Ken doc. 犬と猫のブログ

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三好八幡社 秋の大祭

2011-10-31 10:40:36 | 院長のボヤキ
2011年10月31日




みよし市の大祭の一つに三好八幡社の秋祭りがあります。



五穀豊穣を祈って行われる神事。

このお祭りは何と言ってもみよし市指定文化財にもなっている二台の山車(だし)。
江戸時代に建造されたと言われており、囃子(はやし)の音色とともに、屈強な威勢のいい男達が引廻すのだから、見ごたえ十分。

お祭りの何か月も前からお囃子の練習を行うので、準備に余念がありません。

お祭りは10月16日(日)に行われるのですが、その一週間前に主役である2台の山車を組み立てます。

信号機の高さ以上にもなる大きさで、大人が数十人にやっと動かせるような重さの山車を人の手で組み立てるというのだから大事です。


とはいうものの、骨組とかは多少出来ているんだろうなと思ったら、まず車輪だけがゴロゴロと出てきたもんだから唖然。





「マジでここから作るの!?」



山車の下の部分はこんな感じ。



ここまででも1時間以上かかっている。



ここまで来ると何となく全体像が想像つくようになる。


山車の2台がようやく完成。




一週間後の本番まで、境内の片隅にある倉庫で出番を待つことに。




みよし市には数十の行政区がありますが、私はその中の下区の第25組組長兼下区総代であります。この山車は下区と上区が所有しており、この2区のみの神事であると言っていい。

地区最大の神事であるので、参加する人たちは何ヶ月も前から準備に余念がない。

お囃子や提灯飾りつけ、「舵取り」と言って山車を動かすのに要となる人たちは、本祭近くになると、毎日のように練習したそうです。

見に来てくれる人が、俗世のことを忘れて、純粋に祭りを楽しんで、元気になってもらえるようにと思いを込めて・・・・。


いよいよ本祭当日朝。

化粧を終えた山車が、出番を待っています。



公民館から山車が出発して地区内を引き回し、三好八幡社に奉納します。







町内の要所を回り、それぞれで15~20分程休憩をします。

その間、見物に来た人たちが山車の前で記念撮影をしたりします。


私です。





夕方近くに三好八幡社に漸く到着。



暗くなってから「火入れ」といって山車に蝋燭を灯した提灯が飾られていきます。






なんといっても見応えがあるのは山車のてっぺんについている提灯。

完成するとこんな感じ。



2台の山車にこれだけの提灯が灯ると幻想的でかつ壮観。

山車の引き回しは、昼だけに終わらず、夜もやるんです。



終わるのは夜10時前。

その頃にはもう体中痛くてクタクタ。

でも見物に訪れに来てくれた人たちから歓声が挙がると何とも言えない高揚感があって、それはそれで貴重な体験でした。


文責:佐羽





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