少し前に記事にしたwellgo製プラペダル。そのメンテと一緒に行ったSAKAE SRペダルの分解洗浄。こっちがメインでwellgoがついで。同じ作業は立て続けにやった方が具合が分かって良い。
中古のペダルで、確か数百円。回転は良いんですが、安かった原因はプレートの曲がり。
そのプレートの曲がりを戻そうとプライヤーで曲げていたら、折れてしまいました(涙)
ある程度戻ったところで止めていれば折れなかったと思いますが、なるべく真っ直ぐにしようと微調整中にポキッと逝ってしまいました。アルミの大原則、やるなら一発勝負を思い出したのは折れた後…。負荷のかかる場所で接着剤って訳にもいかないだろうし、ココの処理は後回しにしてメンテナンスを進めていきます。
アーレンキーでキャップを外します。
キャップを外しました。
ペダルのメンテは作業スペースが限られていてナット類をナメ易いので、なるべくソケットレンチを使いました。軸の逆側はスパナで固定。固定ナットは12mm。
固定ナットの次は舌付きワッシャー。コーンと固定ナットの共回り防止の為の部品で、ヘッドパーツやハブの玉押しはスペースがあるので必ずしも無くて平気ですが、ペダルの場合は入っていないと締め付けの調整がとても大変。奥に見えるのは玉押しナット(コーンの部分)で、15mmでした。
玉押しナットを外してシャフトを抜きます。
ベアリングボールは片側13個、内側と外側で合計26個使われていました。グリスの感じはまずまず。
古いグリスや汚れを取り除いてから、カップ&コーンの状態を確認。綺麗に当たりが出ていて食われ等もありません。こうなるとプレートの破損が尚更に悔やまれます…。
組み付けていきます。シャフト全体にグリスを薄く塗ります。内側の玉押し部分は少々多めに。
カップにグリスを置いてからベアリングボールを並べ、更にグリスで蓋をします。
逆側も同様にベアリングボールを収めます。
シャフトを通しました。
玉押しを入れ、指で回る程度に軽く締めこみます。
舌付きワッシャー。
一番最後の固定ナット。固定ナットを指で締め込んで、玉当たりを調整しますが、後でしっかり閉めこむので、多少追加で閉め込まれる分は勘定に入れながら調整。シャフトの逆側はスパナで押さえています。
やり方は人ぞれぞれかもしれませんが、私の場合ペダルの調整は外の固定ナットを締めたり、内の玉押しナットを緩めたりしながら調整しています。最終的には外の固定ナット締め込んで作業を終えます。
使った工具類。
SAKAE SR の刻印。
キャップは金属製。
メンテ後はまずまずの回転。普通に使うには十分と思いますが、底の柔らかいデッキシューズで使ってみたところ、例のプレート欠けが気になります。底が固い靴で試してみようと思いますが、短い距離ならともかく長い距離だと気になりそう。
せっかく綺麗になったのに(笑)