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おフランス留学記~パリやのに

おフランスはパリ近郊のHECなるビジネススクールに留学し、MBAをこころざす筆者の日記。

Au revoir, Jouy-en-Josas !!

2006年01月28日 05時36分15秒 | おフランス生活
もうあと何時間かでアパルトマンを引き払い、その後はパリで3泊、そしてミラノを経由して1年半ぶりに日本に帰国する予定(2月1日成田着)。

フランスで1年半共にしたアパルトマン、そしてJouy-en-Josas村を去るのは実感がわかないけれどやっぱし寂しい。

まあでもまたいつか戻ってくるかな(卒業式は6月にキャンパスで行われる予定)。

いややっぱ戻ってこないかも。

とにかく村人のみなさん今までありがとう。

しばらくネットに接続できませんが、日本に帰ってから帰国のご報告をします。

引越し

2006年01月27日 03時02分14秒 | おフランス生活
今日は引越しの荷物の運び出し。

フランス日本通運のスタッフ(日本人1人、フランス人1人)がテキパキと短時間で終了。
気のせいだけど日本人スタッフが前面にいると多少信頼度が増す。

あとは届いたときにダンボール箱のふたを開けてどうかだな。
(ちなみに航空便だと1週間、船便だと2ヶ月かかる)

それにしても意外と引越し代はかかるので海外留学生の方は要注意!

パッサージュ

2006年01月26日 06時24分09秒 | おフランス生活
フランスにもアーケードの商店街があり、これをPassage(パッサージュ)と呼ぶ。
パッサージュにも様々あり、庶民的なところからおしゃれなところまで(写真はオペラ近くに19世紀からあるGalerie Vivienne)。

でもいくつか訪れたパッサージュで共通してるのは、閑古鳥が鳴いていること。

昔はきっと人通りの多い通りを選んで屋根を付けたりして商店が集まっていたんだろうけど、集客力がなくなってしまったということなのだろう。
写真のようなパッサージュが文化遺産としても現役で残っているのは素晴らしいけど、今でも賑わっていればもっと良かったんじゃないかな。

おしゃれなパリっ子

2006年01月25日 02時05分02秒 | おフランス生活
「パリっ子はおしゃれ」と日本人は思うかもしれないが、日本人が思っているほどパリっ子たちはおしゃれではない。ある意味、この命題は幻想と言っても差し支えない。

所得格差があるためか、日本人よりもおしゃれに気を使い金をかける層が限られており、特に若い人たちだけで見ると明らかに日本人の方が着るものも持つものもおしゃれだ。もちろん日仏双方に分布というものがあって一概には言えないわけだが。

ただし、フランスの方が勝ってるなと思うのは、お年寄りたち。
非常におしゃれな人たちが多く、ファッションに対する関心も高い。
写真のようにショウウィンドウを覗き込んだり。
日本だったら若い女性の一部しか興味がないようなセクシー下着のコーナーでも、若い人からお年寄りまで実に幅広い年齢層の女性が品定めをし、店員に相談をしている。おそらく日本だと少々好奇の目で見られてしまうのかもしれないが、フランスでは特段そんな様子もない。

こういう人生を自由に楽しむ態度はフランスのいいところで、日本人としても見習いたいところだ。

ブランド物とロゴ

2006年01月24日 03時30分55秒 | おフランス生活
シャッターが閉まったChanelの前で人だかり!
債権者が押しかけて取り付け騒ぎをしているんじゃないだろうか、と思った方は仕事のしすぎなので一息入れてください。

これは今月11日に始まったSolde(ソルド)の初日に開店前にできた行列。
Chanelはまだマシなほうで、GucciとDiorの前にはひときわ長い行列が。こういうのって各ブランドの人気度を如実に示しているのだろう。

こないだ読んだある雑誌で、高級ブランドの客層に占めるアジア人(主には日本と中国)の比率が高まった結果、デザインにロゴをあしらう傾向が強くなったとの記事を読んだ。
アジア人がブランド物を買う場合、街で持ち歩いて他人からすぐにそのブランドと認識されることにValueが見出されるからだ。
悪い面では見せびらかしだが、好意的かつ日本的な見方では集団への帰属のしるし、もしくはそのブランドを日々認識することで満足感を増幅しているということになるのだろうか。たしかにロゴをデザインとしてあしらったものに引力があるのは認める(個人的には買うことはないが)。

ところで日本の企業や役所のロゴって、どうしてデザイン的にキレがなくイマイチなのが多いのだろうか。なんかみんな判で押したように一般公募で中学生が「奮ってどしどしご応募」したみたいな「ほのぼの」したのになってしまうのは、「ほのぼのいい人」が良しとされる風土だからだろうか(保険会社とかは別にそれでいいんだけど)。

