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Bamboo Report

bambooのつれづれ日記
小さな山荘の四季をメインに書いてみましょう

大雨の山鉾巡行

2015年07月18日 | お出かけ(国内)
7月17日(金)

祇園祭・前祭山鉾巡行を見に京都へバス旅行をしました。所用の主人を残し一人参加です。
台風11号襲来の真っ只中です。まさかこんな状況の中で決行とは・・・祇園祭り関係者の皆さんの心意気でしょうか。ツアーの出発は姫路駅南とと加古川駅北。風雨のなか集合した参加者それぞれが電車の遅れなどでヤキモキ・ハラハラのスタートです。京都に近づくにつれて雨は小降りに。やはり天は祇園祭の味方かと思ったのに、山鉾巡行の始まる頃から雨がだんだん強くなり、指定観覧席で大雨に打たれながらの鑑賞になりました。鱧料理の遅いお昼の後帰路に。第二神明が不通のため、名神から中国道・滝野杜インターで一般道に入り、増水で濁流渦巻く怖ろしい加古川を右手に見ながら加古川駅へ。ナナント、JRが運休、駅は人でごった返している。結局タクシーで帰宅。大変な一日、貴重な体験の一日でした。

四条通りに集まった山鉾  バスの中から見た祇園はまだ小雨、雨上がりの期待さえしたりして・・・


さあ、いよいよです  巡行の先頭・長刀鉾の鉾頭が見えてきた!ワクワク。前祭の巡行は、四条通り~河原町通り~御池通り~各地区へ。前祭りには鉾が9、山が14、計23基の山鉾が巡行します。


長刀鉾  可愛い生稚児が乗るのは今ではこの鉾だけ、あとはお人形。長時間雨の中、3人とも頑張ってね。


長刀鉾後懸  動く美術館と言われる山鉾巡行。先日来、NHK・BS【祇園祭・至宝に秘められた謎】を録画し山鉾についてお勉強をしてきた私、雨除けのビニールカバーはかかっているけれど豪華絢爛の前懸、後懸、胴懸などに心が躍る。動けない椅子席でなく、自由に鉾の追いかけ、やりたかったなあ。


目の前を行く函谷鉾の行列  御池通り有料観覧席、15ブロックD列3番が私の席。傘をさせないので皆さん雨具で鑑賞。


函谷鉾胴懸  あれもこれもビデオカメラに撮り残したかったけれど、大雨がレンズに・・・


月鉾の屋根方  命綱を身を託し屋根方の皆さん頑張っています。台風下の大雨ながら風が強くなくラッキーでした。


月鉾の巨大な車輪  山鉾巡行のクライマックスは勇壮な辻回し。見たかったなあ。


舟鉾  前祭り巡行の最後は船の形をした舟鉾。この頃になると皆さん雨を避けて建物の軒下や地下に逃げ込んでいます。


台風大雨の中(気温は27℃)、祇園祭・山鉾巡行をとにかく見た。長年の夏の宿題を終えた思いです。

カワセミ、見た!撮った!

2015年06月06日 | お出かけ(国内)
カワセミ、見た!撮った!

気の早い父の日のお祝いということで明石の次女が来ました。三人でお昼の後は、兵庫県の花菖蒲の名所である日岡山公園・花菖蒲園(加古川市)へ主人と二人で出かけました。黒いビニールシートの上に咲く花菖蒲は少し興ざめ、やはり水辺の花菖蒲がいいなあ。
  花菖蒲

  花菖蒲


花菖蒲の後は日岡山公園を散策。と林の中の池の辺りに沢山のカメラマンを発見、みなさんデカくって超高価な高機能カメラを同じ方向にセットして待っている。私もにわかカメラマンに変身、ビデオカメラを向ける。バシャバシャバシャと凄いシャッター音。見た、カワセミ!小さなビデオカメラで必死に追いかける、何処どこ、ズームが合わない、撮れた!池から突き出た枯れ枝に止まるカワセミ、飛翔するカワミ、目にも焼き付けた!念願かなって大喜び。明石の次女に電話。彼女、実は探鳥会の会員で、今日はいつもの宮山に鳥を探して『鳥ちゃんいなかった・・・』とぼやいていたのです。
  あの人たちは何してるの?

  カメラを標的にセットして待つ  じつはカワセミの餌を池の中の枯れ枝周辺に撒いたそうです

  カワセミ  ピンボケながら正真正銘のカワセミ、貴重な証拠写真です。

  飛翔するカワセミ


ルーフガーデンのアジサイ
  アジサイ・モナコ  5月30日のブログの写真と比べてくださいね。花の直径は20cm以上、装飾花に取り囲まれた中心の真花も咲き始め華やかさがましています。

  アジサイ・墨田の花火  小さな挿し木苗一本に大きな花が3つ、花が薄ピンクに変化しています。

  アジサイ・青紫のガク  山荘の庭で一番好きなアジサイでした。大きな青紫の花が咲くそれは綺麗で堂々としたガクアジサイでした。ところが挿し木苗ではピンクがかった装飾花が出現。うちの挿し木苗は全て赤色がかった花が咲いています。私の作った用土のアルカリ度がよほど強かったのでしょう。モナコの真っ赤は待望していた色だからいいものの、このガクアジサイは山荘の庭の青紫であってほしいし、墨田の花火も薄ピンクより薄いブルーの方がいい。

  アジサイ・???  この子の名前が判らない。見たことにない葉色?見たことにない花色?
去年私は山荘の庭のお気に入りのアジサイ4種を挿し木した。4種とも確認済み。でもこの子は誰の子?これから成長すれば親が判るのでしょうか。他の仲間と比べるとウンとチビチャンです。(右上はモナコの花弁)



快晴の梅雨入り

2015年06月04日 | お出かけ(国内)
近畿地方も梅雨に入った。天気予報の曇りマークを見ながら今日のこの快晴の一日は絶対に戸外で過ごそう、そうだ、「兵庫県立加西のフラワーセンター」に行こう、きっと花菖蒲が綺麗だろうなあ、アジサイの季節だし、バラもまだまだ見頃だろう。帰りは「みとろフルーツパーク」に寄って昨日の新聞に載っていたホウオウボクとカエンボクを見に行こう。どこかで美味しいお昼もいいなあ。

新緑のフラワーセンター中央花壇 
 

新緑を映して亀ノ倉池 
 

水連


季節の花壇の噴水と滝


池辺のバラ園


美しい緑の園内を歩きながら、不満タラタラ申していました。睡蓮が1種類しかない、見頃のはずの花菖蒲の姿は皆無、アジサイ園のアジサイに存在感が無い、バラ園のバラには名札を付けるべき、ウッドランド(林床植物園)の松の林が酷い松枯れで無惨な姿、林床花壇はどうなるの?etc,etc。大温室に入る。大ホールの寂しさはどうだろう、昔の華やかさや輝きは失せるばかり。ここで年配の男性が係員に質問している、『花菖蒲はどこで見られるの?』『花菖蒲は育てていません』。『ここは県立フラワーセンターでしょ』と男性同様に心の中でつぶやく私。

