チャボの気持ち♪

チャボが日々の生活で思ったことを書いています。

父・退院

2012年05月20日 19時52分35秒 | 日々の出来事
約1カ月ぶりの更新です・・・

先週の16日に、父が退院しました。
先月の17日に入院しましたので、ちょうど1カ月の入院でした。

父の入院→退院までの間、担当医師からの説明・手術・術後に担当医師からの今後の治療方針説明、
そしてその間にお見舞い数回と、何回病院に足を運んだことでしょう。

手術は予定通りに執刀・成功しましたが、ガンは別の場所に転移していたそうです。
転移していた個所まで手を付けると今度は父の命に関わる手術になるとのことで、
ガンは完全に取り除くことが出来ませんでした。

「完全に取り除けなかったガンの進行を遅らせるためには、今後の治療は抗がん剤になります」
そう担当医師から言われた時、私は頭の中が真っ白になりました。
勿論、父親本人もそうでしたし、兄・姉夫婦・私の旦那、みんな一瞬言葉がありませんでした。

父親は抗がん剤での治療を選択しました。

抗がん剤治療・・・、正直それは延命治療でしかありません。

父親は、自分の命がどのくらいかまでは知らないと思います。

私は説明が終わった後で、父が傍にいないところで担当医師に「抗がん剤を受ける時と受けない時とで
父の命はどのくらい違ってくるのでしょうか?」と聞いたところ、
「受けないと余命半年くらいでしょうか・・、受けても2~3年くらいだと・・。」

・・・あまりの事で、言葉もなくなりました。

でも、手術で取りきれた病巣を見せてもらった時に見たあの大きさでしたから、進行がいかに
進んでいたかがわかりました。

・・・私はもう、父の余命の短さを受け入れるしかないと決めました。


父は、最初の抗がん剤治療を退院前に受けて、来週は2回目の抗がん剤を受けます。

抗がん剤を入れる前に吐き気止めを入れるので、副作用で吐き気や吐くことはないのですが、
別の副作用で頭痛や下痢がなどがあるとのことです。

これからは父親がしたいことをさせてあげて、出来るだけ実家に行って父親の事を
見守っていきたいと思っています。

母親が亡くなり、父親までが早々に逝ってほしくはありません。

抗がん剤でしか延命が望めないですが、今後は副作用が最小限起きない事を願って、
出来ることならば長く長く延命してほしいです。

私が父親に出来ることは、父親が副作用に苦しまずに延命が出来ることを祈るだけです。

神様はきっと、私達の父親に対する思いを聞き入れて下さる。そう信じたいです。