かのこ庵

イタリアングレイハウンド「かのこ」と「こむぎ」との日々を徒然に書いています。

リンパ腫

2014年06月26日 | 病院・病気
かのこがリンパ腫というリンパの癌であることがわかりました。
少し長くなりますが、記録として、経緯を書き記しておきたいと思います。



半年くらい前、かのこの下顎の付け根に、小さなしこりができました。
正確には、何年も前から小豆くらいの大きさのしこりは両側にあったのですが、左右対称だし、リンパ節かな、、くらいに思って、あまり気にしていませんでした。
そのしこりが半年程前、右側だけ腫れてきて、そら豆くらいの大きさになってきたので、気になって地元のかかりつけの獣医さんに見てもらいました。
針をプスっと患部に刺して、そこに付着した組織(リンパ液)を顕微鏡でみるという簡単な検査をしてもらい、悪性のリンパ腫やリンパ節炎の兆候は見られないと言われました。
元気も食欲もあるので、しばらく様子を見ましょう、と。
そのうちに腫れが少しひいたり、また少し腫れたりして、を繰り返し、だんだんと左側のリンパ節も同じくらいの大きさまで膨らんできました。
フィラリアや狂犬病の予防接種などのついでに経過を報告して、見てもらっていたのですが、よくわからないまま、リンパ節の大きさは個体差があるから、、、と言われ、それきりになっていました。

でも、毎日ぷくっと腫れたアゴを見るたび、何か病気なんじゃないか、という疑いを拭いきれず、他の獣医さんでセカンドオピニオンをもらうことにしました。

選んだのは、腫瘍科の専門医として登録のある獣医さん。高度な設備のそろった医療センターや大学病院も考えましたが、まだ黒か白かもわからない状態で受診するのもどうかと思ったので、なるべく家に近く、専門医のいる動物病院を選び、今月、受診しました。

これまでの経緯や針生検、血液検査、遺伝子検査の結果、進行の遅いタイプのリンパ腫の可能性が極めて高いことがわかりました。高分化型(ローグレード)リンパ腫といって、2008年ごろから症例が確認され始めたばかりの病気なのだそうです。犬のリンパ腫の、5~10%がこれにあたるそうで、特殊な遺伝子検査を行わないと発見できないため、地元の獣医さんには分からなかったのかもしれません。

低分化型のリンパ腫が、数週間や数ヶ月で全身に進行してしまうのに対し、高分化型は何年もかけてゆっくりと進行するため、リンパ節の腫れが確認されてからも、比較的長い間自覚症状もなく元気に過ごすことができるケースが多いのだそうです。ただ、それが何年なのか、体のどこに進行していくかは、まだ何ともいえないのだそうです。

わかっていることは、リンパ腫は全身の癌であり、腫れたリンパ節をただ取り除いても意味はなく、治療は抗がん剤を投与することぐらいしかない、ということでした。

かのこの場合、顎のリンパ節以外に腫れはみられず、血液検査や超音波、レントゲンの結果もすべて正常なので、かなり初期の段階だということで、しばらくは抗がん剤などの治療は行わず、定期血液検査と経過観察ということになりました。

論文などには75%が3年以上生存と報告されていて、先生の患畜にもピンポン玉ほど顎のリンパ節が腫れたワンちゃんがいて、4年経った今も元気で生活している、と話して下さいました。

ただ、3年、4年という数字が、私にはひどく限られた時間のように感じられて、最初に先生のお話しを聞いた時は、目の前が真っ暗になりました。

胸の中の嵐のような感情を、どうしたらいいのかわからないまま、泣きたい気持ちを抑えるのに必死でした。

そんな私の様子を察して、ダンナさんが、「かのこももうすぐ8歳だし、余命3年と決まっているわけではないのだし、これから年を重ねていくに従って、いろいろ気をつけてあげなければならないことの一つとして、冷静に受け止めていこう」と言ってくれて、それで少し、冷静になれたような気がします。

最近は、悪い方に考えてしまいそうになるたび、私が悲観的になって、クヨクヨしたら、一番それを敏感に感じ取るのはかのこだから、せっかく今はこうして元気に過ごせているのだから、そのことに感謝して、この時間を大切にしなくちゃと、自分に言い聞かせています。


なるべく、いつも通り。
これまで以上に、毎日を大切に。


これからも、かのこむライフを楽しく書いていきますので、よろしくお願いします

お散歩あるある その2

2014年06月05日 | 日常のこと
お散歩中の、かのこむあるある。前回のつづき。

その3、こむぎは一度スルーした場所でも、かのこが臭いを嗅いでると、



急いでもどって一生懸命、嗅ぐ(笑)



なんでも上の子の真似して、必死なのが可愛かったりもします


その4、基本、かのこは内股、こむぎはガニ股。




その5、こむぎが地面に這いつくばって、グイグイ引っ張り出したら、近くにかならず食べ物が落ちている



我が家ではコレを「地ばしりモード」と呼んで、もっとも警戒してます
拾い食いのしつけ、ちゃんと出来てないのがいけないんですけどね

お花見シーズンや遠足の季節は特に危険
手羽先の骨やポテトチップスなんかがよく落ちているのです。。。


番外編:通りすがりの人のコメント。

第1位 「細い」(スマート、スリム、痩せてる、ガリガリ、など)
第2位 「かわいい」
第3位 「高そう」

面白いのは、私に向かって言うというより、自然と声にでちゃってる人の方が多くて、かなり遠慮のないコメントが聞こえてきます。その声のボリュームなら普通に聞こえてますよーってお知らせしたくなるくらい(笑)

他にも、カンガルーみたい、もよく言われます。
この前も、小さい男の子がかのこむを指差して、「ママ、カンガルーがいるよ!」と嬉しそうに言ってて、ママさんが気まずそうに「あれはワンちゃんよ」と訂正してました。
ごめんね、カンガルーじゃなくて


少し前には、小学校低学年くらいの女の子2人が、かのこむを見ながらこんな会話をしていました。

A「みてみて、あのワンちゃん、かわいい~!
B「おんなじ種類かなぁ?
A「ちがうよ、色も違うし、耳が立ってるのと立ってないのも違うでしょ。
B「そっかぁ~

と、的確な分析をしていただきました でも、同じ犬種です(笑)
子供って、素直でいいなぁ~と、思わず微笑んでしまいました

長くなったので、あるあるの続きはまた今度。。。