セントポーリア  大温室ゲスネリアの部屋ではストレプトカーパスがとても綺麗、品種も充実していて見事です。その分セントポーリアが可哀相になる、やっと何種類かが淋しく展示されていました。


さつき展・ひとめぼれ  今日からさつき展が開催されていました。その名の通り一目惚れしたサツキの盆栽です。


みとろフラワーパーク(加古川市上荘町見土呂)に、世界三大花木に数えられる「ホウオウボク・鳳凰木」と「カエンボク・火焔木」の花が温室で同時期に見頃を迎えた、と新聞に載った。三大花木の一つ「ジャガランダ」は昨年5月九州で見ているし「カエンボク」は台湾旅行で沢山見ているから、今日の「ホウオウボク」で世界三大花木の鑑賞は終わり。「ホウオウボク」はマダガスカル島原産のマメ科の落葉高木で直径約10cmの真っ赤な花弁が花火みたいな豪華な花でした。高さ約3mの枝先に咲く「カエンボク」はたった1つだけ、離れた場所からなんとか撮れました。

ホウオウボク

カエンボク


四国お遍路バスの旅

2015年02月18日 | お出かけ(国内)
1月28日(水)

四国お遍路に出かけました。バスで回るお遍路で、今回はその第1回目、徳島県の6寺を回りました。驚くほど安い料金設定で、蝋燭、お線香、納め札、小冊子・四国遍路、お弁当が付いて2980円です。ベテランの先達さんがお遍路の全てを導いてくださり、添乗員2人が納経など諸々のお世話をしてくれます。初めてのお試し遍路ながら、一心に手を合わせ般若心経他仏前勤行をしました。勤行の最後に自分の願い事を念じます。その前に「願わくは、この功徳を以って、あまねく一切に及ぼし、我らと衆生と皆ともに、仏道を成ぜん」と唱えます。日本人のDNAでしょうか、信心と無縁の私でも不思議な安らぎと清々しい気持ちのお遍路旅でしたから、信仰心の厚い人々にはどれほどの感慨深い体験だったことでしょう。(今日は2月18日、お遍路からもう3週間もたってしまいました。以下はビデオカメラの動画からほんの少し静止画に落としたものです)

明石淡路大橋を渡る車中で  先達の佐野さんから四国遍路、作法、お経などについて学びます。


一番霊山寺にて  バス遍路参加者40名、ほとんどの人が遍路装束や納経帳などのお買い物をするのに驚きました。


十二神将  霊山寺境内に入ると可愛らしい十二神将の彫刻が迎えてくれました。


一番札所霊山寺仁王門  先達さんから習ったお作法を正しく実践。いよいよお遍路の始まりです。


お弁当  一回目のお遍路旅は特別安い料金設定。お昼はおにぎりだと思っていた。まあまあのお弁当でしょ。


二番極楽寺山門  二番極楽寺の本尊と本堂は国宝です。境内には弘法大師お手植えの樹齢年の長命杉(樹齢1200年)があります。二番目のお寺になると皆さんお作法に慣れてきました。白装束のお遍路さん姿も板についてきた感じです。


二番極楽寺・手水所の龍の彫刻  天井に描かれた絵、そして龍の彫刻が見事です。


二番極楽寺・44段の階段  本堂と太子堂へは階段を登り下りします。これぐらいの階段は私の脚だって軽いものですが、他の遍路道に待ち受けている厳しく長い山道や階段を歩くには平素の鍛錬が必要でしょうね。それにしても皆さん、元気者揃いです。


三番金泉寺・仁王門の仁王様  お寺の山門を仁王様が守っています。


三番金泉寺・太子堂屋根の宝珠  立派な太子堂の屋根に立派な宝珠(でも宝珠で正しいのかなあ)。


金泉寺駐車場前の標識  歩き遍路の〈道しるべ〉です。いろいろあるようです。ホッコリしますね。


四番大日寺・山門  三方を山に囲まれ森の木々に覆われ鄙びた雰囲気の漂う大日寺、豪華なお寺を巡ってきた後にほっとする癒しの山寺です。


五番地蔵寺  山門と樹齢800年の大イチョウと弘法大師後ろ姿


六番安楽寺・温かそうな仏様  弘法大師によって温泉湯治の利益が伝えられた旧跡で山号は温泉山。薬湯が自慢の宿坊があります。


六番安楽寺・多宝塔  多宝塔の外周路には四国88霊場を示す88個の石が敷かれています。しっかりと踏みしめ満願成就です?


交通標識  交通安全標識にもお遍路さん登場。


市ノ池公園にて

2014年11月28日 | お出かけ(国内)
市ノ池公園は、兵庫県高砂市北部、鹿島神社のある阿弥陀町に位置し加古川市と市境界を形成している高御位山一帯の尾根筋に包まれ、南に開けた里山を背景に有した自然豊かな公園です。我が家からは車で15分ほど。今日は人出も少なく静かな園内を散策し、高御位連山を背にした美しい紅葉を堪能しました。そうそう、園内あちこちに「この辺りでイノシが出没します、注意!」の警告板がありました。山荘を思い、さらに鹿が出没しないことを祈ります。

池の向うは鹿島神社  一願成就で有名な鹿島神社の大鳥居が池の向うに見えます


温室と皇帝ダリア  園内あちこちに皇帝ダリアが咲いていました。今年の皇帝ダリアは強風被害が少なくどこの花も見事ですね


温室のラン  良く手入れされたラン、お世話する人の愛情を感じます


バラ園と花壇  バラの花壇もあります。私の大好きなノスタルジー、仲間に入れてくださいとリクエストしようかな


芝生広場の紅葉と播磨アルプス(高御位山縦走ルート)

2011年1月、播磨アルプス鷹巣(たかのす)山周辺から発生した山火事は、連なる山々を焼き、発生から2日目の午後にほぼ沈静化したという大規模なものでした。一時は民家まで数十メートルに迫る勢いで、高砂市が住民に避難を呼びかける事態にまでなったそうです。私も自宅マンションのベランダから鎮火を願いながら息をつめて燃える山々を眺めていたことを思い出します。あれからほぼ4年、黒く焼け焦げた山肌には新しい若木が育っています。延焼を免れた山の谷筋では残った木々たちが見事な赤黄色の紅葉を見せています。播磨アルプス縦走、また出来るといいなあ。
芝生公園の道沿いに見える裸の木の並木は桜、赤い紅葉の並木は素敵だったでしょうね。

兵庫県立フラワーセンターの秋

2014年11月22日 | お出かけ(国内)
11月20日(木)

彫刻の道・モミジバフウの並木

並木の紅葉を見たくて来ました。この時期は菊花展覧会が開催されています。残念ながら大菊はほぼ終わり、盆栽仕立ての小菊が綺麗でした。

展望台への道
  
何度も来ているフラワーセンターなのに展望台に上るのは初めて。ほんの50mほどの上りでしょうか、階段道を行きます。久しく山に登っていない私たちには立派な登山道のように感じます。ちょっとした山歩き、楽しかった!

