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政治家という職業の罪と罰

清和政策研究会の所属議員は、歯切れの悪い99人だという。苦苦といって縁起が悪いのを避けるため、百に一つ足りない白ということで99歳は白寿という。その清和会と志帥会 に政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で家宅捜索に入った。億単位の収入が政治資金収支報告書に記載されていなかった。

罪は、政治資金規正法違反である。
罰は、有罪となった場合は、禁固刑・罰金刑などがあり、公民権停止を伴う。

禁固刑の場合は、刑を終えて5年間の公民権停止である。その後議員に復帰した人も多数いるのは、それだけ国会議員の旨味があるからである。

旨味とはなんだろう。
名声=周りやメディアが先生と持ち上げてちやほやしてくれる。
金に困らない=失職してもどこかの大学で非常勤講師はあるし、黒い裏金はわんさと集まってくる。
数千万円とも億ともいわれる歳費の譲渡=子や孫や親戚に地盤を譲って議員歳費が永代享受できる。

子や孫にバトンタッチするということ自体封建制度そのものだが、国民はその封建制度に文句ひとつ言わない。嘗ての領主様と同じ感覚である。江戸から明治に変わったとはいえ、数百年続いた慣習が変わるはずはない。明治維新から高々155年である。250年弱のアメリカでさえ、銃規制や人種差別を克服できていないから無理もない。
克服できないのであれば、罰則の適用を厳格に執行し、抜け道を防ぐしかない。そうして、旨味を一つ一つ潰していくことである。その潰す源泉はひとえに国民の選挙を通じての監視である。投票率すら5割前後で情けない限りだがそれしかない。


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