてとても素敵な景色ばかりですね。
青空も良いし。紅葉も良いですね!
何より、素敵な女性がおられて、写真もより綺麗にみえますよ!
一人よりも二人の方がずっと楽しいって写真が言っている様です(笑)
もちろんです! いつもの単独行も山と向き合うのにはいいですが、時にはこういう華やかな楽しいお喋りを交わしながらの山歩きもGOODです!
山や自然に対する感性の素晴らしい方でした。
2日目、乞うご期待!
・・・マードンナに素敵な山行だったでしょう。
蝶は槍穂の展望台だもんね
常念 まだ残してるんだよなー(泣
>やっぱ「千晴ちゃん」のお陰かな?
そうなんですよ。ちはるは、千春じゃなくて
千晴!
今年の1月デビューですが、「青笹山」の山行記の中に命名の由来を記してあります。
>♪千の晴れに~千の晴れになって~♪
そんなところです。プラスαもあり。
>クロマメノキ(アサマべりー)はおいしいよね
デザートいらずでしたね。
ですが、マドンナ登場でまた違った楽しさアップ
ですね(^ω^)
快晴の、常念岳と穂高と槍の景色は素晴らしいです。
ぼくらの登った、笠ヶ岳と全く逆からの景色で
面白いです(^ω^)
今回も天気に恵まれたようで良かったですね!
しかも美女と一緒で山登りも楽しさ倍増でしたね^^
誰か私を山に連れてって!なんて...甘いね!
私も一人で登っていい男でも捕まえようかしら(^^;
☆>絹糸を一本一本丁寧に刺繍したような温かさを感じました。
お褒めいただきありがとうございます。
でも、これは写真というより自然が作り出し造形美です!夏山とはまた違った趣がありまうから、何度でも登ってしまいます。
やまとそばさんへ:
☆>一人よりも二人の方がずっと楽しいって写真が言っている様です(笑)
楽しくないといえばウソになります。とっても楽しかったですよ!やまとそばさんやじもら~さんの華やかな山行に少しは近づけたかな?
富士には月見草がよく似合う、アルプスにはマドンナがよく似合う かな。
ロビンさんへ:
☆久しぶりの駄洒落にやられたー!
> ・・・マードンナに素敵な山行だったでしょう。
ま、どんなに言葉を尽くしても語りきれないなぁ~。
>常念 まだ残してるんだよなー(泣
そんじゃ、今度一緒に行くかい?
山の妖精、ロビン!!
じもら~さんへ:
☆>マドンナ登場でまた違った楽しさアップ
ですね(^ω^)
少しは華やかになったかな?じもら~さんの複数のマドンナには敵いません。
>ぼくらの登った、笠ヶ岳と全く逆からの景色で
面白いです(^ω^)
笠にはk林さんとU太くんの親子が同じ時登ってますが、お会いになりましたか?
カルネさんへ:
☆>今回も天気に恵まれたようで良かったですね!
お陰様でまたまた晴天ゲットです。
> しかも美女と一緒で山登りも楽しさ倍増でした ね^^
ソロの楽しさとはまた違った楽しい山歩きがで きました。
>誰か私を山に連れてって!
この前じもら~さんと涸沢コラボしてたではな いですか!うらやま!