ノジギク
  
ノジギクが満開でした。兵庫県の花ノジギク、高砂・姫路の自生地は近い、こちらも行かなくちゃ。

バラ・インドラ
  
初めて見たバラです。インドラとはインドの神様の名で作出者は寺西菊雄氏、オレンジに近い黄色のバラ、花弁のエッジに魅せられました。バラ入手予定のトップ候補です。

ストレプトカーパス
 
 
大温室のストレプトカーパスが素敵! 一昔前はここのゲスネリア室はセントポーリアとストレプトカーパスの二大看板で展示されていたのですが、今はセントポーリアは悲しいほど少ない展示、ストレプトカ―パスが見事に咲き誇っていました。落ち着いた色がいいですね。

食虫植物室・サラセニア
  
綺麗!面白い!食虫植物って魅力的!いろんな色があるサラセニアは5月に花を付けるそうだ。どんな花を咲かせるのだろう、確かめなきゃ。食虫植物室は『食虫の神』と言われている土井寛文技師が管理栽培しています。さすがです、本当に楽しかった。

球根ベゴニア室

フラワーセンターの看板娘・球根ベゴニア、大温室の球根ベゴニア室に入った途端に誰もが感嘆の声を上げます。昔より少し元気がなくなった感のあるフラワーセンター大温室で変わらぬ華麗さで魅了してくれています。

野の花・アメリカイヌホオズキ
  
気になりながら名前が判らなかった山野草、たった今ネット検索で二人の方から回答を得ました。
  アメリカイヌホオズキは花色が紫や白もあります。北アメリカ原産の比較的新しい帰化植物です。
  全草毒草です。不思議なのは、このような植物がフラワーセンターに咲いていたことですね。



神戸森林植物園で

2014年11月13日 | お出かけ(国内)
11月11日(火)

神戸市立森林植物園で快晴の紅葉狩りを楽しんできました。六甲山地の西部・標高450mに位置するこの植物園の魅力は、広大な敷地の世界の森めぐり花めぐりはもちろんですが、65歳以上の兵庫県人は入場料が無料ということもあります。今日は野生のリンドウを見たくってやってきたのですが・・・

アザミ  11月4日付け森林植物園HPによると「北アジア散策路にはリンドウ、ワレモコウ、ヤマラッキョウ、キツネノゴマなどの野草が見られる」とあった、が、来てみるとリンドウはどこにもない!ほかの野草も何にもない!標高400mの山荘域で私が見つけた秘密の2株のリンドウは今頃どうしているかな?もっとたくさんの野生のリンドウに会いましょうと出かけてきたのに・・・もう終わりのアザミだけが淋しく風に揺れていた。


季節外れのレンギョウ  アザミの上のレンギョウの黄色い花が、野の花たちに会えなかった私を慰めてくれました。そして散策路に分け入った要らぬお土産は〈引っ付き虫〉そうです、雑草の種。物凄いのがヌスビトハギ(盗人萩)とキンミズキ(金水引)。コートの腰の下辺りからズボンの裾までびっしり!ヌスビトハギ最悪!



いつ来ても楽しい森林植物園、そしていつも【世界の森のもみじめぐりクイズ】に参加して絵葉書を貰って喜ぶ。今日の歩きは8000歩。素晴らしい紅葉狩りでした。

お日さまに透かして


長谷池のモミジ


長谷池の水草


長谷池のカキツバタ  長谷池湿地のカキツバタ、春も秋も花を咲かせているね。


チビッ子たち  園内でこんな大勢のチビッ子見たことない!(画像はほんの一部)、歓声をあげ走りまわる元気なチビッ子たちに思わず笑みが、誰もが嬉しくなりますね。


九州マイカー旅行 その1

2014年06月05日 | お出かけ(国内)
5月25日(日)~30日(金)

夫婦二人で自由気ままなマイカー旅行(車に手作りベッドをセットして)は、北海道3回、東北1回、中部山岳1回、山陰1回、九州2回しています。そして最後の目的地を九州としました。九州はこれで3回目のマイカー旅行になります。次女の厳命を受けいれて、今回は車中泊はなし、すべて旅館・ホテル泊まりとしました。ミヤマキリシマとジャカランダの花の季節を選びました。帰路は主人のお姉さん宅を訪ねました。5泊6日、なんと楽しい旅だったことでしょう。最後の旅としたつもりがもう次回のマイカー旅行計画を立て始めています。気力体力次第ですね。

旅の前半:
5月25日(日) 自宅~高瀬裏川花菖蒲祭り(熊本県玉名市)~八千代座、さくら湯(熊本県山鹿市)~宿(山鹿温泉)
5月26日(月)菊池渓谷~阿蘇(濃霧で観光なし)~通潤橋(熊本県山都市)~零台橋(熊本県美里市)~栴檀轟~宿(五家荘平家の里)
5月27日(火)梅の木轟・吊り橋~樅ノ木吊り橋~五木村~人吉城址~霧島・硫黄山~宿(霧島温泉)

第24回高瀬浦川花菖蒲祭り  九州自動車道・菊水ICより車で約20分。江戸時代から残る石垣や石橋が美しい高瀬浦川に6万6千本の花菖蒲が咲き誇る。今日は祭り初日です。


咲き始めの花菖蒲


山鹿市・八千代座正面  和風建築の粋と洋風建築の長所と取り入れた八千代座は江戸時代から伝わる芝居小屋で国指定重要文化財。とても見応えのある建物でした。


八千代座内部とガイドさん  520円の入場料で芝居小屋の内部、奈落の仕掛け等々、ガイドさんが約40分間案内をしてくれる。坂東玉三郎や市川猿之助一座の公演がある。この小屋で公演を見たいなあ。


山鹿市・さくら湯  今も現役の入浴施設。唐破風のある玄関、堂々とした構えは細川藩主の御殿湯を再現したもので江戸期の建築様式を残した大浴場。内部も面白そう。外から見ただけで残念。


菊池渓谷  日本に生まれてよかったといつも美しい渓谷を見るたび思う。阿蘇外輪山の北西部・菊池川の源をなす菊池渓谷は天然生広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる伏流水は大小さまざまな瀬と淵と滝を作り、変化に富む渓流と美しい森林が織りなす絶景です。
「マイナスイオン満喫コース:往復2キロ」の渓谷に沿った静かな緑の遊歩道を歩く。オオルリのさえずり、風の音、瀬の音、滝しぶき、淵のよどみ、石清水の煌めき、吊り橋からの眺め、どこをとっても絶景!


