写真キャプチャーCr.natkal
本文キャプチャーCr.wode_hyuk
撮影中ずっとチョコがあなたばかり見つめて、カメラを見てもらうのにちょっと苦労しました。
実はちょっとそういう面があるんです。チョコが人見知りするので、何人かいてもいつも僕の所に来て、膝に座ってるんです。照れくさいけど、そういう時は胸がいっぱいにもなります。
今日の撮影はどうでしたか？チョコと一緒にグラビアを撮ったのは初めてですけど。
チョコといろんなことを一緒に分かち合いたいし、残したいです。それでグラビアも一緒に撮ってみようとやったことなんです。他の時より気楽にできたし、思い出に残ると思います。ただ、チョコがちょっときつかったみたいです。知らない人10人もがチョコ～って呼ぶなんて。
チョコが初めて飼った犬ですか？
子犬の頃から育てたのは初めてです。よその家の犬をしばらく預かって世話したことはあるけれど、本当に“うちの犬”というのは初めてです。言うなれば、本当の“家族”です。僕が高校1年の時姉に彼氏がいて、その人が姉にチョコをプレゼントしたんです。その時から、チョコが僕の人生の贈り物になったように思います。高校2年か3年の時、ドアを開けておいたら、チョコが家を出て行ったことがあって。練習室に行かなきゃいけないのに、チョコを探して行けませんでした。隣の家のおばさんがやっと見つけて下さったんですけど、その日一日中チョコを探してさまよいながら呼んでました。
もう10年を越しています。その間、チョコと過ごして一番“贈り物”だった日はいつですか？
他の人にとっては他愛もないエピソードかもしれないけど、僕には本当に幸せな日でした。イトゥクと一緒にKiss The Radioをやっていた時、チョコをスタジオに連れて行ったことがありました。ちょうど録音をする日だったんですけど、2時間動きも吠えもしませんでした。その時一緒にいたスタッフみんなが“どうやったらこんなわんこになるの”って驚いてました。
スーパージュニアのメンバーもペットを飼っているようですね。
カンイン、ソンミン、ドンヘ、シウォンです。そうだ、参考までに、シウォニはもともとペットを飼うつもりは全くなかったんですけど、僕とチョコを見ていてそんな気持ちになったみたいです。犬と人が人と人みたいに近づけるってことを。以前、チョコを連れてテレビ（の収録）に行ったことがあるんですけど、シウォニが近づいて来て、真面目に聞いたんです。“そのコは捨て犬なの？”って。すごく真面目だったから、返事もできないでいたんですけど、彼によるとチョコの眼が本当に澄んでいて純真で悲しそうに見えたんだと。とにかく、チョコをを見てそう考えるようになったのは確かです！
チョコは実家にいると聞きました。あなたは宿舎で生活して。
一ヶ月に一回チョコに会うのがやっとの時もあります。だから、家族よりもっと会いたくなる時もあるんです。電話をすれば家族とは声なんかを聞くことができるけれど、チョコは電話もできないし。それで、時間ができれば朝夜を問わず家に駆けつけて、チョコに会います。
恋人とのラブストーリーを聞いてるみたいです。
“愛”という言葉ひとつでは、この細かな感情をみんな表現することはできないと思います。人に対しては感じられない、また違った愛の感情です。代償を望まず、僕が何をしても変わらず僕を愛してくれる存在。寂しいとき、チョコに一層会いたくなるんです。人と接する時は、“この人が変わったんだな”と思って、傷ついて悲しくなる時がありますが、犬はそうではないんです。いつも僕に頼っているそんな感じ。
落ち込んだ時、慰めてくれる感じ、そんな相通じる瞬間もありますか？
ペットを飼っている人なら、誰でもあると思います。チョコの瞳を眺めていると、僕を理解しているような感じがするんです。映画やドラマでそんな場面がありませんか。彼女と別れて、“私をあんなに可愛がってくれたオンニはもう来ない。だから君も忘れろ”って、ペットに話すような。僕もそうです。だけど、チョコは本当に僕の言葉がわかるみたいです。表情が微妙に変わると言うか。
それなら、チョコを飼って、理想のタイプが変わったんじゃないですか？動物が好きな人だったらいいとか。
犬が嫌いでなければいいです。好きであることまで望むのは無理だと思います。だけど、“チョコが好きなら”いいです。チョコが好きな女性なら、いい人だと思います。ただの実感です。
12年間積み重ねた共感や信頼はものすごいと思います。末長く一緒にいたいでしょうが、チョコの栄養管理をしてます？
チョコに栄養のいいものをあげたり、管理したりということは徹底していません。うちの家族は“愛情をたっぷりあげれば元気になるし、性格もまるくなる”と思っています。今考えても不思議なんですけど、特別な管理はしてなくても、これまですごく健康に育ったんです。“人と違うことはないんだな、愛情を受けているということは、本当に大事なことなんだな”って、ふいに気づくんです。
後々、犬や動物のためにボランティアをしたいという思いもあります？
正直に言えば、犬や動物が好きでチョコが好きなんじゃなくて、ちょうど僕が大好きなチョコが犬だったんです。本当に、後に、長い時間が過ぎて、チョコが僕の側を離れたら、その時にはチョコを思い浮かべながら、何か始めるような気もします。今は全ての愛情をチョコだけに注ぎたいです。チョコはまだ12歳、僕にはまだ幼いわんこだから。
