キランソウ;金瘦草;地獄の窯の蓋;弘法草;紫蘇科;キランソウ属。野原などで不通に見られる。茎は地を這う。春、濃い紫色の唇形の花が咲く。「き」は紫色の古語で、「らん」は藍色の意味で、きらん草と、名ずけられた。「別名;地獄の蓋」は、墓地などにもよく生えていて、お彼岸の頃に茎や葉がべつたりと地を這うことからきた。また薬効があるために「地獄に行く」釜に蓋をする程の効き目があるとのこと。弘法草とは、弘法大師が、この草を煎じて飲むと、風邪薬や高血圧の薬になると教えられたことによる。(我はただ 薬を飲まず 浄土ゆく ケイスケ)