菊池渓谷


菊池渓谷


菊池渓谷


通潤橋(熊本県山都市)  形式:単一石造アーチ、・橋長:79.64m、橋幅:6.65m、橋高:21.43m・径間(スパン):27.5m・完成:安政元年(1854年)・建設者:矢部惣庄屋 布田保之助(ふたやすのすけ)
通潤橋は水路橋としては日本一の規模を誇り国の重要文化財にも指定されている。この水路橋は水源に乏しい白糸台地へ水を送るために架けられた通水橋であり、完成から約150年経った今も現役の水路として水を送って170ヘクタールの田畑を潤している。


通潤橋  通潤橋の放水は基本的には毎週土曜、日曜日と祝日の正午より観光放水行われているが、田植えなどのこの時期は観光放水はお休み。橋の全景を眺め、橋の上を歩きその大きさを実感、放水口を見て頷き、橋上からの景色を楽しみ、野の花に目を止めたり、通潤橋で思いっきり遊んできました。


通潤橋上から


零台橋(熊本県美里町)  国の重要文化財、・形式:単一石造アーチ・橋長:90m、橋幅:5.45m・径間:28.4m・完成:弘化4年(1847年)通潤橋の完成の7年前に造られた石橋で、緩いカーブが優美な堂々たる橋です。


栴檀轟(せんだんとどろき)(熊本県八代市)  今日の宿は平家の隠れ家で知られる五家荘の民宿。時間があるので国道445号線を赤石で右折して栴檀轟方面に車を進める。恐ろしく細い道!山間部は深い霧が立ち込めている(阿蘇の絶景は霧でほとんど見えず写真なし)。広い駐車場に着いてほっと一息。
土産屋さんはもう閉まっていて観光バスが一台だけ。ここから栴檀轟までは長い長い急な階段道を滝まで下る。人っ気なしの暗い坂道は少し怖い、と、下から滝の音と子供のはしゃぐ声。「ああよかった、まだ人がいる」。なんとアメリカ・ネバダ州から来た大学生たちでした。大声を上げて冷たい水の中へ飛び込んだり泳いだり大はしゃぎ。That’s American! Yes と隣のイケメン君。こちらまで元気を貰いました。この大学生たちの今日のお宿は五家荘の民宿・平家荘。なんと私たちが満員で断られたお宿だった。明日はお寺で手習いを体験するらしい。良い旅を!
栴檀轟は落差70mを垂直に落ちる男性的で迫力満点の滝で、日本の滝百選の一つ。五家荘地方では滝のことを轟といいます。
五家荘地方は平家落人伝説の残る九州中央山地の奥深い山間に点在する集落で九州の秘境と言われている場所です。五家荘周辺の道は狭いしカーブも多い。対向車(工事用車両)が道を塞いで後方の待避所までバックしてくれたり、とにかく狭く運転要注意。


梅の木轟への長い下り階段    朝早いので閉じたままのお店と誰もいない駐車場。梅の木轟へは長さ116m、高さ55mの梅の木轟公園吊り橋を渡り、渓谷沿いを約300m歩く。300mは結構遠い。アップダウンの細い急坂の道を行く。


梅の木轟は水が少しすべりながら落ちる落差38mの女性的な滝でとても優美で美しい。梅ノ木轟の下にある小さな滝(昇龍滝)と梅ヶ枝の滝を加えた3つの滝がまるで一つの滝のように流れている。辺りは深山の趣で二人だけの静寂を楽しみました。


樅ノ木吊り橋・あやとり橋  以前は生活のためのかずら橋だったが、現在は地元の杉や栗の木を使った長さ72m、高さ35mの「あやとり橋」と、長さ59m、高さ17mの「しゃくなげ橋」の2つの橋からなる親子橋です。


樅ノ木つり橋(親子橋) 子供のほうのしゃくなげ橋の上から親のあやとり橋を見上げています。


子守歌公園の萱葺き古民家(熊本県珠磨郡五木村)  道の駅・子守歌の里五木の公園内にあります。有名な「五木の子守歌」のイメージを持って訪ねた五木村にはいささか失望。道の駅と立派な橋だけが目立つ明るいオープンな所、それだけの印象。ざっと道の駅を見て、公園内の萱葺民家(築130年)を訪ねる。ここで五木村の語り部さんから昔の写真を見ながら山深い五木村の厳しい歴史や暮らしぶりなど村の今昔を聞く。古民家前の森重久弥歌碑の横にセンサーがあってボタンを押すと五木の子守歌の伝承者として今も活躍している堂坂ヨシ子さんの正調・五木の子守唄が流れます。


人吉城址  人吉城は熊本県人吉市麓町にある平山城跡。相良氏が鎌倉時代に 地頭として人吉荘に赴任して以来35代670年の長きにわたり在城し、江戸時代には人吉 藩の藩庁であったところで国の史跡に指定されている。城址めぐりっていいなあ。


霧島・硫黄山と韓国岳  硫黄山の横の韓国岳(1700m)から獅子戸岳、新燃岳、中岳を縦走し高千穂河原に下りたことがあります。新燃岳の噴火以降、韓国岳を除く山々の入山禁止が続いています。韓国岳の登山さえシンドイ今は、せめて懐かしい韓国岳を眺めながら溶岩流出で形成された硫黄岳とミヤマキリシマを楽しむことにしました。


ミヤマキリシマツツジ  霧島市の観光協会に問い合わせると、今日現在ミヤマキリシマの一番綺麗なのがこの硫黄山だという。曇り空のミヤマキリシマは本当に綺麗でした。


霧島・不動池  硫黄山の頂上で遊びミヤマキリシマの美しさに時を忘れていると雨がポツポツと落ちてきた。朝からの歩き続きで足はフラフラ、予定の「えびの高原池めぐり」など出来そうにない、ということで池めぐりは硫黄山のすぐ下にある不動池を見るだけで済ませることにしました。直径約200m,水深9m、水質は強い酸性で濃い青色、酸性度は年々弱まる傾向というからこの美しい青い湖の色は薄くなっていくのでしょう。


九州マイカー旅行 その2

2014年06月05日 | お出かけ(国内)
5月25日(日)~30日(金)

夫婦二人で自由気ままなマイカー旅行(車に手作りベッドをセットして)は、北海道3回、東北1回、中部山岳1回、山陰1回、九州2回しています。そして最後の目的地を九州としました。九州はこれで3回目のマイカー旅行になります。次女の厳命を受けいれて、今回は車中泊はなし、すべて旅館・ホテル泊まりとしました。ミヤマキリシマとジャカランダの花の季節を選びました。帰路は主人のお姉さん宅を訪ねました。5泊6日、なんと楽しい旅だったことでしょう。最後の旅としたつもりがもう次回のマイカー旅行計画を立て始めています。気力体力次第ですね。