ムーラン・ア・カフェ

2006年01月23日 01時24分46秒 | おフランス生活
Moulins À Café(ムーラン・ア・カフェ)というコレクター用のシリーズ雑誌を見つけた(で、買った)。

毎号おまけとしてアンティークのコーヒーミルのミニチュアがついてくる(いちおうフランス製)。一瞬使えるかと思ったがあくまで飾り用。

この手の雑誌は手を変え品を変えいろんなシリーズを出版しているが、シリーズものを集めるコレクターの層って、きっと筋金入りのコレクターじゃなくて一般人なんだろうな、と思う。あくまで本物じゃないから。

こういうのも時が経つと価値が出てくるのだろうか。

美術館で大行列

2006年01月19日 03時53分12秒 | おフランス生活
Grand Palais(グラン・パレ)でやってるVienne1900(ウィーン1900年)展に行ってきた。

1900年前後にウィーンで活躍したクリムトやエゴン・シーレなどの4人の画家を取り上げた展覧会。
これがパリっ子に大好評を博しており連日の大行列(予約も完売)。ほぼ2時間待ちでようやく建物の中へ。

1900年っていうと100年前だからずいぶん昔のように感じていたけれど(日本でいうと日露戦争直前)、ヨーロッパに住んでると1900年なんてついこないだのことのように思えてくる。
実際、彼らの作品は非常にモダンで、今発表しても十分新鮮味を保っている。
とくに28歳で短い生涯を閉じたエゴン・シーレの作品の素晴らしさはクリムトを凌駕し、僕にとっては新たな発見だった(一度チェコのチェスキー・クルムロフという小さな町の美術館で彼の作品を見たことがあるがその頃はよく分からなかった)。

いやしかし美術館でこんなに待ったのは初めて。でも待った甲斐があったというものだ。

ところで明日はちょこっとロワール渓谷に小旅行に行って来ます。帰ったらご報告します。

王様のガレット

2006年01月04日 00時49分45秒 | おフランス生活
フランスの独特なイベントにLa Galette des Rois(王様のガレット)というものがある。

これは1月6日の公現祭というキリスト教の祭にあわせて食べられるガレット。
中にFève(フェーヴ:空豆)と呼ばれるものが1つずつ入っており、取り分けたガレットの中にそれが入っていた人が一座の王様として王冠をかぶる。最近では空豆では面白くないので代わりに陶器の小さな人形などが入っている。

というわけで早速4つも買ってきた。

で、早速最初のを食べてみた。

何が出るかな?何が出るかな?

・・・何も入っていませんでした。ってどういうこと?

(ちなみに2つめ3つめにはちゃんと入ってましたとさ)

あっ、そういえば言い忘れてたけど、明日から数日間イタリア(ミラノとフィレンツェ)に行って来ます。天気予報によると雪が降るらしいのであんまし旅行向きじゃないけど、またご報告します。

銀行家の屋敷

2006年01月03日 02時10分11秒 | おフランス生活
今日は久しぶりに快晴、というわけでMusée Jacquemart-André(ジャックマール・アンドレ美術館)でやってるDavid(ダヴィド)展を見に行った。

ダヴィドはフランス革命前後に活躍した画家で、ナポレオンのアルプス越えを描いたもの(写真)をはじめナポレオンの有名な絵を何点か残している。御用画家ってところかな。なかなか上手(って芸術家に対して言う言葉じゃないか)。

ところでこの美術館、銀行家が自分の豪華な屋敷にルネサンスなどの美術品を貯めこんだもの。銀行のオーナーって儲かるんだな。いやほんとにすごい屋敷。いつかこんな家を建てるぞ、オー!

正月番組

2006年01月02日 02時22分20秒 | おフランス生活
フランスの正月番組はあんまし面白くない。日本のも別に好きやないけど。
なんとなくセットとかは日本のと似てるけど、盛り上がり方が足りない。
フランス語がもっと分かったとしても大して違わへんと思う。

写真のゴレンジャーみたいなのって、これから何するんやろ、って一瞬期待させられたけど、司会者と2分くらい絡んで出番終了。会場の笑いもなし。
っていうか、そこまでやるんやったら何かかぶればどうやろ?

そういえば、出演者がしゃべったセリフを字幕に出すのって、まだ日本では一般的なのか?アレ、最初のうちは良かったけど、頻度が増すにつれてだんだん鬱陶しくなってきてた。日本語(漢字)の勉強とか、耳の遠い人にはいいのかな?