振り向けば大宮の夜が明ける。 少し変わった角度から眺めるの!

大宮在住。
伸び行く大宮市、
その時々の目に留まったことなどを楽しくユーモアも交えて
書きたいと思います。

加賀友禅幾何学文様と久谷焼きの妙なしゃれ!

2019-02-18 00:05:51 | ブログ

 

金箔幾何学文様の久谷焼きの香炉です。

器の上に猫のひっかき傷のように見える線は、

天井にある照明のいたずらでした。

 

 

こんにちわ、

今回も加賀友禅の続きをお送りいたします。

飽きない尽きない加賀友禅の絶句を幾何学文様で見てね。

 

 

幾何学文様

 

幾何学文様とは、

三角形、四角形、六角形などの多角形や円、楕円、直線

などの単純な図形を部品として、

それに平行移動、反転、回転、色の変化、拡大、縮小、

分割などの操作を加えながら連続して組み合わせた配列

を展開して造られた模様です。

 

同じ動作を繰り返すことで無限の模様展開が可能

となった文様です。

展開という文字を使うところが凄いですね。

天界と転回でまさに無限の世界になります。

(笑)

 

 

 

 

 

 ①市松(いちまつ)文様


 お馴染み市松模様は、

碁盤目状の格子を色違いに並べた模様。

 

江戸中期、歌舞伎俳優佐野川市松が

この模様の袖を用いた事に始まる。

 

古墳時代の埴輪の服装や

法隆寺正倉院の染織品にも見られ、

古代より織模様としてありました。

 

 

②鱗(うろこ)文様


 地と文様の三角形が交互になった幾何学模様で、

魚や蛇のウロコに見立てて鱗文と呼ばれる。

 

古くは古墳や古墳の壁面や埴輪に見られる。

 

衣装の文様として使われ始めたのは、

室町時代で武家の陣羽織や能装束などに使われた。

 

鱗(うろこ)は身を守る、身を固めると言われる。

 

こうして比べますと斜線の方がインパクトが強いですね、

同じサイズなのに白色が黒色より大きく見えるという、目の錯覚

 のゲームをしているのではないわよん。

 

 

 

 

 ③麻の葉文様


 麻の葉を象ったとされる文様で、

正六角形に縦、横、斜めの直線を引いて構成されている。

 

特に若い女性向きに描かれることが多くて若い方向き

であったことが現存する古い織物にある。

 

またこの文様の人気は歌舞伎役者の影響もあった

と言われる。

石川県では、検具の障子戸組子などに用いられる。

 

 

 

 ④四つ菱文様


 二本の平行線が交差してできる菱型を4つ組み合わ

せた文様を四つ菱と呼ぶ。

 

武田家の家紋である「四つ割り菱」は

菱形を四等分したもの。

 

奈良時代の正倉院御物に

四つ菱を用いられたものがあり、

平安時代には

久家の装束に用いられた有職文様の一つです。

 

 

 

 ⑤菱型文


一年草の水草であるヒシ科のヒシの実や葉を図案化した

ものと言われてはいるが、

単純な図形のために明確には分からないそうです。

 

紀元前からあり、

日本では縄文時代前期の土器に描かれている。

 

家紋となった経緯は、

菱形が連続した織り文様から取り出されたから。

 

 


 ⑥紗綾形(さやがた)・卍崩し(まんじくずし)

 

卍(まんじ)を斜めに崩して四方に連続文様にした

もので「卍崩し」「卍繋ぎ(つなぎ)」、「雷文繋ぎ」

菱万字」と呼ばれる。

 

桃山江戸時代に、

紗綾形織

(地が平組織で、文様が縦の四枚織の絹織物)

が明から輸入され、地文様として使われて、

紗綾形と呼ばれた。

 

江戸時代には、

綸子(りんず)

(精錬した生糸で織った厚くて艶がある絹織物。)

の地文のほとんどは紗綾形で、

これに菊、蘭などをあしらったものが紗綾形綸子

としてとても多く使用されました。

 

昔は女性の慶事礼装用の白襟に紗綾形が使われる

と決まっていたそうです。

 

(綸子は縦糸が長く浮いて美しく、

光線の具合で紋様が見え隠れし艶がある)

お雛様にも・・・・・

 

これらのデザインはワールドワイドであり、

世界中どこにでも同じような図柄は

沢山ありますので起源はご機嫌でいいのよ。

 

 

 

 市松文様の着物は、これも男性が着ても

素敵に似合いますよね。

 

 

 

 

 加賀友禅の伝統市松文様です。

本間哲也作

キュービックの渦の中に花咲く梅と空間の中に

置く枝ぶりの妙には

いちまつ~~~、いよ===でした。

 

 

 

 

 

 九谷焼の金襴(きんらん)手小紋柄だそうです。

高聡文作

 

 左半分と右半分のデザインが違っていて、

枠組みを金色の線で飾っています。

 

 

 

九谷焼がスッキリとモダンになったこと

あなたは知っていますか?

コーヒーカップが現代嗜好になっています。

 

金箔カブト尾を引くと言いたかったのですが、

尾がありませんでした。

このスペースどうしてくれるの?(笑)

 

 

 

 

 これは久谷焼の一輪生 露梅紋と書いてあります。

何と読むのでしょう?

幾何学文様の場所に配置されていました。

雲、雫(しずく)露が垂れても白雪姫には

企画外(キカガク?)で分かりません。(笑)

 

 

 

 

 今日の幾何学文様ですが左右対称の図柄の中で、

露か雫か日本的にうごめいてます。

 

最後は吉祥文様で締めますからね。

乞うご期待よ!

 

 

東京ドーム、後楽園での

石川県伝統工芸品展示の中からのほんの

一部をお送りいたしました。

 

≪お知らせ≫

尚、2月18日に終わる予定でしたナイトイルミネーションは

24日まで好評につき延長をするそうです。

 

 


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