旅の後半:
5月28日(水)塩浸温泉龍馬公園(鹿児島県霧島市)~黒酢・壷畑(鹿児島県霧島市)~桜島一周(ビジターセンター、湯ノ平展望台、埋没鳥居、昭和溶岩地帯)~道の駅なんごう(宮崎県日南市)ジャカランダ~ホテル
5月29日(木)鵜戸神宮~青島神社・鬼の洗濯板~美々津の街並み(宮崎県日向市)~馬の背~クルスの海~ホテル(別府温泉)
5月30日(金)~宇部市内・藤村宅~福山SA・バラ園~自宅

塩浸温泉龍馬公園・龍馬が歩いた当時のままの道  坂本竜馬と妻のお龍さんが日本最初の新婚旅行をしたところの一つとして有名です。小さな河原の湯船、足湯、記念碑と銅像、二人が歩いた当時のままの山道など、龍馬たちが20日間逗留し踏みしめた大地、駆け抜けた自然、より添った空間を思いながら歩きました。画像は岩抱え杉、みょうと犬もみじの「愛あい坂」です。


坂下に龍馬の碑  【この世の他と思われ候ほど珍しきところナリ】があります。ここから更に龍馬とお龍さんが降りてきた道・龍馬の散歩道を辿ります。往復約10分のマイルドコースで108段の階段の上りを下りを含む往復10分のコースで、「龍の背坂東門」入口に龍馬の碑【人の世に道は1つということはない 道は百も千も万もある】がある。


龍馬お龍新婚湯治碑  有名な二人の像の傍にトトロ、取り合わせに笑ってしまいます。【此龍女がおれバ龍馬の命ハたすかりたり 龍馬】とあります。


黒酢・壷畑  龍馬たちの新婚旅行の足跡をたどった後は桜島に向かいます。途中にある黒酢の情報館生産地・壷畑に立ち寄ります。ガイドの説明が終わり黒酢の試飲。そして案の定お買い物かごにはお土産の「りんご黒酢」を3本入れていました。


湯ノ平展望台より桜島  いつも遠くから眺めていただけの桜島を今回は一番近い展望台から真近に見ました。このところ九州は中国からの黄砂とPM2.5の影響で晴天のはずなのにどんよりとした曇天続き。直ぐそこの桜島がずっと霞んでいたのですが、さっすがにここまで近く来ると山容がよく見えます。真正面からの桜島は火の山のイメージとは違って見えました。


桜島溶岩なぎさ遊歩道の植物群と桜島  桜島ビジターセンターで迫力満点の大型スクリーンシアターで生きた桜島を体感する。センターで買った大きな桜島のオレンジ4つで100円はお土産に、道の駅で買った採れたての琵琶14個で150円はお昼のデザートになりました。
桜島溶岩なぎさ公園の遊歩道は約3k、桜島と海を見ながら溶岩原の中を歩きます。1914年の大正噴火で流出した溶岩がすべてを焼きつくし海を埋め立て生命の一切存在しない溶岩原に木々や草花の埴生が回復しています。植物が生えて森になるには200年以上かかるという。埴生の違い(埴生遷移)を見て歩く楽しい散策路です。


黒神埋没鳥居  1914年の桜島大噴火は黒神一帯を火山灰、軽石などで埋め尽くした。そして腹五社神社の大鳥居は上部だけを残して埋まってしまった。凄まじい噴火の痕跡です。
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昭和火口  昭和溶岩地帯展望台(黒神ビュースポット)より2006年以降、活発に噴火を続ける昭和火口です。今日も噴煙と水蒸気がこちらまで届きそうな勢いです。展望台の下は避難豪になっています。この辺りは溶岩流で焼き尽くされ地面から湯気が上がっていた様子から「地獄河原」とよばれています。手元に「桜島大正噴火100周年事業・鹿児島の火山防災ガイドブック」という30ページのカラー冊子があります。「見つめよう、桜島の未来、そして恵み」「起こりうる桜島の今後の活動」などが示されています。活火山の島で火山いと共生して生活している人たちの大変さを思います。日本列島全体も私たちも同じですね。


ジャカランダの花(道の駅・なんごう)  桜島(鹿児島県垂水市)からここ道の駅・なんごう(宮崎県日南市)までは遠かった!国道220号線を延々と進む。都市部は信号停止ばかり。5時過ぎに着いた道の駅はもう閉店。「ジャカランダまつり」はすでに25日から始まっているのに、肝心のジャカランダの花はほんの咲き始め、あーあ。でも目の前の海の美しさ、そして早いジャカランダの花にがっかりの地元の人たちとの出会いに気を取り直す。日南一本釣り「カツオの炙り重」のお店で夕飯だという。それじゃ我々もとナビの案内でモタツキナガラお店へ。私たちの一組前で目的の炙り重は売り切れ(なんと一組前は先の地元の人たちでした)。地魚刺身盛り合わせ、契約農家の野菜サラダ、アスパラの肉巻天、ご飯とみそ汁とビール(一本)で3141円。カツオの刺身大嫌いの主人が『美味しい!』とカツオを絶賛。


ホテルの露天風呂より日向灘の朝日  プライベートビーチを持つホテルで潮騒の音を聞きながら朝風呂です。五家荘の民宿を除いて泊まった宿・ホテルでは露天風呂を堪能しました。特に霧島温泉の露天風呂・あかまつの湯はいい思い出になるでしょう。今日もテレビが黄砂とPM2.5への注意を呼び掛けています。本当に嫌だ!


鵜戸神宮  昔の新婚旅行のメッカ、日南海岸・日向灘をドライブします。鵜戸神宮は縁結びの神、安産健康の神ということで新婚さん憧れの地でした。超旧婚旅行の私はあまり興味がなかったのに、断崖絶壁の洞窟内に造られた朱塗りの神社、神社に至る石の参道、日向灘と南の木々絶景に大喜び、とてもいいところでした。


青島神社から鬼の洗濯板を見る  鬼の洗濯板を見ながら島全体が熱帯・亜熱帯植物が繁茂する(国の特別天然記念物)青島に渡り青島神社にお参り。ここも縁結びの社で有名です。


鬼の洗濯板  鬼の洗濯板とは青島をとりまく波状岩のこと。約700万年前に海中で出来た水成岩が隆起し、長い間波に洗われ、固い砂岩層だけがいたのように積み重なったもの。青島から南の巾着島までの約8㎞の海岸線に見られる。この広い洗濯板を幼稚園児のような幼子が母親に手を引かれて歩いている。白人女性が一人しきりと洗濯板の岩石群を調べている。私たちも歩いてみました。本当に不思議な自然の造形です。


美々津の町並  美々津は連子格子と白壁の街並みの港町で、廻船業で栄えた日向の由緒ある昔町です。平日とはいえ観光客人の姿はない。観光で生きる古い町の難しさを見るようでした。


馬の背の深い瀬  5キロほどのリアス式海岸がつづきます。柱状節理の岩が浪の浸食作用によって削り取られて形成された深い絶壁の瀬です。


馬の背の突端  断崖絶壁の先っぽは日向灘。中国からの黄砂とPN2.5の飛来で真っ青な空と海が見られず残念!


