本日はtatsuayさんとの初コラボです。
お題は『方言』
是非、tatsuyaさんとこTORIAEZ…も覗いてみて下さいね。
粋な名古屋弁が楽しめることと思います。
では本題へ。。。
ワタシは生まれも育ちも熊本です。
小さい頃は、じいちゃん ばあちゃんっ子だったのでお年寄りが話すスーパー熊本弁(生粋の熊本弁)もほとんど理解できます
昔は熊本弁を荒っぽいから嫌だと感じてた時もあったけど、最近になって方言ってとても貴重なものだな~と思うようになりました。
そう気づかせてくれたのは、関西から里帰りした親戚のおじさんです。
おじさんは、うちのばあちゃんが話す熊本弁を「ばあちゃんの言葉は宝だね~。」としみじみ懐かしがっていました。
その頃のワタシは、いつも耳にしてることだったので「そうかなぁ~?」ぐらいにしか思ってなかったけど、ばあちゃんが居なくなるとばあちゃんのぶっきらぼうな熊本弁がとても恋しいのです。
「Kazzy!めし食うぞ!」(Kazzyご飯だよ)
「ほ!はよ来んか!」(ほら早くおいで)
「ほよ来んと、いちくうぞ!」(早く来ないと食べてしまうよ)
そして昔飼ってた愛犬の"あ~ちゃん"にも熊本弁で話しかけてました。
「あ~ちゃん!けー!」(あ~ちゃんおいでー)
もちろん"あ~ちゃん"には熊本弁を教えてなかったので通じるわけありません。
あ~ちゃんには"おいで"って言わないとわからないよ。
と言っても
「ほ!あ~ちゃん、けー!」(ほら、あ~ちゃんおいでー)
「けぇぇぇぇぇー!…」(おいでーーーー)
「…・・・。。。」(…・・・。。。)
「けー!ていいよっどがーーー」(おいでって言ってるでしょーーー)
「おるがゆうたっちゃ、あ~ちゃんな いっちょんゆうこつ聞かん」
(私が言ってもあ~ちゃんは全然言うこときかない)
ってな感じ(笑
ばあちゃんが居なくなった今ではこのスーパー熊本弁を聞くことができません。
うちでは、ばあちゃんが一番最強の熊本弁使用者だったので…。
だから方言って貴重だな~と最近つくづく思うのです。
使う人が居なくなると方言も徐々に消えていく。。。
そう考えると、ある意味方言(言葉)って生きてますよね。
ワタシもこれからできるだけ多くの熊本弁をしゃべり伝えていきたいな~。
(ばあちゃんのようには話せないけど…)
ではここで熊本弁の特徴をひとつ。
熊本弁には強調のための接頭語が沢山あります。
(全部~の部分を強調してます)
・きゃあ+~
きゃあこうた、きゃあはってた(こうた=買った、はってた=行った)
・つん+~
つんかぐ、つんくじる、つんころす(かぐ=折る、くじる=掘り出す、ころす=殺す)
・ひっ+~
ひっかむ、ひっとずる(かむ=噛む、ずる=出る)
・ひん+~
ひんまげる、ひんむく(まげる=曲げる、むく=剥く)
その他にも
うっ+下がる、さで+くりかえす、はち+来た、はち+割る、いち+食う…
などがあります。
ではここで問題!
どのくらいわかりますか?
①うったつ
②かずむ
③ぐらりする
④しゃあ
⑤せからしか
⑥のうなる
⑦ほめく
⑧むぞらしか
⑨あとぜき
⑩ええくらう
挙げだすときりがありません(笑
みなさんのとこではどんな方言が生きてますか?
いろんな土地の言葉を知るのって面白いですよね~