カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

ロダン:~見逃した方は今度はパリで~

2007-03-20 | 小さな旅

2007・3・17  ロダン - 創造の秘密

静岡県立美術館にて美術鑑賞!オーギュスト・ロダンの貴重な作品の中に浸る。

 

通称:「ケンビ」は、JR草薙駅と日本平の中間点に位置し緑豊かな丘陵地の中に県立中央図書館や静岡県立大学と隣接していている。天気のよい日ならもちろん富士山を望むこともできる。大学の薬草園や公式のサッカーもできる広い芝生のグラウンドも開放されているのでのんびりお弁当を食べるのにもよいところだ。

今回の特別展については、以下パンフの抜粋で。

 2007年2月4日(日)~3月25日(日)


待望のパリ・国立ロダン美術館コレクション ついに静岡へ!

ロダン―創造の秘密

白と黒の新しい世界

ロダンといえば、皆さんは、重厚な「黒い」ブロンズ作品を思い浮かべることでしょう。しかし、ロダンは、石膏を使った「白い」作品も制作しています。19世紀において、石膏は、ブロンズや大理石作品として発表する前の「原型」として用いられるのが主流でしたが、ロダンは、その特性にいち早く注目し、石膏の作品を中心にした展示をするなど、実験的な試みを行いました。光を反射し、作品にはっきりとした陰影が生まれるブロンズに対して、石膏は光を吸収し、やわらかい凹凸を作り出します。それぞれの素材がもつ性質を見事にいかすことによって、ロダンは独自の世界を築いていったといえるでしょう。
本展は、フランス国立ロダン美術館の全面的な協力のもとに、《青銅時代》、《バルザック》、《地獄の門》など代表作を多数出品する空前絶後のロダン展です。これまで日本でまとまって出品されることのなかった石膏作品59点のほか、ロダン芸術の象徴とも言うべきブロンズ、大理石の作品に、ロダンが自ら収集した古代ローマの美術品などを加えた、彫刻146点で構成されています。あわせて、素描・版画18点、写真26点を展示することで、ロダンの創造の秘密に迫ります。

 今回の特別展の目玉の作品はもちろん撮影不可である。著名な「眠り;石膏」「私は美しい;石膏」「鼻のつぶれた男;大理石」「カテドラル(大聖堂);ブロンズ」は、パンフでどうぞ。またとない機会です。25日までですから少しでも興味のある方はお出かけになるといいと思います。美術の教科書や世界史の資料で見たことのある作品もあり、世界の巨匠との距離も少しだけ縮まります。

 

この美術館には常設の「ロダン館」があり、この中は2~3の約束を守れば撮影可です!
いくつかの作品鑑賞をしましょう。お馴染みのものを並べてみました。

 

この美術館には大・中・小の大きさの「考える人」がおります。これは大。立ち上がると身長約3m。小はエントランスホールの階段の上にあり。さて、中は、以下に登場する写真の中にあります。立ち上がったとすると身長約1m50cm。どこにいますか?探してみてください!

 

                「カレーの市民;第1試作」

           

                

   カレーの市民6人衆

 

      イヤホンガイドで解説を聴くことができるので、素人でも十分楽しめる。

 

               バルザックの頭部

 

      「地獄の門」・・・高さ6m、重さ7トン 世界に6基あるうちの1つ。

 

                  いい勉強になったね!

 

          気がつかなかった人も上の写真でお分かりですね!

 


                    すごい迫力です。

 

 「考える人」は、世界で21体あるんです!。ここの美術館のものは1度も屋外に展示されたことがないので雨風にさらされることなく美しい姿のままです。
多くの「考える人」は高い台座の上に置かれているが、ここのは低い台座に乗せられているので、大変近くから細部を見ることができる。(どこか日本で有名な場所に「考える人」を見かけたことはありませんか?ほらほらあそこですよ!)

 

 

 

      たくましい筋肉質の力強そうな男の人である。でも、メランコリア。

さて、この「考える人」が考えていることは、いったいどんなことなのでしょうか?
さあ、あなたも考えよう!!

 

 

後姿にも惹かれる。ロダンの作品は、背中の筋肉が迫力があり、それ自身が何かを語りやけに印象に残るのである。

以下、ロダン館内の顕著な作品

 

 

           
          

 

インドアな週末だったが、ロダンの白と黒の新しい世界に触れることができたね。
ロダンといえばブロンズの作品がすぐに思い浮かぶけど、石膏や大理石の世界も広がっていたんだね。
下絵のデッサンすらが作品としての価値を持っているというから驚きだね。
時代を超え、世界を超え普遍的な価値のあるものに直に接する機会というのは貴重だね。千晴も今日は少しだけロダンに近づけたかな?束の間、パリの国立ロダン美術館に紛れ込んだようだったね!

“見逃した方は、今度はパリで”

 

 

 

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8 コメント

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今日から (木曽駒)
2007-03-21 00:59:13
東京国立博物館でダ・ビィンチの「受胎告知」の展示が始まりましたね。
美術館がある環境、ステキな場所ですね。
木曽はなかなかそういう作品に触れる機会がないので残念です。

ロダンの作品もカモシカさんの解説付きでみたら満足感も高いのでしょうね。
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解からない (カオル)
2007-03-21 04:04:03
お早うございます
ロダンの考える人が21体有るとは知りませんでした
どうして考えるのに裸になるのでしょうね~???
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木曽駒さんへ (カモシカ)
2007-03-21 19:26:56
コメントありがとうございます。
雨の週末には「受胎告知」を鑑賞しに出かけてみようかとも考ええいます。
国立博のとなりの西洋美術館前庭に「考える人」が鎮座してますよ。
偶にはアカデミックな雰囲気に浸るだけで解説なんてできませんよ。分かる解説は現場のイヤホンガイドでね!
返信する
カオルさんへ (カモシカ)
2007-03-21 19:37:19
コメントありがとうございます。
美術館へ足を運んで得た俄か知識ですよ。
どうして裸に? ・・・そこまで踏み込んで強い疑問は持ちませんでしたが、。。。
今度行ったら学芸員に聞いてみます。
まあ、それも含めていろいろ思いをめぐらすのもいいかもしれません。
返信する
お久しぶりです (みなみ)
2007-03-23 23:40:23
こんにちはぁ
ロダン展見に言ったんですねぇ!
うらやましいです。
私が始めてロダンを見たのはまだ、小学校にも言っていない頃でした。
でも、考える人、地獄の門のことはとてもよく覚えています。
地獄の門は小さい私にとってとても大きく立ちはだかるように立っており、
考える人は何か圧倒されるような思いで見ていたきがします。(私の母は、考える人の足を私に見せて、何を思ったか「これがウオノメなんだょ」と教えられた記憶があります・・・・そんなことはさておき)
白いロダン・・・見たかったです。明日までのようですが明日は行けず・・・・。
15日に行こうと思ったのですが、パルコでの疲れが響き行くことができませんでした。
はぁ、見たい!
パリに行きます(笑

長くなってしまいましたm(__)m
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みなみさんへ (カモシカ)
2007-03-24 23:35:28
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
特別展は25日までですから、パリへ行って見るしかないな~。(笑

小さい頃に地獄の門や考える人を見たことがあるなら、また行ってごらん。常設のロダン館だけなら安いしいつでも見られるから。幼い頃とまた違った感覚で見ることができると思います。
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やっぱりパリに・・・ (みなみ)
2007-03-26 21:00:11
はい
また行きたいと思います。
近いうちに!!
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みなみさんへ (カモシカ)
2007-03-26 23:52:23
草薙のパリへGO<GO!是非是非。
収穫や情報があったら教えてくださいね。
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