クルスの海  馬が瀬からちょっと車で行くとクルスの海。画像の通り展望台から見ると海の形が青いクルス(十文字)ですね。訪れると願いが叶うと言われています。展望台のチャペルの鐘を願いを込めて鳴らしました。


ピエール・ド・ロンサール 今回の旅の最後の目的地はこのバラ園。山陽自動車道・福山SAの上りと下り両線にバラ園があり、ここ上りSAのバラ園には約800本が植えられている。2009年5月31日から6月7日まで九州の山登りをメインにしたマイカー旅行の帰路にこのSAに立ち寄って、ピエール・ド・ロンサールに出会った。直ぐに苗を取り寄せ山荘の庭に植えた。鹿に食べられながら短い2本の枝だけで生き続け、この春マンションのルーフに来て初めて美しい5つ花を咲かせた。私のピエールのイメージはこの画像通り。でも5つの花を付けた我が家のピエールは私の思うピエールと微妙に違って見える。いつかきっとSAみたいなピエールになるといいなあ。



高遠桜と立山アルペンルート

2014年04月26日 | お出かけ(国内)
4月22日(火)~23日(水)

高遠の桜と立山アルペンルートのバス旅行をしました。
日本三大桜の名所(弘前、高遠、吉野)高遠城址公園の桜は2度目です。18日に満開でしたが、今日22日も最盛期の美しさを見せてくれました。ピンクの花びらが散り敷いて満開時より情緒があり、正に「天下第一の桜」。最高のお花見になりました。立山黒部アルペンルートも2度目です。今回は「雪の大谷ウォーク」がメインですが、全ルートの白い世界に大感動でした。アルペンルートの山麓ではソメイヨシノが綺麗でした。中央自動車道から木曽駒ヶ岳、北陸自動車道からは白山と、懐かしい山の冬の姿に大喜びしました。

   高遠城址公園の桜編

観光バス駐車場前・土手の桜   満開の桜に迎えられて園内へ。


園内の老木   樹齢130年を超える老木を含めて約1500本、大木が元気で見事です。


可憐でしょ   品種はタカトヲコヒガンザクラ、花は小ぶりで赤みを帯びたピンク


『今日の桜は冥途の土産』   ご夫婦がしみじみと言っていました。


白兎橋と桜『これが最後で最高のお花見』   と、男性が奥様に。


ピンク色に染まった池と山野草咲く土手   優しい自然の色です。ウグイスとカエルのバックミュージックが。


土手のイチリンソウ   もうお花は終わり近く、風にそよいでいました。


桜の下で可愛いお花   桜の下で小さな野の花が綺麗です。



   立山黒部アルペンルート編:

大町温泉のホテルを出発して、アルペンルートの玄関・扇沢(1433m)へ。関電トロリーバスで黒部ダム(1470m)へ。黒部ダムから堰堤を歩いて黒部ケーブルカー乗り場(1455m)へ。全線地下を走る黒部ケーブルカーに乗って黒部平(1828m)。支柱が一本もない立山ロープウェイで大観峰(2316m)へ。立山トンネルトロリーバスで立山室堂(2450m)へ。ここで雪の大谷を歩く。室堂からの下山は、立山高原バス~美女平(977m)~立山駅(475m)。今回の旅で、黒部ダムは4回、アルペンルートは2回、立山へは4回になります。山はいいなあ。白い山は・・・感動で言葉なし。

黒部ケーブルカーを待つ人たち   立山黒部アルペンルートは物凄い人々人でした。


黒部ダムの湖面   湖面の氷の文様がとても綺麗!黒部ダムは季節を変えて4回目、それぞれの景観に感動です


黒部平にて立山をバックに   白い世界の必需品・サングラスを忘れ、雪の反射で目がオカシクなっています。


立山ロープウェイ(支柱が一本もないのが自慢)の車窓より下に広がる白い世界を   前回ここは美しい紅葉の世界でした。


大観峰から黒部湖を   わぁ綺麗!


大観峰から後ろ立山連峰を   白い山は鹿島槍ヶ岳。登りたかったなあ。


室堂平・雪の大谷   標高2450mのバス専用道路の片側が特別に歩行者用に開放され、除雪車が除雪した雪の壁の中を歩きます。今年の雪の壁は15m。


室堂平・パノラマ広場より剣岳を見る   うん十年前,雷鳥沢から入り剣岳に登り雄山に至る縦走をしました。剣岳はわが青春の金字塔、想い出いっぱいの懐かしい山です。
雪の白さに目がヤラレて、剣岳もカメラの液晶画面ではっきりしません。これだけ撮れただけで大満足してます。


アルペンルートの山麓ではソメイヨシノが綺麗でした。中央自動車道から木曽駒ヶ岳、北陸自動車道からは白山と、懐かしい山に見入っていました。

春の京都で

2014年04月16日 | お出かけ(国内)
4月15日(火)

アメリカからのお客さま(長女のお婿さんの母親)と京都で再会しました。10日間のツアー6日目の今日はオプションで広島観光の日ですが、私たち夫婦との京都めぐりを選んでくれました。

鹿苑寺・金閣   お決まりの位置からの金閣寺です。外国人観光客の多さに驚きました。金閣は京都で一番人気の名所のようです。いつ見ても美しいですね。


鹿苑寺・金閣   別の角度から見た金閣です。屋根の上の鳳凰がお日さまを受けて黄金色に輝いていました。鳳凰=フェニックス・phenixという単語が出てこない、金箔や金箔の張り方などの説明がメチャクチャ英語で意味をなさずと、情けないことしきり・・・今もなおその気持ちを引きずっています。


池の傍の彫刻? サギです。まったく動きません。サギの生身の置物にはいつも笑わされます。この美しい池の辺りにいつも置いておきたいですね。


好奇心いっぱい   日本のお菓子はあまり口に合わないと聞いていたのに、彼女が試食のお菓子を(私たちの分まで)何種類も選んでいるところです。こんな小さなことが緊張続きのヘボ通訳には嬉しいことでした。


都をどり  なんと直前に席が取れました(茶菓付き4500円)。一番後列の端っこ、満席でした。会場の歌舞練場に入ったのが開演少し前ということで、踊り鑑賞の後で茶菓の接待を受けることになりました。お茶が出るまでには30分以上も待つらしく、お茶をやめて代わりに御土産を貰うことにしました。とてもショボイお皿一枚とお饅頭一つ、これだけが2500円分ということになります(いつもドケチなことを申します)。初めて見る「都をどり」はとても華やかで見応えがありました。彼女が喜んでくれたことが何よりでした。


滞在中のホテルに送るタクシーの中で、彼女は『アメリカは日本を見習わなければならない。日本人、日本の文化・歴史に深く打たれた』と言ってくれました。後半の旅がつつがなく続きますように・・・よい旅を!

