Kazun's showcase

handmade Kazun'の作品紹介 & 日々のあれこれを綴っています。

ガレージセール(前編)

2005年09月10日 | kazun's 季節&イベント
 日本人の友達数人とガレージセールを行いました。ガレージセールというのは、文字通り自宅のガレージで物を売ること。家で好きな時にできる気軽さからか、アメリカではごく日常的に行われています。冬が厳しいここシカゴでは、5月から10月がシーズン。あちこちで「GARAGE SALE」の看板を目にします。

 アメリカに来た当初は、私も興味本位でぶらりと立ち寄ったものですが、ちょっとしたカルチャーショックを受けた記憶があります。というのも、日本人の感覚からは想像できないようなもの、例えば使い古しのほ乳瓶とかシミだらけのテーブルクロスといった、がらくたに限りなく近いものを出品しているのです。捨て魔の私から見れば、そんな物をよくぞ今まで保管しておいたものだと感心するほどですが、見方を変えれば、物を大切にする国民性なのでしょう。実際そういうものを買って使っている人がいるのですから、これも立派なエコロジー!
 
 数あるガレージセールの中でも、日本人が開催するものは「当たり」と評判。駐在員の多くは、日本に帰国する際に家財を処分していくから、比較的新しい家電や家具、子供服、玩具などを格安で売り出すのです。それを知っている人たち(日本人だけでなく、アメリカ人やメキシコ人、中国人など)は、セールの広告を見るために日本食スーパーの掲示板に直行します。実際、日本人の私たちが行くのもほとんどが日本人のガレージセール。新品だと5000円もするミキハウスの子供靴を1ドルで買ったときはうれしかった~!

 さてさて、本題の私たちが開催したガレージセールのお話。あいにく小雨がぱらつく冬のような寒さだったのにもかかわらず、初日10時オープンの前から大盛況。というか、ガレージセールマニアにとっては、最初が肝心なのです。中には、ベンツで登場して家電をたくさん買ってくれたご婦人もいました。彼女曰く、「こうやって家財を節約したからいい車が買えたのよ!」。
 
 私たちが出品したのは、子供服(25セント~3ドル)や子供のオモチャ(高くても5ドルくらい)。食器や家電なども、状態がいいのに買った当初の10分の1~20分の1の値段ですから、めっけものです。それなのに、「もっとディスカウントして」とは一体どういうことでしょう。テンションの高い人たちに早口の英語でまくし立てられると根負けしてしまうのも日本人の特長で、みんなそれを知っていてわざと言ってくるのかもしれません。
 
 まあ、そういう不具合は多少はあるものの、ガレージセール自体は楽しいものでしたから、また機会があったらやりたいと思っています。家のクローゼットが片づくのも、気持ちのいいものですしね。→続きは次のエッセイへ。 2004年4月

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