カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

奥穂登頂&涸沢モルゲンロート

2017-09-13 | 山行記録

 

 奥穂登頂&涸沢モルゲンロート

 

 『人の身体は不思議でさ、登るのは簡単で下るのはなぜか難しくできてるんだよね。』 島崎三歩の言葉

 

 今夏は、天気が安定せずとうとう縦走はなしというカモシカでした。こんな夏は初めて。

 仕方なく雨天の隙間を掻い潜ってのピンポイント単発登山。どこにしようか?やはり、お気に入りの穂高は外せません。

 ジャンダルムから西穂へ抜けようかとの思いもありました。

 

 しかし、今夏はテレビニュースで報道される山岳遭難は少なかったと思いますが、

 槍穂エリアの現場では、既にこの日までに6名が死亡しています。

 奥穂だけでは物足りないカモシカですが、雨は嫌、青空大好き、安全第一をモットーにの

 夏山山行となりました。

 

 快晴男のカモシカであるが、シャトルバスの車窓から眺めた穂高連峰。

 今までの穂高山行の中で最悪の分厚い雲が稜線を覆っている。

 バスターミナルに到着。登山届を出すやいなや、突如のドシャ降り。

 局地的な豪雨だった。2時間弱の様子見で、かなり遅れてのスタートとなった。

 いつもの河童橋にての定番の写真は無し。

 

 明神にて。雨は上がったものの曇り空である。

 

 徳沢にて。ようやく日差しが出てきた!

 

 カッパの下も脱いで、夏山モード全開で歩き出す。

 

 横尾にて。晴れた! でも、前穂はまだ雲の中だ。

 

 本谷橋にて。

 

 涸沢カール下部にて。

 

 石畳付近から屏風ノ頭を望む。

 青空が望めると気持ちも晴れやかになる。

 

 涸沢カールに到着。薄曇りである。

 涸沢ミニ・コンサートのイベントが行われていました♪

 

 

 

 以前行われていた「涸沢音楽祭」が形を変えてミニ版となって2回目とか。

 どうやら、夜に食堂で音楽を聴きながらの「ワインの夕べ」に重きがシフトしたためか?

 カモシカとしては、かつての音楽祭の方が 涸沢カールに響く山の楽曲と集う岳人たちの歌声が

マッチして好きだった♪

 

 

 涸沢ヒュッテのテラスで、コンサートを聴きながら寛ぐ岳人たち。

 

 そんな中、ダンプさん<カモシカスポーツ社長:高橋氏>とバッタリ。

 「お久しぶりです、ダンプさん。」「また来たのかい、カモシカさん。」

 

 この後、しばらく降雨が続く。

 

 

 夕方になって、雨が上がり、カールがようやく見え始めた。

 明日の天気予報:晴れ間は午前中前半。その後、下り坂。

 (長く稜線に留まりたい思いはあるが、崩れる前に早めに下山だな。) 

 2日目 

 

 ご来光前の涸沢カールのようす。

 

  雲に邪魔されて、予定時刻より数分遅れの日の出。

 

 モルゲンロートの染まり具合がいつもより薄い。 岩肌が、燃えてくれなかった。

 それでも刻々と色合いが変わる早朝の山のドラマを見ることができた。

 以下、モルゲンロートの染まる涸沢岳と涸沢槍の数分間の定点撮影。

 

 

 

 

 

 モルゲンロートも終了。

 夏の青空に変わり、雰囲気が一変する。

 

 

 

 

 さあ、奥穂を目指して出発だ。 パノラマコースを登る。

 

 見晴岩から望む前穂北尾根。

 

 テン泊の若者たちが、サブザックで軽快に登っていく。

 でも、君たち ルート外してますから!! 油断すると何でもない所でミスを発生させる。 慎重に。

 

 旬は過ぎていましたが、ハクサンイチゲのお花畑から ザイテン~涸沢岳・涸沢槍方面を望む。

 

 涸沢カール上部。

 

 涸沢岳~涸沢槍~獅子岩   この辺は、オンタデしかない。

 zaitenn

 ザイテングラート基部から白出のコルを見上げる。

 ザイテン基部にて

 

