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おフランス留学記~パリやのに

おフランスはパリ近郊のHECなるビジネススクールに留学し、MBAをこころざす筆者の日記。

物騒な世の中

2005年12月19日 01時04分57秒 | おフランス生活
授業も終わり、寒くて外にも出ないので本格的にネタ切れ。いままでに撮った写真の中から小出しにしていくことにした。

Jouy-en-Josas村にはRERという郊外鉄道が走っている。
客を乗せる普通の電車は1時間に2本しか通らない超ローカル路線だが、意外と通過する列車は多い。なぜかTGVも通るし、石炭やらPeugeotやらを載せたやたら長い貨物列車も通過する。

しかしこないだ、えらい物騒なものを運んでいる場面を見かけた(写真)。どうやら戦車のように見えるが気のせいだろうか。日本でこんなものを運んでいるところを見たことがないが、日本ではどうしているのだろうか。

ウクライナで核が250発も行方不明という物騒な(しかし前から懸念されていた)ニュースを読んだが、こういうものの管理は本当にしっかりお願いします。

追いコン

2005年12月18日 19時57分30秒 | おフランス生活
今日はひさしぶりにパリに出た。
今まで行こうと思いながらも足が向かなかったパンテオンへ(写真)。ここは丘の上にあるのでなかなか眺めが良い感じ。パンテオンはもともと、6世紀にパリを蛮族から守ったパリの守護聖人ジュヌヴィエーヴを祭る聖堂だったが、現在ではフランスのために尽くした偉大な人物を埋葬する場所になっている。ジャン・ジャック・ルソー、ヴィクトル・ユゴー、キュリー夫妻などをはじめ数多くの偉人の墓がある。まだたくさん空いている場所があったからこれからもいろんな人が埋葬されるのかもしれない(もう英雄の時代でもないのかな)。
僕は知らなかったが、このパンテオンの中央に有名な「フーコーの振り子」が揺れていた。
このパンテオンの背後に、小さいがなかなか美しいSt-Etienne du Mont教会があってジュヌヴィエーヴの墓が収められている。

夜はわれわれ卒業生の追いコン。まだ追い出される実感がわかないな。

太るカレンダー

2005年12月04日 02時18分17秒 | おフランス生活
そろそろクリスマス気分で街も徐々ににぎわい始めた。
そんなクリスマスへのカウントダウンのための便利なカレンダーがヨーロッパにはある。それはAdvent Calendar(光臨節暦)。12月1日から1日過ぎるごとに窓を一つ一つ開けていくカレンダー。
ドイツとかに行くと、市役所とかの窓のひとつひとつがカレンダーの日付になっていて、一日たつごとにひとつづつ開けていったりするようだ。

写真のはGodivaのアドヴェント・カレンダー。窓を開けるとそこにはチョコレート。クリスマスまで25個もチョコレートを食う計画だ。最近日本でもこういうのがあるのかな?

ゴルフ大会

2005年11月26日 03時48分52秒 | おフランス生活
今日はHECの日本人学生のうち7人でゴルフ大会。
学校近くにあるgolfnationalという超名門コース(全仏オープンを毎年開催)がHEC学生割引でなんと15ユーロ。

とはいっても初雪がちらつく超寒い中、プレーしているのはわれわれとあと一組くらい。9ホール回ったところで日も暮れてきたので引き上げた。

成績はひどかったが、幸か不幸かスコア表がどこかへなくなってしまったので悲惨な成績は闇に葬り去られた。

こんどは暖かい季節にやりたいな。

俺はサルコジだ

2005年11月22日 03時32分05秒 | おフランス生活
フランス語の授業で宿題を出すときに講師曰く、
「全員が全問正解で頼むよ。俺はサルコジだ。容赦はしないぞ。」

こんな風にジョークで使われるサルコジさんだが、先日のTVニュースによると7割弱の国民がサルコジを依然として支持しているそうだ(暴動前よりも11%ポイントも支持率が増加)。

暴動(とその背景にある移民問題)がくすぶり続けるフランスに追い討ちをかけるように、明日、今年6回目のSNCF(国鉄)のGrève(ストライキ)が行われる。
年中行事のように頻繁に行われるストライキだが、今回のテーマは「国鉄民営化反対」だそうな。こういうトピックが持ち出されるというあたり、フランス政府もいよいよ聖域に踏み込んできたという感じがする。きっと来年あたりは以前にもましてストライキが頻発するだろうな。