城崎にて

2014年02月06日 | お出かけ(国内)
2月5日(水)

全国各地で今季一番の寒さとなった5日、城崎温泉・西村屋ホテル招月庭でカニと雪の庭園・露天風呂を楽しんできました。
播但道路を北に進むにつれて雪の量が増します。初めに畑に薄っすら積もった雪に『雪やあ』、家々の屋根の深い雪に『わあ凄い』、重い雪に折れそうまで枝をしならせている竹、美しい白い樹氷を競い合う落葉樹、大きな綿帽子を抱いた杉の森、背後には大きな暗い山影、風に舞う雪に『日本の里の雪景色、綺麗ね』。
     雪国へ

     雪国へ

     城崎温泉柳通り  城崎温泉は3回泊りで訪れています。今日は柳通りを素通りです 

西村屋ホテル・招月庭・ロビーの窓越しにホテル自慢の庭を

     カニ会席  食前酒、前菜、茹でカニ、カニすきがセットされています

後、カニの刺身、但馬牛の鉄板焼き、温物、焼きガニ、カニ飯と続き、最後は水菓子と果物で終わる会席です。『ごちそうさまでした』
     招月庭・庭園めぐり  庭は広さは5万坪、広大な森林です

ホテル自慢の露天風呂入浴前に雪の森の散歩道をそぞろ歩きします。森のプール、大きなシャクナゲがずっと続く土手、下には蕾のミツマタ、エビネなど山野草の土手も広い、白い綿帽子のチャペル、冬色の中の赤いサザンカ、それぞれの季節は見事でしょうね。雪道を転ばぬように三段の滝と鯉が泳ぐ池まで静寂の雪の道を散策しました。
     円山川

円山川は兵庫県北部を南北に流れる一級水系です。2004年の台風23号で川の堤防が決壊し広大な地域に浸水被害をもたらしました(この時舞鶴市の由良川氾濫で観光バスが立ち往生、水没したバスの屋根の上で37人が夜をあかし救出された)。現在も護岸工事が引き続き行われています。真っ白な雪に埋もれた両岸の土手の中の川面に冬鳥が泳いでいました。早く護岸工事が終わって地域の人たちが安心して暮らせるようになればいいですね。

小豆島(寒霞渓他)マイカー旅行

2013年11月15日 | お出かけ(国内)
11月12日(火)~13日(水)

真冬の寒さになった二日間、姫路港から小豆島の福田港へ寒霞渓の紅葉を楽しんだあと土庄で一泊。翌日は小豆島の景勝地と歴史遺産などを廻りました。両日とも万歩計は9000歩を超えました。

12日  瀬戸内海国立公園の中心にある小豆島,寒霞渓はそのほぼ中央部に位置する。島の最高峰星が城(標高817m)と四方指の間にあり、およそ1300万年前の火山活動によってできた渓谷。大分県の耶馬溪、群馬県の妙義山と、ここ香川県の寒霞渓を日本三大渓谷美といいます。見頃の素晴らしい紅葉を堪能しました。
頂上駐車場(619m)に車を停めて、鷹取展望台→四望頂展望台→表12景遊歩道→ロープウェイ紅雲亭駅(295m)→寒霞渓ロープウェイで山頂駅。ここからスカイラインを走り、絶景の四方指展望台(777m)に立ち寄り、今日の宿のある土庄港に向かいます。

寒霞渓・鷹取展望台、四望頂展望台から






寒霞渓は浸食された集塊岩や凝灰岩がさまざまな形を作っています。表12景、裏8景と呼ばれる登山道(遊歩道)があり、名前を付けられたおもしろい形をした奇岩を楽しみながら登山することもできます。今日は表12景、1.8㌔、標高差300mを下ります。

表12景の遊歩道  ほとんど舗装されたジグザグの坂道


表12景・烏帽子岩


表12景・層雲壇


表12景・錦屏風


寒霞渓・登りロープウェイより  絶景の空中散歩5分間  実物はもっともっと綺麗




四方指展望台(777m)から  360度のビューポイント 日生港や我が山荘のある石堂丸山も見える 


平和の群像(映画二十四の瞳)


13日  エンジェルロード→肥土山の農村歌舞伎舞台→中山農村歌舞伎舞台と中山の千枚田→道の駅・小豆島ふるさと村にてソーメン工場見学→池田の桟敷→長崎のしし垣→岬の分教場(二十四の瞳)→佃煮・京宝亭→南風台展望台→大坂城石垣石切り丁場跡→福田港→姫路港

     エンジェルロード(天使の散歩道) 水がものすごく綺麗! 海の向こうの山影は四国の屋島です。

エンジェルロードの展望台があるのが弁天島。そこから砂浜でつながった4つの島を総称して余島と呼び、一日2回の引き潮の時だけ現れる砂浜の道を歩いて渡ることが出来る。今日は道が出来るのが9:45で道が消えるのが5:30。10:00、出来立ての道を歩きました。

     肥土山の農村歌舞伎舞台

国指定有形民俗文化財で、地元の保存会によって毎年5月3日に離宮八幡神社の舞台で奉納されている。間口17.10m、奥行8.82m、寄棟造り、茅葺、本瓦葺下屋付の立派な舞台です。

     中山の農村歌舞伎舞台と中山の千枚田

こちらも国指定有形民俗文化財。春日神社の境内にある。茅葺き寄棟造りで舞台の間口6.5間、奥行4.5間、回り舞台、スッポンの機構、花道もあります。10月に奉納芝居あり。
山腹に作られた棚田の数は大小800枚にも及ぶといわれている。県内では唯一、日本の棚田百選にも選ばれています。ところどころに咲く野の花と土手のオキザリスの花が綺麗でした。スミレも咲いていてビックリ。
天皇皇后両陛下が舞台と千枚田をご覧になられたお椅子と記念碑が残されています。

     浜田の桟敷

桟敷は現在も毎年10月に行われる亀山八幡宮の祭礼の見物席として利用されている。1812年以前に構築されたとされ、自然の地形を利用した石垣は、奥行き3m程の桟敷が8段、長さ80m、高さ18mにおよぶ壮大なもので、日本における野外観客席の一典型として国の重要有形民俗文化財に指定されています。

     長崎のしし垣(猪鹿垣)

小豆島には延長120キロに及ぶ(万里の長城のミニ版とか)という土塁と石垣の鹿猪垣(ししがき)があり、ここ長崎のしし垣は長さ200m、最上部1.6m、幅0.6mほどで、型枠を組みこねた土を3段に分けて積み重ねたものです。明治時代初期まで、サツマイモや野菜などを狙って山からやってくる猪の侵入を防いだそうです。車道から少し登り坂を行きます。青い海をバックに素晴らしい景観の中にしし垣が続いています。

     岬の分教場

「二十四の瞳」の舞台となった田浦分校。明治35年(1902)8月田浦尋常小学校として建築された切妻瓦葺平屋建て校舎で2教室と教員住宅を含んでいます。その後、明治43年から苗羽小学校田浦分校として使用され、昭和46年(1971)閉鎖されました。教室には当時のままの机やオルガン、子供たちの作品などが残っています。