 ザイテンを登る。

 

 中間付近から、見下ろす。

 下降してきた山ガール

 

 さらに登って、見下ろす。

 

 涸沢ヒュッテが、あんなに小さく見える。

 

 健気に咲くイワギキョウに励まされながら、ザイテンを登る。

 

 

 ヨツバシオガマ

 

 白出のコル手前付近。 ガスっぽくなってきた。

 

 穂高岳山荘から 奥穂取り付き方面。

 

 涸沢岳方面。

 涸沢カール

 

 笠ヶ岳方面。 雲が湧き、展望なし。

 

 奥穂ヘ登る

 

 いつもなら振り返ると 涸沢岳・北穂・槍ヶ岳が望めるのだが、ガスで涸沢岳しか見えない。

 

 奥穂山頂手前で、岩の鎧をまとったジャンダルムが姿を現す。

 

 迫る岩塊、ジャンダルム!

 

 今回は、ジャンダルム~西穂へは向かわないので お気に入りのルートを目で辿るのみ。

 

 奥穂山頂から ジャンダルムへのルートを眺める。

 

 「ジャン~西穂への山行記録」も複数過去記事があります。 白く見える岩の左を垂壁登攀したなぁ~。

 

 ジャンから奥穂へ登ってくる登山者。今回は、このルートに足を踏み入れないので ちょっと羨ましく見つめる。

 山頂にて

 

 3,190m奥穂山頂。  いつもなら、快晴の青空がお約束だが、

 今回は、展望のない曇り空。。。

 

 稜線続きに槍ヶ岳まで見渡せ、左に裏銀座の名峰たち 右に、白馬方面がド~~~ンと見える<いつもの快晴なら>

 今まで何度も奥穂山頂に立っているが、こんなに展望がないのは初めてだ。

 常念山脈も前穂方面も 上高地も 乗鞍・焼岳方面も 笠ヶ岳、裏銀座方面も真っ白だ。

 唯一、ジャンダルム方面だけが、見え隠れするという生憎の展望状況だった。

 参考までに、晴天の奥穂からの代表的な展望 ↓ ↓ ↓

クリックすると新しいウィンドウで開きます

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 今回は、このような展望が得られず残念であった。

 

 

 奥穂山頂よ、さらば。

 

 穂高岳山荘が建つ白出のコルへと下山する。

 

 山荘前のテラスにて。

  

 ザイテン基部にて。外国人カップルと国際交流!

 

 カールから稜線を見上げる。雲が稜線を覆い始めた。 さっさと下りましょう。

 屏風岩

  

  横尾からの前穂。

  明日、ゆっくり帰ろうといつもは素通りの横尾に泊まる。

3日目

 

 薄曇りの朝。

 以下、横尾~徳沢間で眺めた前穂と雲の様子。

 

 

 

 

 徳沢・・・・晴れ間が。

 

 明神・・・・雲は多いけど、晴れたね。

 

 小梨平にて。

 

 

 河童橋にて。

 

 バスの車窓から、大正池と穂高連峰。 稜線は、雲の中です。

 この時はまだ晴れていますが、天気図・天気予報では 天気は下り坂。

 この日差しだと、まだ歩けたかなという思いがありましたが、濡れるのは嫌いなカモシカなので潔く下山。

 案の定、翌日から数日間 雨に見舞われた北アルプスでした。

 また来るときは、いつものように笑っておくれと穂高に手を振るカモシカなのでした。

 穂高よ さらば   また来る日まで。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (つばさ)
2017-09-18 20:56:42
本当に今年は山の方も天気が良い日が少なかったようですね。珍しく、カモシカさんもいつもより雲が多い穂高行きになりましたね。それでも穂高の魅力を味わうことができたましたね。こういう年もありますよね。まだまだ登り続けられるというのが素晴らしいですね。
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つばささん (カモシカ)
2017-09-18 21:21:23
今年はお天気に恵まれない夏山でした。天気は人間の力ではどうにもなりません。せいぜい、予報から晴れ間を狙うくらいです。どうにかやっと穂高エリアへ行けたっていう感じです。アルプスの風、岩の感触がまた私を導きます。
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