どうも、五輪を政治的に利用しようとする空気があるようなので憲法の話題を続ける。
歴史学者の小熊教授は、木村教授等の著書を引用して以下のように述べている。
1、急いで改憲しないと困るというのはなく、変えたほうが望ましいという議論のみである
2、日本国憲法は非常に短いので、具体的規定が少ないために変える必要性も当然少ない
3、押しつけ憲法だから気に入らない⇒今の日本国憲法に内容的に問題がないという裏返しで、万人がある意味納得している
4、もっと憲法の不備を別の形で補う努力をするべきだ、形だけの改憲をしても混乱を生むだけであると思っている
5、改憲が必要かどうか分析して、法律の運用適正化でも法律改正でも対応できない、となって始めて議論されるものだと多くの人が思っている
つまり、誰かがオリンピックを利用して改憲を急ぐというような愚かなことを、国民の大多数が思っていない。それを過度に利用して、あべこべに野ツボに落ちないように祈るばかりである。
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