カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

壊れたテープレコーダー戦術、「違う」と言い張る度胸<安倍の答弁分析とテクニック解析>

2020-02-13 | 徒然

西日本新聞の特別論説委員の傑出したコラムを紹介します。

以下のタイトルは、最後の一文まで読んで完結しますので宜しくお願いします。

安倍首相の国会答弁を見事に分析し、ぶった切っています。

首相に学ぶ答弁術 

壊れたテープレコーダー戦術、

「違う」と言い張る度胸…

2/10(月) 12:10配信

 

特別論説委員コラム「時代ななめ読み」

 このところ安倍晋三首相の国会答弁をテレビ中継で見ている。一国の首相だけあって、その言動から学ぶところは多い。

 私は品行方正ではない上に、何かとへまをやらかす。上司、同僚、後輩、さらに家族から(つまり四方八方から)追及を受けることもしばしばだ。そこをどうやって切り抜けるか。私は首相の答弁を分析し、そのテクニックを解明した。ここに研究結果を発表し、私同様に窮地に立たされている読者諸氏のお役に立てたいと思う次第である。

   ◇    ◇

 【実例1】(「桜を見る会の参加者を募集していたのをいつから知っていたか」と問われ)

 首相「私はですね、ま、幅広く募っているとの認識でございました。募集しているという認識ではなかったのでございます」

 【解説】言葉の定義に独特の解釈を持ち込み、相手の指摘は当たらない、と主張する技法。 常識的に同じでも「違う」と言い張る度胸を必要とする。

 【応用編】

 「また居眠りしてましたね。会議中ですよ」

 「私はですね、座って睡眠をとっているという認識でございました。居眠りしているという認識ではなかったのでございます」



 【実例2】(問題のある企業の元会長を招待していたかと問われ)

 首相「個人に関わる情報であるため、招待されたかどうかも含め、従来から回答を控えさせていただいているところでございます」

 【解説】個人情報の保護というとても大事な原則を順守している、とのポーズで回答を拒否する技。首相は招待者名簿を廃棄した記録(ログ)を開示するよう求められ「セキュリティー上の問題」を理由に拒む荒技も使ったが、これも同系統のテクニック

 【応用編】

 「この領収書、本当に取引先の接待ですか。相手は誰なんですか。もらった名刺を見せてください」

 「個人に関わる情報であり、従来から回答を控えさせていただいているところでございます。名刺は保存期間が過ぎましたため、速やかに廃棄しました」



 【実例3】(不祥事閣僚の連続辞任について「なぜこのような事態になったのか」と問われ)

 首相「私の責任とは、国民の皆さまとお約束した政策をしっかりと前に進めていくことであろうと思うところでございます」

 【解説】質問に直接答えず、一般論や持論を延々と繰り返すやり方。

「壊れたテープレコーダー戦術」とも呼ばれる。

首相が最も得意とする手法

 【応用編】

 「見積もりの提出は木曜ですよね。なぜ金曜になっても出てないんですか」

 「私の責任とは、部長とお約束した見積もりをしっかりと前に進めていくことだと思っております」

 「いや、聞いてるのは、なぜか、という点で…」

 「繰り返しになりますが、私の責任とは…」

   ◇    ◇

 以上、私の研究成果を惜しげもなく披露したが、やはり このテクニックは使わない方がいい。

結果的に人格を疑われ、信頼を失う弊害の方がはるかに大きいからだ

冒頭に「首相の言動に学ぶところは多い」と書いた。

反面教師として」と付け加えておこう

 (特別論説委員・永田健氏)・・・安倍首相の無責任ぶりと図々しさを見事に浮き彫りにしてわかりやすい応用編まで付けて頂きました。

ビジネスの世界において、安倍首相の答弁術が

 いかに異様か、人格を疑われ、信用を失墜するものかがよくわかりますね!

 

野党もこの安倍答弁のテクニックを分かった上で 

ぐうの音も出ない鋭い切り返しで 問題点を質し、

論理的に追求していく戦術を練りたい。

 

 

追記:

首相がヤジ

辻元氏に「意味のない質問だよ」 予算委で

2/12() 15:54配信

 

 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、質問を終えた立憲民主党の辻元清美氏に対し、「意味の無い質問だよ」とヤジを飛ばした。野党議員は「一国の総理が言うことではない」と抗議し、予算委は10分余り、紛糾した。

 辻元氏の質問が終わった直後、NHKのテレビ中継でも聞き取れる声量で「意味の無い質問だよ」とヤジが飛んだ。質問席から去ろうとしていた辻元氏が「誰が言ったの?」と声を上げると、野党議員たちは「総理だ」と指摘した。野党の予算委理事は棚橋泰文委員長(自民党)に詰め寄り、審議を止めて事実確認するよう求めたが、棚橋氏は「私には聞こえなかった」などと拒否。野党側は10分以上にわたり質問時間を浪費することになった。

 その後、質問に立った立憲の逢坂誠二氏がヤジの事実関係を問うと、首相は「辻元氏がずっと、私に言わせれば質問ではなく、罵詈(ばり)雑言の連続だった。私に反論の機会は与えられずに。こんなやりとりでは無意味じゃないかと申し上げた」と釈明した。

 辻元氏は自らの質問の最後に「タイは頭から腐る。上層部が腐敗すると残りもすべて腐る。総理が桜(を見る会)とか加計とか森友とか、疑惑まみれと言われている。官僚がかわいそうだ」と述べたまま、持ち時間を終えていた。

 辻元氏は委員室を退席後、首相のヤジについて「びっくりした。私個人に対しても問題だし、立法府全体で問題視しないといけない。発言の撤回と謝罪を求めたい」と記者団に指摘。「私は歴代総理と議論し、はっきりものを言ってきたが、罵詈雑言ととったのは(安倍)総理お一人だ」とも語った。

 

安倍総理の心の中にやましいことが山ほどあるから

このように過剰反応をするのでしょうね。

 

このような安倍総理の態度に対して

 

安倍総理が国会の場で放った安倍総理の言葉をそのままお返ししましょう

「人間としてどうなのか」

総理がでたらめなことをするから、国全体におかしなことが広がっている

 

藤井裕久元財務相

ルーズでルール守らない政治

安倍政権を痛烈批判!

2/13() 9:30配信

 

 

 藤井裕久元財務相は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。

「桜を見る会」をめぐる安倍政権の対応について

相当ルーズな政権運営をされている」と批判した。

 藤井氏は最近の安倍政権の問題について「長期政権の緩みからだ」という指摘があるが、それはあたらないと言う。

 藤井氏はやはり長期政権だった佐藤栄作内閣で官房長官秘書官を務めた経験をふまえ、「桜を見る会を利用するというような発想は全くなかった」と語る

 藤井氏は佐藤元首相は役所が決めたルール通りに動いていた、と振り返り

ルーズさは安倍政権の持っている性格から来ている。

やっぱり選挙本位だ。

ルールを守らなくなったのが安倍(晋三首相)さんということではないでしょうか」と語った。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南アルプス&川鵜&コイ | トップ | 刑事告発へ=「桜」夕食会は... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然」カテゴリの最新記事