これも「容赦しないぞ」という態度でお願いしたい。

蚤の市

2005年11月20日 03時58分37秒 | おフランス生活
今日は朝から凍りつく寒さだったけどパリの蚤の市に出かけた。
パリで最も有名な蚤の市といえばClignancourt(クリニャンクール)だが、余りに大規模で観光客向け(したがってスリも多い)と聞いていたので、パリっ子お薦めのVenves(ヴァンヴ)の蚤の市に行ってみた(写真)。

市場に到着すると、たくさんのパリっ子と日本人でごったがえしていた。
売り物は本当にどんな雑貨でもあるという感じ。いろんなヨーロッパの町で蚤の市をのぞいたことがあるが、やはり質量ともにパリがはるかに勝る。アンティークものを供給する時代に繁栄していた町だからだろうか。

蚤の市につきものの値切りは意外とあっさりと受け入れられる。半額を目標に交渉しているとだいたい30~40%割引で妥結した。

今回は少ししか買わなかったが、これはやみつきになる。土日に何もすることがない人はぜひ行ってみてください。

ボジョレ

2005年11月19日 05時27分54秒 | おフランス生活
ヌーボーを飲みすぎてベロベロになったのでブログ更新するの忘れてました。
というよりも昨日一日ADSLに接続できなかったのが原因です。読者の皆様にはご心配をおかけしました(してないよね)。

ところでフランスのフリーペーパーMETRO(メトロ)によると、ボジョレ・ヌーボーの最大顧客は日本(全体の半分近く)だそうだ。すげーな。

アロウィーン

2005年11月01日 02時26分59秒 | おフランス生活
今日はHalloween。11月1日の諸聖人の祝日(Toussaint)のイブ。
もともとはケルト民族の宗教であるドルイド教の祭だったそうだが(したがってフランスでも古くは行われていた)、ケルト民族の末裔であるアイルランド人がアメリカに伝えて今のような形になったらしい。したがってフランスには逆輸入である。

フランスでも最近になってアメリカ式の「アロウィーン」を祝うようになったそうだが、スーパーに行ってみると、でかいカボチャやお菓子でいっぱいですっかり浸透した様子。
写真のはカボチャのパッケージに包まれたKinder。中でなにかカラカラ言ってるなあと思って買って帰って開けてみると、カボチャにお化けが乗ったチョロQがチョコレートの殻につつまれて出てきた。なんだろこれ。

レジの人たちも全員お化けの格好に仮装してなかなかの演出だったが、そんな衣装を着て盛り上がっているのに、客に対してはいつもと変わらず無表情で愛想が悪かったのはさすがフランス(アメリカではきっと大げさに演じてみせる)。やっぱフランスはこうでなきゃ、と違った意味で感心させられた。

もしかしてお化けだから愛想悪いのも演出のうちだったのか?

Londres A Deux (ふたりでロンドン)

2005年10月31日 00時59分44秒 | おフランス生活
ロンドンまで2人往復100ユーロポッキリ!キャンペーン!!

っていうのを結構ひんぱんにやっている。経営不振に苦しむEurostarならでは。
ポスターにはなぜか物思いに沈む男の子と女の子の写真。なんで?

先週のFinancial Timesの特集記事で見たのだが、ロンドンが今、憧れの都となっていて、世界中(特に東欧)から移民や若者たちが仕事などチャンスを求めてやってくるそうだ。人材版ウィンブルドン現象という感じで、国を活性化させたい英国政府の意図でもあるそうだ。昨年から、英国政府に指定された50のビジネススクールの卒業生に簡単な手続で労働ビザを発給するという制度も出来たらしい(HECは残念ながらまだ入っていない)。
現にフランスからもイギリスに多くの若者が流出しているようで、「フランスの若者はイギリスに、イギリスの年寄はフランスに」と皮肉を交えて言われている(老後を豊かで物価の安いフランスやスペインで暮らすのがブームらしい)。

僕は10年前に3日間ほどロンドンに滞在したことがあるが、そのころとはずいぶん雰囲気も変わったのだろうか。記事に書かれているようなロンドンの活気というのがどんなものか、一度見てみたい気もする。