先日、ライブドア事件に関して、マスコミの手のひらを返したような無責任な報道姿勢にチクリとモノ申したところだが、そろそろまたコメントしたい。
僕がフランスに来たのは2004年の夏だったので、ライブドアの隆盛から今回の事件にいたるまで、日本がどれだけライブドアの件で熱くなっていたかを知らないし、今回の事件の詳細もよくは分からない(ネットのニュースだけだとどうしても伝わってこない)。
だが間接的に伝わってきたライブドア騒動について今のところ思ったことを6つ。
①当然ながら犯罪は犯罪として取り扱うべき(原則)
株式市場への影響も無視できないが、法の遵守が最優先であるべき(僕が法学部出身だから言うわけではないけれど)。
②監査法人は「知らなかった」では通らないだろうな
この手の粉飾を知らなかったでは済まないだろう。ほんとに気がつかなかったのなら無能の証明なのでいずれにしても×。
③ホリエモンやライブドアにだまされたと憤っている人たち(投資家、マスコミ、政治家etc)の大半が憤る資格を有していない
大した根拠もないのに世間のムードに流されてライブドアやホリエモンに肩入れした人たちには何も言う資格はない。ライブドアがスカスカの会社だとなぜ今まで世間が気がつかなかったのだろうか(マスコミの盛り上げ方があまりに説得力があったからなのだろうか)。結局のところ盛り上げたマスコミの責任大で、今彼らは天にツバを吐いているところ。
④しかしライブドアの全部が黒じゃないでしょう
粉飾決算は犯罪だがそれにしてはマスコミも騒ぎすぎ。当社やホリエモンに関する全てが黒だったわけじゃないし、全てが無に帰するわけでもないでしょう。ライブドアにもホリエモンにも「真水部分」はあるし社会にバリューを出している事業や従業員の方々もいるわけだから。
それになぜ小泉首相らが「今」批判されるのだろうか。ホリエモンが犯罪(しかも粉飾という目立たないもの)に手を染めているなんて知りえたわけがない。批判されるとしたら今ではなくて、ホリエモンを公認したときでしょう(していたのかもしれないが)。
⑤結局バブルのときから投資家もマスコミもなーーーんにも進歩してへんやん
あーあ。
⑥マスコミがマスコミである限り、バカなのは不可避なのかもしれない
これは構造問題であって人智ではいかんともしがたいメカニズムが働いているのかもしれない。
この事件に関しては日本に帰ってから情報を改めて整理したうえで考え直したい。
僕がフランスに来たのは2004年の夏だったので、ライブドアの隆盛から今回の事件にいたるまで、日本がどれだけライブドアの件で熱くなっていたかを知らないし、今回の事件の詳細もよくは分からない(ネットのニュースだけだとどうしても伝わってこない)。
だが間接的に伝わってきたライブドア騒動について今のところ思ったことを6つ。
①当然ながら犯罪は犯罪として取り扱うべき(原則)
株式市場への影響も無視できないが、法の遵守が最優先であるべき(僕が法学部出身だから言うわけではないけれど)。
②監査法人は「知らなかった」では通らないだろうな
この手の粉飾を知らなかったでは済まないだろう。ほんとに気がつかなかったのなら無能の証明なのでいずれにしても×。
③ホリエモンやライブドアにだまされたと憤っている人たち(投資家、マスコミ、政治家etc)の大半が憤る資格を有していない
大した根拠もないのに世間のムードに流されてライブドアやホリエモンに肩入れした人たちには何も言う資格はない。ライブドアがスカスカの会社だとなぜ今まで世間が気がつかなかったのだろうか(マスコミの盛り上げ方があまりに説得力があったからなのだろうか)。結局のところ盛り上げたマスコミの責任大で、今彼らは天にツバを吐いているところ。
④しかしライブドアの全部が黒じゃないでしょう
粉飾決算は犯罪だがそれにしてはマスコミも騒ぎすぎ。当社やホリエモンに関する全てが黒だったわけじゃないし、全てが無に帰するわけでもないでしょう。ライブドアにもホリエモンにも「真水部分」はあるし社会にバリューを出している事業や従業員の方々もいるわけだから。
それになぜ小泉首相らが「今」批判されるのだろうか。ホリエモンが犯罪(しかも粉飾という目立たないもの)に手を染めているなんて知りえたわけがない。批判されるとしたら今ではなくて、ホリエモンを公認したときでしょう(していたのかもしれないが)。
⑤結局バブルのときから投資家もマスコミもなーーーんにも進歩してへんやん
あーあ。
⑥マスコミがマスコミである限り、バカなのは不可避なのかもしれない
これは構造問題であって人智ではいかんともしがたいメカニズムが働いているのかもしれない。
この事件に関しては日本に帰ってから情報を改めて整理したうえで考え直したい。