カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

白峰三山縦走<北岳~間ノ岳~農鳥岳> 本編

2012-09-26 | 山行記録

南アルプス「白峰三山縦走」

                                             

  アルペンムードに満ちたダイナミックな3,000m級の縦走路!

 北岳~中白峰~間ノ岳~西農鳥岳~農鳥岳を縦走!

3,193m~3,055m~3,189m~3,051m~3,026mの5座を踏む

 *北アルプス:槍穂大縦走 北穂・奥穂・前穂周遊 奥穂~ジャンダルム~西穂の夏山山行の記録が

  ダイジェスト版で止まっているので、そちらの本編UPが未完ですが、

  先に 南アルプスの本記事を先行UPしておきます。

 

 10年ぶりの北岳エリア縦走となる。

 日本で、2番目に標高の高い北岳を筆頭に 3,000mを越えるスカイラインは、

 爽快で 雄大な展望を存分に満喫させてくれる極上の縦走路なのである。

 雲上3,000mの花街道と稜線に波うつ山々の絶景♪

 

 

 爽やかな朝の空気を味わいながら、野呂川に沿って歩く。

 いつもの吊り橋を渡り、

 

 朝日に照らされた北岳を 大樺沢越に望むと心が弾む。

 

 大樺沢に沿って標高を上げ、二俣に至る。樹林を抜けると一気に視界が開け、

 北岳バットレスを仰ぎ見るようになる。

 八本歯のコルへの左俣には、雪渓も上部まで残っている。(復路に利用)

 

 右俣の草つきの登山道を登っていく。

 

 小雪渓が残り、稜線が望める小広場は、絶好の休憩ポイントだ。

 

 タカネグンナイフウロなどの花々が美しい草すべり右俣コースを小太郎尾根に向けて更に登る。

 

 鳳凰三山の稜線が次第に視線の下になり、標高を上げていることが実感できる。

 

 小太郎分岐点へ飛び出す。いよいよ爽快な稜線歩きの始まりだ。

 鳳凰三山、八ヶ岳、甲斐駒、仙丈、中央アルプス、北アルプスなどの展望が一気に

 視界に入る! 

 

 甲斐駒  奥に、八ヶ岳。

 

 仙丈ヶ岳

 

 中央アルプス

 

 北アルプス

 

 展望を楽しみつつ、北岳への縦走路を進む。

 

 おおらかな稜線と青空は、実に気持ちいい。

 

 程なく、北岳肩の小屋にたどり着く。北岳は、もう目の前だ!

 

 肩の小屋を後に、北岳への稜線をさらに進む。

 

 北岳山頂に向けて、ラストスパート!

 

 山頂手前で、北岳山荘と間ノ岳に延びる稜線が見えてくる。

 

 日本で第2位の標高<3,193m>の北岳♪

 稜線に飛び出した時の展望に加えて、

 塩見岳や間ノ岳、農鳥岳。さらに、富士山の展望が加わった360度の大展望である!

 仙丈ヶ岳をバックにした1枚。

 

 10年ぶりなので、いろいろな角度で記念撮影。

 

 

 明治学院大学ワンゲル部の女子。

 森田健作の話題で盛り上がる!

 

 北岳のテツ&トモ<てやつ君とトモミさん>

 

 北岳登頂に大満足のお二人でした♪

 

 思いはるかな 北岳の

 いこいの峰に つどいたる

 我らが友よ  高らかに

 いざや 歌わん  おーリードハイマー

 

 あの峰この谷 あのフェース

 若き血潮の  高なりに

 かたく握りし  ジッヘルの

 ザイルにたくす  おーリードハイマー

 

 吹雪に暮れる  日も過ぎて

 仰ぐ蒼さよ   我が心

 今ぞめざすは  バットレス

 鳴れよハーケン  おーリードハイマー

                               「北岳の歌」~専修大学山岳部部歌~

 

 

 北岳山頂から見下ろす縦走路。

 

  赤い屋根は、北岳山荘。

 間ノ岳~農鳥岳へと3,000mのスカイラインである。間ノ岳の右が、塩見岳。

 

 シコタンソウ

 

 イワギキョウ

 他にも、キンロバイやイワベンケイ等々 花、花のオンパレードだ。

 

 北岳山荘のテン場から仰ぐ北岳。

 

 北岳にズームイン!

 

 サンセット間際の富士山♪

 

  2日目の朝も爽やかでした♪

 

 ご来光。 静かな山の目覚め。

 

 3,000mの稜線が すべてモルゲンロートに染まる荘厳な瞬間!

 

 モルゲンロートに染まる北岳とその稜線。

 

 夏山3,000mの稜線から望む雲海に浮かぶ富士山♪

 

 中白峰<3,055m>から振り返り見た北岳。 左は、甲斐駒ヶ岳。

 中白峰は ドーム状の小ピークだが、北岳の眺めが素晴らしい。

 

 中白峰にて

 

 中白峰から進行方向に間ノ岳と富士山を望む。

 

 朝日に輝く 間ノ岳山頂を目指して 稜線を進む。

 

 ボリューム感満点の山容、間ノ岳。

 

 振り返れば、辿ってきた稜線と北岳。後ろに、仙丈ヶ岳・甲斐駒。

 

 間ノ岳の山頂がすぐそこに迫る。

 

 間ノ岳<3,189m>

 どっしりしていて ボリューム感があって、展望も趣があって北岳より好きな間ノ岳!

 山容も堂々としているが、山頂が平坦で広々している。360度の展望を楽しむには最高の舞台だ♪

 間ノ岳山頂からの展望。↓

 

 でっかい富士山!!

