
物に余裕があると心に”ゆとり”が生まれる。
先月、ベルーナグルメ友の会の「蔵出し地酒祭り」日本酒三升が到着したのは、9月27日のこと。
兵庫県播麿地方で、江戸時代後期の文政二年に創業した「三宅酒蔵」が手仕込みを基本にした本醸造は、「菊日本」「美和の宴」「美山しずく」の3本。
先人の伝統を受け継ぎ、米・水・人にこだわって、その時代にあった味を追求してきた酒はどれも美酒である。
晩酌をしているとインターフォンがピンポンと鳴った。
どうやら宅配便らしいが誰も受け取りに行こうとしないので、止む無くおやじが取りに行ったのだが、これがベルーナの10月分の三升であった。
9月分最後の1本である「美山しずく」は、まだ、五合ほど残っている。
嬉しくない訳ではないが、五合も残っていると心に”ゆとり”がある。
ダンボールの開梱も落ち着いたものだし、何たってその中に入っている酒を直ぐ開封する必要もない。
10月の3本は、米処新潟「越の華酒蔵」の「越後超辛口」「一家団欒」と「とびっきり晩酌」。
「越後超辛口」「一家団欒」の2本は、今年の1月にも送られてきたもので、「一家団欒」は昨年頒布された24本の中でも上位に入る美味い酒だった。
3本はダンボールに入れたまま部屋の隅へ片付け、9月分の「美山しずく」をグイっと呑む(やる)。
呑みながらカレンダーを眺めると・・・、ん。
9月分が到着してから、まだ、26日しか経過していないのだから五合残っているのは当然のことであり、残量に余裕があった訳ではないのだ。
そう考えると、何だか急に”ゆとり”も無くなり、土曜日の不摂生日であるにもかかわらず、酒を呑むペースがスローダウンする。
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