ガーベラ(キク科)花言葉は、神秘、一家団欒。南アメリカ原産の多年草。数種の原種をもとに19世紀末頃からさまざまに改良され、切り花や鉢物、花壇用の花として親しまれている。株元に葉を茂らせ、その間から長い花茎を伸ばし、先端に頭上花を一個つける。真夏は休むが春から秋まで、日当たりの良い場所で咲き続ける。花色は桃、赤、橙、黄、白など多彩。花の大きさも径6㎝の小輪から、12cmの大輪まであり、また一重と八重がる。「花車」は花形に由来。「大千本鑓」ともいう。開放的な明るさのあう花である。「ガーベラの炎たつなり海を見たし 加藤楸邨」「照り翳るガーベラを賞づ不惑前 林 翔」「明日の日の華やぐがごとガーベラ挿す 藤田湘子」「ガーベラや鴎外漁史に恋一つ 矢島渚男」「ガーベラや乙女等均しく胴しめて 中村明子」。(ガーベラや 東京の空 今日も燃え ケイスケ)