内的変化を起こすのにもっともうってつけの人って、どんな人だと思います?
それは、大きな災厄が降りかかるなどして このうえなく辛く苦しい立場にいる人です。
幸せだったり安泰だったりするとき わざわざ変化を起こそうなんて思わないけれど、苦しければ苦しいほど なんとかしなくてはと必死になるものだから。
「このままではいられない、この窮地を脱するためならどんなことでもする」 というとき、人は思いがけないパワーが出せるものです。
俗に言う 「火事場の馬鹿力」 ですね。
なんとかせねば、このまま終ってたまるか、という必死さ懸命さこそ、人が大きな変容をとげるための最強のモチベーションとなりうるのです。
最大のピンチの中にこそ、最大のチャンスの芽がある。
ただ、芽はあくまでも芽であって、それを育てて力に変えるかどうかは その人次第なんですね。
いまの自分が理想と違う生き方をしているのはわかるが、どうしたら望む生き方ができるのかわからない、というときは、知覚できない意識の奥に もともと自分のものではなかった否定的観念 ・ 貴秋言うところの “バグ” が入り込んでいると思って まず間違いないでしょう。
このバグは、すでに何度も申し上げているように 望まないことが起こったときの負の感情やからだの感覚をしっかり感じて受け止めることで解除が可能ですが、こういう情報を目にして さて実践するか、する氣が起きるかどうか。。。。そこが問題です。
この点、もっとも変化を起こす確率の高いのが、もっとも大きなピンチに見舞われている人なのです。
内的変容を起こすプロセスは、自転車に乗れない人が乗れるようになるための練習と似ています。
乗れる人からさまざまなアドバイスや手助けはしてもらえるけれど、さいごは自分ひとりで とにかくやってみるしかない。
失敗を重ねながら 体験的に情報を増やして、その中からこれだ! というコツをつかみ取るわけですね。
だから どうしても乗れるようになりたい! という意欲がなければ、何度引っくり返ってもあきらめず 乗れるようになるまでがんばる氣力なんて出てこない。
意識を変えるのも同じことです。
知覚のしようがない潜在意識の書き替えなんて、真剣に取り組む氣力や粘り強さがなければムリでしょう。
そういう意味で、いまもっとも幸せに遠いところにいる人ほど、逆説的に幸せを手にするチャンスも大きいのです。
コロナ騒ぎも一年以上の長きにわたり、先が見えないまま苦しい生活を強いられている人も多いと思います。
その中でもとりわけ苦しい思いをしている方々に この情報が届けばいい、自分たちこそ真の幸せにもっとも近いところにいるんだと知ってもらえたら。。。。と願う貴秋です。