 

 農鳥岳、西農鳥岳~蝙蝠岳・塩見岳~後方は荒川三山。最奥は笊ヶ岳の連稜。

 

 北岳から辿ってきた稜線と仙丈ヶ岳の雄姿。

 

 標柱の右に見えるピークが、塩見岳。

 

 農鳥岳~西農鳥岳。 後方のニャンコ耳は、笊ヶ岳。

 

 荒川三山・赤石岳<後方>と蝙蝠岳~塩見岳の雄姿。

 

 仙丈ヶ岳と北アルプス

 

 北岳と甲斐駒、八ヶ岳

 

 間ノ岳山頂から、辿ってきた稜線を振り返る。

 北岳、仙丈、甲斐駒、八ヶ岳。。。

 

 進行方向を望めば、農鳥岳に続く稜線と富士山。

 

 富士山にズームイン!

 

 間ノ岳をあとに、農鳥岳を目指して進む。

 

 中央の赤い屋根が、農鳥小屋。 この稜線と農鳥岳方面の眺めが実に美しい。

 

  間ノ岳の急な斜面を下り、農鳥小屋や農鳥岳が近づいてくる。

 

 農鳥小屋手前から間ノ岳を振り返り見る。

 

 農鳥小屋にたどり着く。

 

 

 

 農鳥小屋の名物主:深沢 糾さん。

 この詳細は、ダイジェスト版をご覧ください。

 

 

 農鳥小屋を後に、登りにかかる。間ノ岳を振り返る。

 

 西農鳥岳までは、鋭い急登が続く。

 

 西農鳥岳が近づく。

 

 農鳥小屋と間ノ岳を振り返り見る。

 

 稜線に飛び出すと 富士山、農鳥岳、西農鳥岳が一望のもとだ。

 

 西農鳥岳へは、ひと登りだ。

 

 塩見岳をバックに1枚。 西農鳥岳に立って最初に視界に入る山だ。

 

 塩見から左へ延びる2,800mのスカイラインは蝙蝠尾根と蝙蝠岳。

 後方は、荒川三山。

 

 辿ってきた、間ノ岳・北岳の縦走路を振り返る。

 

 鳳凰三山。

 

 再び、塩見岳をアップで。 堂々とした山容ですばらしい。

 

 蝙蝠岳、荒川三山、赤石岳・・・。

 

 農鳥岳とそこへ続く縦走路を眺める。

 

 フラットな農鳥岳の頂に鎮座する富士山が、実におもしろい光景だ!

 

 岩稜を辿り、緩く登り返す。

 

 振り返れば、西農鳥岳。

 

 右には、しばらく塩見~蝙蝠~荒川三山の絶景が見えっ放しだ!

 

 白峰三山縦走の最後のピーク:農鳥岳!

 360度の展望も爽快だ♪

 

 間ノ岳、北岳、八ヶ岳。

 

 西農鳥岳。

 

 塩見岳。

 

 回り込んで、間ノ岳、北岳。

 

 もちろん、富士山も!

 

 

  タカネツメクサ

 一般的には、この縦走ルートだと大門沢から奈良田へ下るのが普通である。

 しかし、カモシカ流はひと味違う! 簡単に下るなんてもったいないじゃん。

 稜線を北岳に戻りましょう!

 稜線往復縦走です!!

 はい、稜線をもう一度 白峰三山のピークを踏みながら、縦走して戻りましょう♪

 

 西農鳥岳

 

 

 間ノ岳   ここでうっすら周囲にガスがかかる。

 

 下山は、八本歯のコル経由で行きましょう。

 

 トラバース道。

 

 お花畑。

 

 

 さあ、下りましょう。

 

 南アルプス名物=丸太を並べただけの階段!

 急降下な場所では、スリップしないように慎重に足を置いていく。

 

 北岳バットレスが見えるようになると 大樺沢二俣は近い。

 

 急降下が少し楽になったところで、振り返る。

 

 前方には雪渓。

 

 しかも下から霧が上がってくる!

 ここを一気に下って、大樺沢へ。

 

 10年ぶりの北岳エリアの縦走=稜線往復縦走。

 歩き応えたっぷりの3,000m級夏山アルプス「白峰三山」であった!

 

      ダイナミックな縦走路と南アルプスの大展望♪

 

   どこからでも端麗な富士山を眺めることができる極上の縦走路♪

   カモシカが 最も愛する山はやはり穂高であるが、

   おおらかで雄大な南アルプスも 甲乙つけがたい。

   だから、日本の山はおもしろい。

 

  北アルプス=槍穂高のこの夏、複数回の山行記録がまだまとめきれません。

  毎年の恒例の槍穂縦走なので、先に「白峰三山縦走」の宿題を片付けました。

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4 コメント

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Unknown (つばさ)
2012-09-26 08:07:55
すばらしい山岳展望の写真がたくさん並びましたね。
10年ぶりの北岳エリアの縦走ということで、記憶に残る良き山旅になったでしょう。間ノ岳は雄大でいい山ですね。
返信する
つばささん (カモシカ)
2012-09-27 01:04:10
間ノ岳は、北岳より良い山だと私は思います。
久しぶりの北岳エリアの縦走で、以前と同じだと懐かしんだり、新しく設置されたものに驚いたり。。
振り返った時、記憶に残る山行になります。
北アルプスと趣の違う山岳で、日本の山の素晴らしさを改めて感じました。
返信する
Unknown (つれぞう)
2012-09-30 18:39:03
 キクちゃんお気に入り?の農鳥おじさんを拝見できて嬉しいです。富士山画像が本当に感動的ですね。
返信する
つれぞうさん (カモシカ)
2012-10-01 20:21:28
キクちゃんはお気に入りでも 農鳥おじさんにはいくら話をしても覚えてなかった。。笑 農鳥の会のネーミングは喜んでくれたけど。
このエリアは、富士山がきれいに眺められる良いポイントです♪
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