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カマラ・ハリス副大統領候補でアメリカは変わるのか

民主党の副大統領候補者が凄いことになっている。なんにしても話題の多い国である。77歳のバイデン大統領候補と一緒に闘うのが55歳のハリスである。ネットのツイッターを覗いてみると、もう既に5百万人近くのフォロワーがいる。因みに、トランプやバイデンは800万人以上である。

ちょっと覗いてみたツイッターだったが、遠いアメリカが身近になってしまうネットの世界は、面白いような不気味な未知の世界のように思える。そして、映像で見る限りの印象だが、その弁舌の巧みさには圧倒される。日本の政治家と違って表情豊かで笑顔が絶えない。迫力も大変なもので、日本では土井たか子氏を彷彿とさせるような感じがした。

日本では、野党の統一がのらりくらりと進んでいる。支持率5%にも満たない政党が何をやらかしているのだろうと思ってしまう。発信力・訴求力が全然感じられない。小さな日本で何をやっているのだろうと思うと情けない。

ハリス候補の経歴が半端ではない。アメリカの国籍を持っているが、両親はジャマイカの学者と印度の医者の血を引いている。アメリカの凄さは、全世界の英知が集まる環境によるものだと思う。日本で言えば、中国人の学者とベトナム人の医者の子供が総理大臣に挑戦するようなものかもしれない。だが、日本では国籍すら思うようにいかないだろうし、ましてや大半が世襲制の政治の世界では立候補すらできないだろう。差別の国として名高いアメリカだが、それ以上に閉鎖的な日本は、今回のアメリカ大統領選挙を他山の石としなければならない。

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