     小豆島オリーブ園

1919年開園、民間としては日本最初のオリーブ園です。海を眺めながらオリーブの丘を散策しました。この園に立ち寄りの目的はオリーブの苗木を買うこと。屋上庭園の仲間にします。

     大坂城石垣石切り丁場跡・天狗岩丁場(国指定史跡)

小豆島は昔から石材の産出が非常に多く、大坂城の修築用の石を切いがり出した丁場が今も多く残っています。天狗岩丁場は探訪所要時間約40分、総距離約500m。美しい竹藪の中に造られた急な歩道を登ります。帰りのフェリーの時間が気になって途中の大天狗岩までしか行けず残念。画僧はこの丁場のシンボル的な大天狗岩。高さ17.3m、重さ1,700トンの巨大な種石です。

     おまけ・自宅マンションからの落日(11月14日)

小豆島の落日を期待して土庄港から戸形崎の小瀬海岸まで行ったのに、雲が多くかかってお日さまは海に下りてこなかった。旅行を終えた翌日14日は快晴。自宅マンションから高砂市・竜山に落ちる美しい落日を見ました。

嵐山・嵯峨野散策と桂離宮参観

2013年07月04日 | お出かけ(国内)
6月30日(日)~7月1日(月)

甥っ子の結婚式・披露宴に出席後、今日の宿泊地・嵐山に向かいます。朝9時前に自宅出発、京都で挙式披露宴を済ませ宿に入ったのが午後6時過ぎ。疲れました。一心地ついたところですぐ近くの渡月橋辺りをミニ散歩。翌日午前中は嵯峨野散策。午後はハガキ申し込みでやっと当たった桂離宮特別参観に。

昔は一人旅で何度も歩いた嵯峨野界隈。嵯峨野はまだブーム前の静かな頃で祇王寺辺りまで一日中歩いて過ごした。今日は足を引きずりながら,大覚寺~野々宮~大河内山荘~亀山展望台~大堰川沿いを渡月橋まで歩いただけ。嵯峨野の竹藪の道は綺麗すぎて、昔の方が野趣があったし何処までも竹藪だったような気がする。
   嵯峨野の竹藪の道

   渡月橋下流でアユを釣る人  今日はアユの解禁日


桂離宮はもう説明不要。日本最高の庭、素晴らしい離宮でした!ぜひぜひ応募して実物を体感しましょう!
sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
参観コース:約1キロ,約1時間
御幸門~外腰掛~州浜~松琴亭~賞花亭~園林堂~笑意軒~古書院~月波楼~中門
梅雨の季節なのに今日は晴天、参加者は12人(普通は30~35人)、集合時間Justに参観者出口が開き、参観許可はがきと身分証明書提示の後、10分間で桂離宮をビデオ勉強のあと 13:30Justに参観スタート。穏やかな印象と口調のガイド氏を先頭に参観者が続き、しんがりを宮内庁警察官が務める。庭園内で歩けるところのほとんどは延段、飛び石、土橋、板橋、石橋などの上。飛び石から地面に足を外すと即『飛び石の上だけを歩いてください』と後ろから声が飛ぶ。狭い道路の飛び石などの上を一列縦隊で歩く。足元と後方を確めながら庭を眺めビデオを回す。各鑑賞ポイントでは少人数ゆえ説明後にゆっくりと茶室内を眺めることなどが出来た。(建物の中には入れない)

  桂垣(穂垣)桂離宮の東辺に沿い250mにわたって続く。園内の竹藪に生えている淡竹をそのまま幹の中ほどから折り曲げて生垣に仕立てている

    表門(離宮正門)と黒御門(普段の出入り門)に続く穂垣(太い真竹を鋭く斜めに切り等間隔に立て、細い竹の穂先を横方向に並べ、棕櫚縄で柱に結ぶ)

    御幸門  茅葺・切妻屋根を2本の(アベマキ)の皮付丸太が支える

    蘇鉄山  外腰掛(松琴亭茶室の待合所)前の蘇鉄の築山  薩摩島津藩献上

     州浜から天橋立越しに松琴亭遠望

    白川橋  長さ6m、幅70㎝の橋を平衡感覚と膝に問題ありの私は一気に目の前の松琴亭を目指して走り渡った

    松琴亭内部  白と藍色の紙を相互に張り合わせた斬新な意匠の襖は桂離宮を象徴するデザイン

     松琴亭の参観風景

    クチナシの花  梅雨の季節に一重の白い花が清々しい

    飛び石の道

    笑意軒遠望  モミジがわずかに色づいていた。秋はどれほど綺麗なことだろう

     笑意軒・中の間 肘掛窓下の石畳模様の舶来ビロード地と金箔を斜めに配した腰張、襖の引手・櫂形引手は有名。この窓越しに宮内省が小作料をとって作付させている稲田も見える

    笑意軒前の延段  自然石だけで構成されている約26mの延段

    園林堂遠望  土橋の下は書院と各茶室を舟で行き来できるようになっている

    住吉の松(衝立の松)  左右の生垣とで池に向かう視線をあえて遮っている


播磨中央公園の四季の庭・バラ園

2013年05月24日 | お出かけ(国内)
5月22日(水)

兵庫県立播磨中央公園に行ってきました。今年の桜のお花見はここでしました。今日は見頃のバラと四季の庭をぐるりと散策しました。バラ園はバラがいっぱい人もいっぱい。でもバラ園を出てから始まる四季の庭の散策コースは出会う人も少なく、美しい緑の中をいくのはなんと楽しかったことでしょう。
バラ園  わぁ綺麗!やはりバラは凄い。香りも素敵

バラ園  花の名札がたっています。あのバラこのバラ、みんな欲しい

バラ園  蕾が開きかける頃の姿がたまらなく好き、満開になると興味は半減

ブルームーン  なんと綺麗な薄紫でしょう、魅せられました

カスケード前の素敵なバラ・ノスタルジー ピンクに濃いピンクのエッジ,涼しい水の滝をバックに

四季の庭・お城のような展望塔とルネッサンス広場  展望塔へは長いスペイン階段を登ります

四季の庭・桐の花  この季節にドカンと現れる大きな紫花を展望塔の上から高い目線で

四季の庭・静かな池  誰もいない湖畔、大きな桜の木が沢山ある。来年のお花見はここにしよう

四季の庭・ベニバナトチノキの並木  英国で見た堂々としたベニバナトチノキの巨木群を思い出します

播磨中央公園のトチノキはまだ3m位でしょうか、花は少なく並木も短いけれど、きっと緑の散策が好きでここまで来た人たちを魅せていることでしょう。
播磨中央公園フラワーゾーン周囲はフェンスで囲われていました。私の目はすぐに鹿や猪の跡を探してしまう。四季の庭に造られた花壇の荒廃、低木の枝折れと枯れなどは鹿の食害跡?そしてこのベニバナトチノキ樹下の地面の堀跡は猪だと。