絵画との出会いから

絵を始めた動機、作品の思い出、絵の仲間との出会い、支えてくれた家族との思いなどを、絵画作品とともに記録するブログです。

メアリー・カサット展を観て

2016-07-21 21:10:38 | 日記

今、横浜美術館で開催されているメアリー・カサット展(6/25-9/11)を観に行った。今迄メアリー・カサット(1844-1926)という画家を知らなかった。印象派を代表するアメリカ人の女性画家であることを初めて知った。アメリカ・ピッツバークに生まれたが、画家を志して21歳の時に単身パリに渡った時代が、印象派が活躍した時代であり、古典絵画の研究から出発して新しい絵画表現をルーブル美術館等で模写して学ぶうちに、バレーリーナーのパステル画で有名な印象派のエドガー・ドガと運命的な出会いをして印象派展に参加したことをきっかけとして印象派として認知され活躍した。

画風は軽やかな筆致と明るい色彩で、私は非常に優しい女性らしさを感じた。 特に温かい眼差しで捉えた多数の母子の作品は多くの共感を呼び「母子像の画家」と呼ばれている。私も彼女しか表現できない女性から観た子供達への愛を 感じた。この表現は男性が描けない母子像である。

その中で私が好きな絵を掲載してみる。

   「浜辺で遊ぶ子供達」        「眠たい子供を水浴させる母」

        

   「母の愛撫」               「農家の母と子」

     

 メアリーの才能を見抜いたエドガー・ドガがスケッチしたメアリー・カサットのスケッチがあるが、周りは彼女がドガの愛人ではないかという噂も出たが、終生独身であった。

エドガー・ドガのメアリーのスケッチ            メアリー・カサットの傑作「桟敷」

                

私は今孫がいないので子供と日頃付き合う機会が少ないが、いつも自然に自由に行動する子供達を描いてみたいという衝動にかられることがあるので、メアリー・カサットの子供たちの絵に大変感動した展覧会であった。

私が子供達を描いた作品を模写を含めて掲載してみる。

          この差は何処にあるのか?      

「鳩と少女」(五百住乙人)模写 犬達の声援「うれしい!」   「お友達」

     

 

 

 

 

 


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